平和とくらし  #茨木市議会議員 #山下けいきの日々是好日

平和憲法が私の原点。鹿児島の吹上浜、桜島が原風景。毎週阪急3駅、JR2駅の5駅をのぼりを背負ってアピールランしています。

茨木市職労大会に出て、昔のことを思い出しました。

2008年07月17日 |  #玉島 #平田 #阪急東 #茨木市議会議員
先日の青空に浮かぶ白雲、今日も暑かった

 茨木市職労大会で挨拶。もともと社会党の私が市職労大会に呼ばれることなど十数年前は考えられないことである。私が議員になった1980年頃の社会党はいわゆる組織割の市議選だった。自治労は中井議員の割当てで、茨木市役所職員に私が働きかけることはなかった。

 組合の役員選挙では共産党系と社会党系に別れ、社会党系の「働く仲間」との付き合いがそれなりにあった。当時「働く仲間」は漢字コンピュータ導入に反対していて私は共感を持っていた。
 また「働く仲間」に所属する学校給食の調理員さんが合成洗剤を食器洗いに用いることに強く反対し、せっけんに切り替える際、私は全面的に応援した。主査試験反対も真剣に取り組んでいたのである。
 市長べったりで労組らしさをほとんど感じさせない現在の自治労・市労協からは考えられないが、それなりにがんばっていた時代があった。自治労・市労協にはきついことを言うかもしれないが、もちろんがんばる労組に復活してほしいと願っている。

 今日の挨拶でも少しふれたが大衆団体であれ、政党であれ、大きくなればなるほど意見の違いは出てくる。当然の話だ。時には主流、反主流にはっきり分かれ、役員選挙で対立することもある。しかし同じ組織体にとどまる限り、それは組織の活性化につながることも多い。それぞれが役員選挙で多数を得るために理論や実践で鍛えられ、どちらとも固まっていない組織内外への働きかけを行うからである。
 ただ度が過ぎると組織内対立に嫌気がさして離脱や組織分裂につながることもある。しかしその直前までは意見の多様性は自明のこととして組織は引き受けるべきだというのが私の考えである。執行部としてはつらいかもしれないが、一枚岩は強いようで局面によってはもろさにもなる。

 日本社会党が党内対立で二本社会党と揶揄された時代、大阪では知事選をめぐってそれは現れた。社青同、労組青年部を軸とした左派は黒田革新府政の継続、府議を中心とした右派は社公民で共産党と対決した。私はもちろん黒田革新府政の継続で共産党とも連携すべきだとの立場をとった。対立に近い意見の違いはあったが右の大友が委員長、左の山下が書記長として存在することで茨木の社会党はそれなりの強さが持てたと私は自負している。

 私は「社会党というが右の大友がいるやないか」と言われ、大友氏は「左の山下がいるやないか」とそれぞれの周辺からぶつくさ言われながらも、仲良くやっていたのである。これが右派だけ、左派だけだったらどうだったか。私は左派中心になってほしいと心底願ってはいたが、右派を切ればいいとは思わなかった。左派中心だが右派もいる社会が党大きくなり共産党と連携して政治を変えていく。それが私の夢だったし、現状は極めて厳しいが社共中軸の考えは今も変わらない。

 ついでに言えば大友氏の選挙を最も真剣に取り組んだのは私だった。自他共にとなるかどうかはわからないが・・・。大友氏は議員が最大の神経を集中する選挙で熱心に動く人間を、考えが左だからと切るわけにはいかなかった。それにもともと主義主張が強くあって議員になったわけではない。右、左を意識せざるを得ない議題が上っている党会議を別にすれば気にもならなかったというのが実際のところだろう。
 市議選の組織割では冷遇されたが、それなりの配慮もあった。選挙や安威川ダムで対立する党会議をのぞけば、極めて良好な関係だったと思う。それは大友氏が人間的に憎めない面をたぶんに持っていたのも大きかった。
 だから1992年の市長選の際、大友氏に年末年始にかけて立候補取りやめを最も強く働きかけたのは私だったし、残りの4市議もそれを強く望んだ。ただ本人が立候補する以上、恥ずかしい選挙にしたくないとがんばったのも私だった。1992年の市長選がひとつの大きな契機にはなったが、市長選がなくても今とそう変わらない政治の道だったと思う。

 以上閑話休題で横道に逸れすぎたが、市職労には大きな期待や親近感もある。未成熟な民主主義と階級意識が一般的な日本社会の中で、支配層の意向を受けたマスコミが公務員バッシングに余念がなく、それにひきずられる市民も多くて、大変だが、ぜひひるむことなく闘いを非正規まで広げ、陣形を強化してほしい。闘うことでしか労働者は生きられない。そう思っています。


今日のyoutube(しばらくは洋楽を中心に紹介しています) 

Cliff Richard - Congratulations

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