中国人や朝鮮人たちもこの門を・・・

　私の故郷にあった万世飛行場と特攻平和祈念館についての記載がありました。


　
南日本新聞・南風録

　中国人や朝鮮人たちもこの門をくぐっただろうか。砂丘の向こうから吹く風には故国のにおいを感じたかもしれない。南さつま市の陸軍万世飛行場跡の門のことだ。

　飛行場は戦局が悪化した１９４３年夏に着工した。だが青壮年は兵隊にとられ重機も故障がち。頼りは近辺の女性や高齢者らで、隣国からも動員された。飛行場跡の特攻平和祈念館の案内は「朝鮮人労働者５～６００人、中国人の捕虜約１００人が就労した」と記す。

　過酷な労働や伝染病、空襲で落命した人も多い。当時の資料を集めている地元の鮫島格（いたる）さんは「彼らの存在や犠牲を示す公的な記録はほとんど見当たらない」となげく。それだけに祈念館の記述には救われる。

　東京大教授加藤陽子さんの近著「戦争まで」（朝日出版社）の指摘も重い。中国国民党と日本の同盟の可能性に触れ、理不尽な戦争への罪悪感や責任感が先に立つだけなら、敵国と結ぼうとした中国の主体的な意思決定に鈍感になる―と。

　今年は日中国交正常化から４５年。中国の外相は日中が戦端を開いた盧溝橋事件から８０年でもあるとし、「日本には歴史の逆行をたくらむ者がいる」と語った。

　発言は日本向けだろうが、加藤さんに学べば中国内の引き締めも透ける。砂地に痕跡を追うような鮫島さんの探索と加藤さんの多面的な歴史の分析。双方相まって、隣国との友好が紡がれると信じたい。


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HK & Les Saltimbanks "On l�・che rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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