がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

1号機の炉心溶融は人災か?

2011年12月12日 | 原発
1号機の原子炉を冷却する非常用復水器(IC)が津波襲来から1時間以内に再稼働した場合、

炉心溶融に至らなかったことが8日、原子力安全基盤機構(JNES)の解析で分かった。

ICは電源が失われても動く唯一の冷却装置だが、ICにつながる配管の弁が閉じ、機能を果たせなかった。

迅速に弁を開ける方法を準備していれば、炉心溶融は避けられた可能性がある。

1号機は3月11日の津波で全電源を喪失、原子炉に水を注入する緊急炉心冷却装置が使用不能になった。

2系統あるICは放射性物質を閉じこめるため、電源喪失に伴い弁がすべて閉まるよう設計されており、

地震発生後は断続的に動いたが津波後に閉じた。

2時間40分後の午後6時18分、蓄電池が復旧して弁が開き、7分だけ稼働したものの、

運転員がICの冷却水不足を懸念し手動で停止。再稼働はさらに3時間後だった。


解析によると、IC停止から約1時間後に冷却水につかっていた炉心が露出。

露出後は温度が上昇し、水素が発生し始めてICの効率が低下するため、炉心溶融を回避するのが

難しくなったことが判明した。

ICを再稼働させるには、運転員が現場に行き、弁を手動で開く必要があったが、「真っ暗で線量の

高い現場に行ってすぐにICを復旧させるのは無理だった」と東電が説明している。


どうも、運転員を始め炉心溶融を想定できていなかった事が、その後の対応を後手後手に回して

しまったのではないだろうか?


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