SFTS(severe fever with thrombocytopenia syndrome重症熱性血小板減少症候群)で死亡事例…。
これからキャンプシーズンというのにどうしましょう。
職業柄ちょっと解説させていただきましょう。
これがマダニです。
体長3mm程度。咬む時は皮膚の中に頭を突っ込みます。
咬まれても痛くも痒くもありません。
ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニといいまして、いわゆるハウスダストの一因になる家にいるダニです。大きさが全く小さいです。
これは今回のマダニとは全く別ものでアレルギー物質です。
これからキャンプの季節になるのですが、草原で横になるのもはばかりますねぇ。
横にならないまでも、犬などのペットを草ッパラで遊ばせてくっついて家に持ち帰られるのも恐い。
特効治療はありません。対処療法になります。
早く原因ウィルスが突きとめられるといいのですが。
【厚労省通達により情報提供を求める患者の要件】
●38度以上の発熱と消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血のいずれか)を呈する。
●血小板減少※、白血球減少※及び血清酵素(AST、ALT、LDHのいずれも)の上昇がみられる。
※血小板(10万/mm3未満)、白血球(4000/mm3未満)
●上記症状を呈し、集中治療を要する若しくは要した又は死亡した者。