GLASS ASOBI TOM

がんちゃんのドキドキ手作りガラスと
奮闘育児ライフ♪

流産とテレビチャンピオン

2009年03月16日 | つぶやき
「心拍がない」と先生に言われても、実感はなく、
今はたまたまで、明日になったらまた動いてくれるんじゃないかと、
手術するって決めるのがつらかった。
それからが、ずっとマイナス思考になっていた。
1度目は偶然かも、、、
2度目は、妊娠した時から、ずっと不安で、、、

3度目の流産の手術が終わって、
まだ麻酔が完全にさめていない頭がボーッとしている時、
電話があった。
もう今はやっていない「テレビチャンピオン」という番組の
ガラス選手権予選に受かり、出場決定したという連絡だった。

私自身もちょっと無理だと思ったし、まわりもみな反対する中、
主人だけが
「全力で応援するから、せっかくのチャンスをいかしてほしい!」

その言葉に後押しされて、出場した。
電話があってから撮影当日までの準備期間の10日間、
私なんかより もっとすごい先生いっぱいいるのに私でいいんだろうか?と
プレッシャーで寝れなくて、
作っても作っても割れて、
4キロやせた。

結果は1回戦敗退。
こんな弱気では勝てるわけがない。

でも、撮影当日は、いったん緊張感が薄れていくと、
それからはめちゃめちゃ楽しくなって、
2週間ぶりにぐっすり眠れた。
休憩時間に対戦相手とおしゃべりしたり、
いろんな技が間近で見れて、
テレビ撮影という また貴重な体験をした。

本当は手術後、不育症の検査をする予定だったのに、
その後もバタバタと忙しくなっていまい、検査しそびれてしまった。
だから、原因はわからない。

そのバタバタになんとなく慣れてきた頃、妊娠がわかった。
この子は、何が何でも、絶対、
自分のおなかの中で育て産むんだ!
と強く強く思い、
それからいっさい仕事(2年半ぐらい)受けなかった。
その子も もうすぐ3歳。
その後も一度繋留流産した。

先日主人が、「あの時出場してよかったでしょ!」
「出ていなかったら、ずっとずっと泣いていたかもしれないね」と言った。

私は、主人に、強制的に、
赤ちゃんへの悲しみやマイナス思考の渦から 
引っ張り出してもらったんだなあ~と
はじめてわかった。
流産は、思っている以上の人が経験していたが
本当につらい。
ふと 悲しみの渦に迷い込んでしまう。
コメント (8)
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