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いとこが　４２歳で亡くなった。
突然　心筋梗塞みたいなのがおきたらしい。
小学生の時以来　ほとんど会っていなかった。
遺影と棺桶の中の顔と、子供のころの顔が、どうしても結びつかなかった。

葬式後、いとこの旦那さんが話してくれた。
長距離運転手の旦那さんの所に、泣きじゃくる下の女の子からの電話。
その傍らでかすかに聞こえる、長女（中１）の冷静な救急に連絡する声。
何が起きたのかわからず、病院へ着くと
心肺停止状態になりかけたのが、いったん息をふきかえした。
もちかえしてくれるかと期待していたが、帰らぬ人になった。

通夜葬式で、静かに泣く下の女の子。
上のお姉ちゃんは、感情をおしころしてぐっとがまんしている。
おじさんのちっちゃくなった背中と、力無い悲しい顔。
おばさんのこらえる気丈な顔。
ふるえ泣くいとこの妹二人。

いとこは、親の仕事を手伝って、
いっぱしにユンボを操縦するような男勝りだった。

親戚のおじやおば、他のいとこたちにも、本当に久々に会った。
他のいとこたちも、私の知らない人生を歩んで、
いつの間にか大人になっていた。
みんな大切な家族をもって、日々の生活におわれていた。

なんだか、私だけ、のほほんと生きているように感じた。

人生何があるかわからない。
一日一日、精一杯いきたい！そう思った。