ここしばらく制作していた、お野菜のかぶりものしたちびっこガラスたち。
全部で19種類のお野菜さん。
「日本の野菜を美味しく食べよう!」をテーマに、
だれもに好かれるほんわか優しいお野菜のキャラクターを提案してくださいと依頼されました。
ここ半年、展示会と並行して。
はじめ、カラフルなお野菜さん数種類を2タイプで イラストデザイン提案しました。
お野菜そのものに顔がついて、手足が伸びているAタイプと、
お野菜のかぶりものをしたちびっこBタイプ。
その後、キノコやコーンなど追加のお野菜12種のキャラクターデザイン依頼が来て、
最初に思い浮かんだ手足がそのまま伸びている方が、
野菜キャラクターとしてインパクトがあるんじゃないかとその時は思い、
Aタイプの方で、キャラクターデザインをして提出しました。
そして先日、花札の中にお野菜さんがいるホルダーが届き、
ガラスを始める前の夢がかなってすごくうれしかったです♪
その後、今度はBタイプの方もモヤシや枝豆など12種類デザインするように依頼が来ました。
もう、そのころには、ガラスで作るなんて考えはなく、自由に平面だからできるデザインで楽しみました。
大変喜んでいただき、次はどんなアイテムができあがってくるかな~~なんて楽しみにしていたら、
今度は、Bタイプのお野菜さんたちをガラスで制作依頼が!!
3次元に表現するのに技術的に不可能な場合は、
お皿や箸置きなどに平面でもよいのでガラスで制作してくださいとのことでした。
平面でも大変で ガラスにホントにできるんか?って一番思っていたのが、このコーンちゃん。
形だけなんとか作って、コーンのツブツブは絵付けにしようか、
それとも、お皿に絵付けのがいいか?逃げる事ばかり考えてましたが、
いざ、バーナーの前に向かって、作業しはじめたらなんかイケる気がして、
ツブツブを熔着していき、
顔もかわいくでき、
葉っぱを熔着する頃には、祈る気持ちでいっぱい。
一発勝負、途中で修正なんてできないから、もうそれはそれは集中しました。
なんだかうれしくてうれしくて、みんなに見てもらいたい衝動が。。。
ほかにも、さやいんげんくんは、
細長く吹いた先にポンテをつけて、全体をよくあぶりクルッと曲げて、
その中央あたり1点を熱して吹き破り穴をあけ、
そこにもう一本の吹き竿を熔着して、最初の吹き竿をはずしながら形ととのえふさいでいく。
宙吹きや、酸素バーナーでの管ガラスの技術としてデモンストレーションは見たことあったけど、
それをこんな小さいソフトガラスでやれるとは、自分でもビックリな瞬間でした。
でも、この子はなかなかかわいらしいお顔ができず、苦戦しました。
えのきちゃんは、一色のひとふさの塊でありながらも、ひとつひとつのえのき部分をどう表現するか?
平面で難しかったことは、立体ではもっともっと難しいです。
これは、クリアをかぶせたパーツを一つづつ作り、
全体の塊にも、のせていく一つ一つのえのき部分にもクリアでコーティングすることによって解決。
ガラスらしい表現ができたと思います。
もっといい方法はほかにもあるかもしれないけど、
ひとつひとつのお野菜さんにとって、
何が一番大切か?色なのか形なのか、かわいらしさなのか、
メガネ、お花、葉っぱは必要なのか、
それを見極めて、それぞれにあった制作を考えていきました。
自然界の複雑な色合いを表現していくことより、
パッと見て伝わるとか、
かわいらしい感じなるよう、
一番大切な部分にポイントを絞り、デザイン上省略できる部分は省略していく。
グラデーションで制作していたら、どうしても割れてしまうガラスの色の組み合わせの時は、
一番似ている配色ではないけれど、色を変え透明色を重ねて表現したりしました。
19のお野菜さん、平面に逃げることなく、全部立体の真っ向勝負で出来上がり、
ズラリと並んだのを見た瞬間、もう手放したくないっていうか、
お野菜の形のおうちの時計やカップなどのまわりに、この子たちを散りばめて飾ってみたいな~~って、
もう少しそばにいてほしいなあって気持もちょっぴり。
お野菜さんは、どの子にも、クルリンっ触覚みたいなものがついているので、
配送中にそこがもげてしまわないか、めちゃめちゃ不安で、
昨日、直接お届に銀座まで行ってきました。
箱を開けた瞬間から、ワクワクしているのがすごく伝わってきて、とっても喜んでいただけました。
なんか、卒業制作が終わったような、ひとつの展示会が終わったような、、、
頑張ったな~~ってつくづく。
私にとって、今回のこのお仕事でたくさんの引き出しができました。
「キャラクター、一緒に育てていきましょうね」という言葉。
もう少し続きがあるかもしれなけど、とりあえず一段落しました。
これで、前進できます!
昨日は、せっかく銀座に行ったので、
「井上菜恵子展 ~星空のうた~」を見てきました。

心揺さぶられる作品でいっぱいの空間に、とっても勇気と元気をもらいました。
もっと好きを追求しよう!そんな気持ちになりました。
全部で19種類のお野菜さん。
「日本の野菜を美味しく食べよう!」をテーマに、
だれもに好かれるほんわか優しいお野菜のキャラクターを提案してくださいと依頼されました。
ここ半年、展示会と並行して。
はじめ、カラフルなお野菜さん数種類を2タイプで イラストデザイン提案しました。
お野菜そのものに顔がついて、手足が伸びているAタイプと、
お野菜のかぶりものをしたちびっこBタイプ。
その後、キノコやコーンなど追加のお野菜12種のキャラクターデザイン依頼が来て、
最初に思い浮かんだ手足がそのまま伸びている方が、
野菜キャラクターとしてインパクトがあるんじゃないかとその時は思い、
Aタイプの方で、キャラクターデザインをして提出しました。
そして先日、花札の中にお野菜さんがいるホルダーが届き、
ガラスを始める前の夢がかなってすごくうれしかったです♪
その後、今度はBタイプの方もモヤシや枝豆など12種類デザインするように依頼が来ました。
もう、そのころには、ガラスで作るなんて考えはなく、自由に平面だからできるデザインで楽しみました。
大変喜んでいただき、次はどんなアイテムができあがってくるかな~~なんて楽しみにしていたら、
今度は、Bタイプのお野菜さんたちをガラスで制作依頼が!!
3次元に表現するのに技術的に不可能な場合は、
お皿や箸置きなどに平面でもよいのでガラスで制作してくださいとのことでした。
平面でも大変で ガラスにホントにできるんか?って一番思っていたのが、このコーンちゃん。
形だけなんとか作って、コーンのツブツブは絵付けにしようか、
それとも、お皿に絵付けのがいいか?逃げる事ばかり考えてましたが、
いざ、バーナーの前に向かって、作業しはじめたらなんかイケる気がして、
ツブツブを熔着していき、
顔もかわいくでき、
葉っぱを熔着する頃には、祈る気持ちでいっぱい。
一発勝負、途中で修正なんてできないから、もうそれはそれは集中しました。
なんだかうれしくてうれしくて、みんなに見てもらいたい衝動が。。。
ほかにも、さやいんげんくんは、
細長く吹いた先にポンテをつけて、全体をよくあぶりクルッと曲げて、
その中央あたり1点を熱して吹き破り穴をあけ、
そこにもう一本の吹き竿を熔着して、最初の吹き竿をはずしながら形ととのえふさいでいく。
宙吹きや、酸素バーナーでの管ガラスの技術としてデモンストレーションは見たことあったけど、
それをこんな小さいソフトガラスでやれるとは、自分でもビックリな瞬間でした。
でも、この子はなかなかかわいらしいお顔ができず、苦戦しました。
えのきちゃんは、一色のひとふさの塊でありながらも、ひとつひとつのえのき部分をどう表現するか?
平面で難しかったことは、立体ではもっともっと難しいです。
これは、クリアをかぶせたパーツを一つづつ作り、
全体の塊にも、のせていく一つ一つのえのき部分にもクリアでコーティングすることによって解決。
ガラスらしい表現ができたと思います。
もっといい方法はほかにもあるかもしれないけど、
ひとつひとつのお野菜さんにとって、
何が一番大切か?色なのか形なのか、かわいらしさなのか、
メガネ、お花、葉っぱは必要なのか、
それを見極めて、それぞれにあった制作を考えていきました。
自然界の複雑な色合いを表現していくことより、
パッと見て伝わるとか、
かわいらしい感じなるよう、
一番大切な部分にポイントを絞り、デザイン上省略できる部分は省略していく。
グラデーションで制作していたら、どうしても割れてしまうガラスの色の組み合わせの時は、
一番似ている配色ではないけれど、色を変え透明色を重ねて表現したりしました。
19のお野菜さん、平面に逃げることなく、全部立体の真っ向勝負で出来上がり、
ズラリと並んだのを見た瞬間、もう手放したくないっていうか、
お野菜の形のおうちの時計やカップなどのまわりに、この子たちを散りばめて飾ってみたいな~~って、
もう少しそばにいてほしいなあって気持もちょっぴり。
お野菜さんは、どの子にも、クルリンっ触覚みたいなものがついているので、
配送中にそこがもげてしまわないか、めちゃめちゃ不安で、
昨日、直接お届に銀座まで行ってきました。
箱を開けた瞬間から、ワクワクしているのがすごく伝わってきて、とっても喜んでいただけました。
なんか、卒業制作が終わったような、ひとつの展示会が終わったような、、、
頑張ったな~~ってつくづく。
私にとって、今回のこのお仕事でたくさんの引き出しができました。
「キャラクター、一緒に育てていきましょうね」という言葉。
もう少し続きがあるかもしれなけど、とりあえず一段落しました。
これで、前進できます!
昨日は、せっかく銀座に行ったので、
「井上菜恵子展 ~星空のうた~」を見てきました。

心揺さぶられる作品でいっぱいの空間に、とっても勇気と元気をもらいました。
もっと好きを追求しよう!そんな気持ちになりました。
