【目の前の海で凍っている天然ガスのメタンハイドレートも含め、資源があるのに、それだと値段が安くなってしまうから、マージンが少ない。そこに自由民主党が最も甘んじて来たからですよ。既成派閥もそれによって成り立っているから、変えたくないのです。】
☆日本中央行政府関連実施機関による領海・排他的経済数域内の資源調査再開は憲法改正加速か>
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By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2021-11-02 更新:2021-11-02
岸田総理は「憲法改正します」と言う岸べき ~青山繁晴参議院議員
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月2日放送)に作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。岸田総理が憲法改正へ向け「精力的に取り組んで行く」と語った記者会見について解説した。
〇改憲勢力
〇岸田総理は「憲法改正します」と言わなければならない ~衆院選前から3分の2以上の賛成を上回っている
青山)「憲法改正します」と、当然言わなければならないのです。それと「改憲勢力」に関しては、憲法第96条に「総議員の3分の2以上の賛成を経て、はじめて国民投票にかけられる」ということが書いてあるのですが、憲法ができてから、この条項は1度も使われていません。ですから、「使え」と言っている私は護憲派なのです。
飯田)国民投票にかけられると。
青山)憲法自身が「改正してください」と、なかから訴えているわけです。その立場で申し上げると、総選挙の前から衆議院の改憲勢力は、必要な310議席、3分の2を上回っているのです。初めて上回ったわけではない。
〇3分の2以上の賛成を得て国民投票
〇自由民主党を含め、日本は敗戦利権に甘んじて来た
飯田)どこを変えるかという議論まで、自民党は改憲の草稿も出していますし、ここまで遅々として進まないのはどうなってしまっているのだろうと。
青山)それは自由民主党も含めて、敗戦利権に甘んじて来たからです。
飯田)敗戦利権。
青山)日本では敗戦利権という世にも奇妙なものが、敗戦後の76年間、支配しているのです。日本は資源がなくて戦争に負けたのだから、資源があって戦争に勝った側の言うことを聞かなくてはいけませんねと。逆に言うと、「そこに安全保障あるいは外交もおあずけしてしまいましょうね」と。「自分たちのことだけ考えればいいのですよ」というやり方が、権益になっているわけです。
飯田)権益に。
青山)だから資源なども外国から輸入すればいい。当然、輸送費もかかるし、値段も「ドン」と高くなる。値段が高いと、そこから出るマージンも大きくなる。目の前の海で凍っている天然ガスのメタンハイドレートも含め、資源があるのに、それだと値段が安くなってしまうから、マージンが少ない。そこに自由民主党が最も甘んじて来たからですよ。既成派閥もそれによって成り立っているから、変えたくないのです。
飯田)変えたくない。
青山)憲法を変えられない、野党が反対しているからけしからんではなくて、自分が変えたくないからですよ。だからなかから突き破らなければならないので、主権者から「自由民主党は引き続き政権を担当せよ」と信任を得た以上は、その責任があるのです。
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