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リスク,弧状列島19/8,脱携帯・ソフトバンクGに潜むリスク孫氏「投資会社化」1兆円超え利益の内実

2019-08-09 11:02:47 | 連絡
長年にわたってSBGの主力を担ってきたのは、ブロードバンドや携帯電話といった通信事業だった。だが、昨年12月には傘下の携帯会社ソフトバンクを東京証券取引所に上場させ、出資比率は99・9%から63・1%に低下した。
 さらに13年の買収後、米携帯3強の一角を目指してきた米携帯4位のスプリントは、同3位のTモバイルUSとの合併にめどが立ったことに伴い、早ければ7〜9月期にも連結子会社から外れる見通しだ。SBGによる両傘下携帯会社の事業運営への関与は薄れる見込みで、孫氏は「SBGが通信会社という残存イメージは事実と異なってきている」と話す。
こうした中、孫氏が新たな中核に据えるのが、10兆円規模の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」だ。世界の機関投資家から資金を集めて17年に第1弾を設立し、これまでに人工知能(AI)関連のスタートアップ企業など80社あまりに投資してきた。孫氏は「SBGのこれからの姿はビジョン・ファンド一本。AIを武器に革新しようとする会社のみ投資を行う。投資は今からどんどんリターンを得ていく」と安定成長に自信を示した。
 ただ、「投資会社化」には死角もある。SVFなどから得られるSBGの収益の大半は、未上場株式の評価益や会計上の利益が占める。今回の1兆円の最終利益も、過去の株売却に関わる利益を遅れて計上したもので、一時的な会計上の利益押し上げに過ぎない。一方、17兆円もの有利子負債を抱え、利払いが財務を圧迫する構造は続いている。孫氏は「スプリントが連結から外れることで有利子負債は5兆円減る」と財務の健全性を強調するが、重要な資金源となってきた携帯会社を切り離すことで、財務運営の難しさが増す可能性もある。



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