[モスクワ 15日 ロイター] -
ロシア政府は15日、米国への濃縮ウランの輸出を制限することを発表した。
米国は昨年、原子力発電所で使用する濃縮ウランの4分の1をロシアから輸入しており、供給リスクが生じるとみられる。
米国では5月、ロシア産ウランの輸入を禁止する法律が成立した。
ロシアは、
今回の一時的な制限はこの措置に対応したものだが、
供給上の懸念がある場合には2027年まで出荷を継続できる免除条項も含まれるととした。
ロシアは世界第6位のウラン生産国であり、
世界のウラン濃縮能力のうち約44%を占める。
23年には、
米国と中国がロシアのウラン輸入国トップとなった。
韓国とフランスがそれに続く。
ロシアのプーチン大統領は9月、
西側諸国がロシアに対し導入した制裁措置への報復として、
ウラン、チタン、ニッケルなどの輸出制限を検討すべきだと発言している。
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