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航空科学博物館で企画展 紙飛行機の神業触れて 世界的権威、現NTT研究所 二宮康明さん#2024年10月9日#小国智宏

2024-10-09 15:02:46 | 連絡
紙飛行機の世界的権威で、昨年11月15日に97歳で亡くなった二宮康明さんの企画展が、航空科学博物館(千葉県芝山町岩山)で開かれている。
設計した紙飛行機は、長い滞空時間と飛行距離で知られ、二宮さんは「紙飛行機の神様」と呼ばれた。
自作機などを展示し、その偉業や足跡をたどる。
11月17日まで。(小国智宏)
 二宮さんは1926年、仙台市生まれ。
子どものころから、紙飛行機作りに夢中になり、試験飛行を繰り返していたという。
旧制中学時代に航空研究会に所属し、飛行機の原理などを勉強。
航空機開発を夢見ていたが、敗戦で日本の開発は禁止されてしまう。
東北大学工学部を卒業後、電気通信省(現NTT)に入省し、研究所に勤務した。
 67年に米サンフランシスコで第1回国際紙飛行機大会が開かれることを知り、改良しながら競技用機を作製。大会で、4部門のうち滞空時間、飛行距離の2部門で1位となって初代グランプリを獲得した。 
同年、雑誌「子供の科学」で、紙飛行機の折り込み付録の連載がスタート。
連載は2016年まで続き、全国の子どもたちを魅了した。
紙飛行機作りの単行本なども多数出版。紙飛行機キットも人気を呼んだ。
 1984年に、日本紙飛行機協会を設立し、初代会長に就任。
85年、日本で初めての全国大会であるJALカップが開催された。
紙飛行機教室などで作り方や飛ばし方を指導した。「紙飛行機の飛ばせる原っぱが都市部にも必要」と訴え、原っぱが主体の東京都立武蔵野中央公園(武蔵野市)の誕生にも尽力した。
 生涯で3千機以上を設計。
滞空時間や飛行距離が長いだけでなく、美しく独創的なデザインで世界的に知られた。
 何度も何度もテストを繰り返し、微調整するのが二宮さんのやり方。
紙飛行機の魅力について、生前、本紙の取材に「自分で考え、自分で作ることができる。
今の世の中、開発は大掛かりなものとなったけど、それと同じことが1人でできるのがいい」と話していた。
展示では、二宮さんが製作した紙飛行機23機、直筆設計図10点、「子供の科学」の記事などで業績を紹介する。
 月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。入館料は大人700円、中高生300円、4歳以上~小学生200円。問い合わせは、同博物館=電0479(78)0557=へ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/359320
 
 
 
 



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