東通村/「幼小中一貫教育」がスタート (2012年4月17日掲載)
東通(ひがしどおり)村は本州最北東にあり、津軽海(つがるかい)峡(きょう)、太平洋に面して漁業が盛んです。原子力発電所がある村としても知られています。教育の充実(じゅうじつ)や学力向上に力を入れる「教育の村」を目指していることも特色の一つです。
村役場近くの砂子又(すなごまた)地区にある東通小学校、東通中学校は校舎(こうしゃ)が隣接(りんせつ)していて、小中一貫(いっかん)教育が行われています。小中一緒(いっしょ)に運動会をしたり、小学校から全学年で英語教育を行う村独自(どくじ)の取り組みもあります。
この東通小中学校に隣接して、4月からは「こども園ひがしどおり」が開園しました。
村が目指していた「幼(よう)小中(しょうちゅう)一貫教育」のスタートです。
こども園は、保育所(ほいくしょ)と幼稚園(ようちえん)を一つにした施設(しせつ)で、村の0〜5歳(さい)児216人が入園しました。
これまで村内にあった九つ全ての保育所、幼稚園、児童館が、新しく民間運営(うんえい)のこども園1カ所に統合(とうごう)されたのです。
坂崎隆浩(さかざきたかひろ)園長は「遊びを通じた知育や、音楽などの芸術的(げいじゅつてき)感性(かんせい)を身に付ける保育を進めます。保育内容(ないよう)で日本一の施設にしたい」と話しています。
3月に完成したこども園の建物は一部2階建て、延(の)べ床(ゆか)面積は約3626平方メートル。木材を多く使い、音楽室や美(び)術室(じゅつしつ)もあります。
園児のお父さん、お母さんたちは
「ヒバの木の匂(にお)いで子どもがリラックスできそう」
「一貫教育でのびのび成長してほしい」と期待しています。
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