ニューヨークに観光に訪れた人なら必ず訪れる、アールデコの美しいビル、クライスラービル。
今回のサクセスストーリーの主人公、ウォルター・クライスラーが建てたビルです。
クライスラーは工場の床拭きからスタートして、アメリカ3大自動車会社の一つ、クライスラー社の創業者になりました。
いったいどんな人物なのでしょうか。
〇貧しい鉄道技師の息子に生まれて
ウォルター・パーシー・クライスラーは
1875年、カンザス州の鉄道技師の一家に生まれました。
子供の頃から父の仕事に関心があったクライスラーは、父の職場の工場を遊び場に育ちます。
高校卒業後、クライスラーは工場に就職します。
最初は床拭きの仕事でした。
地味な清掃の仕事に熱心に励んでいたクライスラーは、すぐに整備工主任の目に留まり、整備工見習いになりました。
◇新天地を目指して
見習いとして働き始めたクライスラーは、みるみるうちに頭角を現していきます。
熟練の整備工たちから技術を学び、機械工学や電気工学についても独学で勉強を続けました。
見習いも終わりに近づいた頃、より技術の腕前を磨こうと違う場所で働くことを決意します。
1897年、22歳になったクライスラーは新天地を目指し、故郷を旅立っていきました。
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