仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が全国から集めた義援金を活用し、宮城県気仙沼市に寄贈した移動式の「トイレトレーラー」が6日、同市の安波山でお披露目された。
トイレトレーラーには洋式水洗の3個室あり、1室はバリアフリー対応。けん引車で移動できる。
米国製で約2300万円。
車体には安波山から望む気仙沼の街並みを施した。
車両購入には、サンドの2人が東日本大震災直後に開設した「東北魂義援金」を充てた。
慰問した被災地の避難所でトイレの不便さを多く耳にし、トイレトレーラーの寄贈を決めた。
2人が津波から逃れた安波山で、菅原茂市長が車両の鍵のレプリカを受け取り、感謝状を手渡した。
披露式では震災当日のような雪が舞い、伊達みきおさん(48)は「改めて忘れちゃいけないと思った。
また東北に何度も足を運びたい」と語った。
志願してトイレの使い初めをした富沢たけしさん(48)は「洗浄もあって快適。全国から使いに来てほしい」とおどけた。 トイレトレーラーは安波山の中腹駐車場に置き、来春から一般利用を予定する。市の屋外イベントや、災害被災地への派遣といった活用も想定する。
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