★今回お話を伺った方
●加藤忠相(かとうただすけ)さん
<株式会社あおいけあ代表取締役。1974年生まれ。47歳、東北福祉大学社会福祉学部社会教育学科卒業後、横浜の特別養護老人ホームへ就職。高齢者を支配・管理する介護現場の実情にショックを受け、3年間勤めた後退職。25歳で起業し、株式会社あおいけあを設立。2007年より小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」をスタート。2012年「第一回かながわ福祉サービス大賞」受賞。高齢者の能力を地域貢献に活かすケアは“藤沢モデル”として注目を集め、湘南を中心に取り組みが拡大している。
慶應義塾大学非常勤講師、NPO法人ココロまち理事長としても活動中。
私生活では3人の子どもを育てるパパでもあり、サックス奏者でもある。
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今、介護業界で最も注目を集めている高齢者向け介護福祉施設「あおいけあ」をご存じでしょうか?神奈川県藤沢市の長閑な住宅街にあるその施設には、日々、全国の同業者や行政、大学の研究員など多くの人が視察にやってきます。訪れた人が口を揃えて言うのは「目指すべき認知症ケアの姿があった」ということ。事実、あおいけあを利用するお年寄りの多くは元気になり、要介護度が下がるのだそう。2013年には「第一回かながわ福祉サービス大賞」も受賞し、“藤沢モデル”として大きな注目を集めているあおいケアの介護。一体何が、どうすごいのか、今回はあおいけあさんを訪問してみました!
※あおいけあは、小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」、デイサービス「いどばた」、グループホーム「結」の3つの介護事業所を同じ敷地内で運営しています。
■施設に閉じ込めるケアは「支配」と同じ
■地域参加すれば「被介護者」は「社会資源」になる
■「認知症、よく分かりません」でいい。より良い人間関係を作ることが一番大切
■あおいけあが「特例的な存在」になってはいけない
■見学を終えた感想
「認知症で困っている人が“困らないように寄り添えば”ステキなお年寄りになる」実際にあおいけあで自主的に動くイキイキしたお年寄りを見て、その真意を目の当たりにしました。この日常が実現できるのは、認知症への深い理解と、地域の人が集うようデザインされた空間、お年寄りの強みを活かした関わり、そして働くスタッフの主体性があってこそ。あおいけあの視点や理念が、これからの介護現場のスタンダードになっていくことを願います 。
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