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ザ人物伝 ヴィットーレ・カルパッチョ 概要 生涯 生牛肉料理

2022-01-15 08:48:09 | 連絡
〇概要
ヴィットーレ・カルパッチョ(Vittore Carpaccio, 1465年頃 - 1525年頃)は、イタリア、ヴェネツィア派の画家で、同じくヴェネツィア派のジェンティーレ・ベリーニに師事した。風景描写に優れる。カルパッチョはとりわけ、『聖ウルスラ物語』として知られる、9枚の絵画よりなる連作で著名である
〇生涯
 ヴィットーレ・カルパッチョ(Vittore Carpaccio, 1465年頃 - 1525年頃)は、イタリア、ヴェネツィア派の画家で、同じくヴェネツィア派のジェンティーレ・ベリーニに師事した。風景描写に優れる。カルパッチョはとりわけ、『聖ウルスラ物語』として知られる、9枚の絵画よりなる連作で著名である
 
確かなことは、カルパッチョはジョヴァンニ・ベリーニやアントニオ・ヴィヴァリーニ(en:Antonio Vivarini)などと同様、ヴェネツィアの大きな絵画工房の親方であったラッザロ・バスティアーニ(Lazzaro Bastiani)の弟子であったことである(時として間違えられているが、バスティアーニの師ではない)。バスティアーニ自身の作品は、ウィーンにある『S・ヴェネランダ(S. Veneranda)』、ロンドンのナショナル・ギャラリーにある『聖処女の前跪く Doge Mocenigo 』及び『聖母子』(以前は、カルパッチョのものとされていた)などの絵画において見て取れる。
後年になってカルパッチョは、ジョヴァンニ・バッティスタ・チーマ・ダ・コネリアーノ(1459年頃 - 1517年頃、en:Cima da Conegliano)の影響を受けたように見える(例えば、フェラーラでの1508年の『童貞マリアの死、Death of the Virgin』)。『聖ウルスラ』連作から離れた、『童貞マリアの生涯』や『聖ステパノスの生涯』、そしてベルリンにおける『死せるキリスト』などの分散した連作が、とりわけ言及に値するだろう。
カルパッチョのその他の作品としては、マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館にある1510年の『若い騎士の肖像』、ヴェネツィアのアカデミア美術館にある1515年の『アララット山の1万人の殉教者』(Ten thousand martyrs of Mount Ararat)、ベオグラードのセルビア国立美術館 (en:National Museum of Serbia) にある『聖セバスティアヌス』、同じく『聖なる巡礼者』がある。
〇ヴィットーレ・カルパッチョの名を由来とするカルパッチョという料理がある。
生牛肉にパルミジャーノ・レッジャーノまたはソースをかけた料理で、名前の由来は赤身の生牛肉の色味が彼の独特の赤色を基調とした作風と似ているので名づけられたとされる。彼自身が好んだという説もある。

 


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