DMATごみの問題、清掃の問題、リネンの問題、食事の問題
12/9(水) 20:26配信
北海道放送(株)最終更新:12/9(水) 20:26
巨大クラスター発生の旭川市で活躍する「災害派遣医療チーム」 窮地の病棟に光明は?
みなさんこちらの言葉聞いた方も多いと思います。「DMAT(ディーマット)」=災害派遣医療チームです。医師や看護師などで構成され、大規模災害の現場にすばやく出向き、医療的支援をする人たちです。2つの病院で大規模なクラスターが発生した旭川に支援に入った、医師に、現場の様子を聞くことができました。 「吉田病院は、我々が当初入ったころは、全体がレッドゾーン、つまりすべての病棟に、陽性者、もしくは、濃厚接触者がおられるというような状況でございました。また、人的資源も、非常に足りないという状況でありまして…看護師は本当は40~50人足りないですよ」(国立病院機構本部DMAT・近藤久禎事務局次長)
こう話すのは、医師で、DMATの事務局次長の近藤久禎(ひさよし)さんです。今年2月、100人以上の感染者が出た大型クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」でも活動しました。 近藤さんは、先月下旬から、大規模なクラスターになっている旭川厚生病院や吉田病院に入り、病院を立て直すべく、指揮をとってきました。
吉田病院の患者を転院させる手配をしたり、看護師など医療従事者を確保したりするなど、自治体などとの調整役として、病院内のありとあらゆることに対処していきます。
「このような施設に入ると、必ず“セットもの”というくらい起こる課題がありまして、ごみの問題、清掃の問題、リネンの問題、食事の問題、例えば出入りの業者が来なくなってしまう、そういう状態があって、なかなかうまく回らなくなるというところの支援も同時にやっております」(国立病院機構本部DMAT・近藤久禎事務局次長)
「このような施設に入ると、必ず“セットもの”というくらい起こる課題がありまして、ごみの問題、清掃の問題、リネンの問題、食事の問題、例えば出入りの業者が来なくなってしまう、そういう状態があって、なかなかうまく回らなくなるというところの支援も同時にやっております」(国立病院機構本部DMAT・近藤久禎事務局次長)
クラスターが起きた施設で働く医療従事者へのケアも重要な仕事です。 「自分たちの対策が甘かったから、こんなことが起こってしまったんじゃないかという、自責の念が多くあります。誰かがちゃんとやらなかったから、もしくは病院として、ちゃんとやらなかったからこういうことが起こったと、そういう考えは持たないでくださいと、そういうお願いからまず最初に入っています」(国立病院機構本部DMAT・近藤久禎事務局次長) 「(吉田病院は)今どんな状況という情報が入ってますか?」(堀啓知キャスター) 「いま2つの病棟においては、濃厚接触者のいない、通常の状態の病棟ということに戻すことができております。少し出口に向かってみんなで歩みだすことができたのかなと思っています」(国立病院機構本部DMAT・近藤久禎事務局次長)
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