In the Green Breeze

緑の風日記

今セメも暮れ

2005-11-20 12:51:32 | Weblog
もうすぐサンクスギビングの季節ですね。それが終わるといよいよ恐怖のファイナル。テストとプロジェクトとペーパーがででーんと腰を下ろしてまってます・・。サンクスはこれといった計画も立ってないので、ぼちぼち準備してこうかと思ってます。FF11でひきこもったりなんかしないぞーw。
話は変わりますが、先週ペインティングのクラスで、レバノン出身の中東系の先生がいいことをいってました。「成功することとは、決してお金儲けをすることではない。成功するとは、自分が本当にやりたいと願うことを見つけ出すことだ。」
その先生は、絵で食べて行くことを目指してアメリカに来て、その時は英語もしゃべれずお金はたったの300ドルしかなかったそう。しかしそれでも死ななかったと。その後大学に入りマスターズまで得たものの、卒業後10年間はずっとウェイターとして生計を立ててきたんだそうです。もしそこで私があきらめていたら、今ここでこうして君たちに出会うことも無かっただろう。と言っていました。
先生のクラスは楽ではなく、1週間に1枚課される絵も毎回6時間くらいはかけてましたw。大きい絵になると、15時間以上かけることが必須。授業では、他の生徒同士と比較されるし、ここが駄目だとハッキリ言われるし、彼の批評に泣いてしまう生徒もいて、やっぱりそこで挫けてしまったりやる気を無くしてしまう生徒もいて、厳しすぎるとか色々批判されてる所も多いそうです。
でも一つ確かなのは、彼の授業について来た生徒たちの腕もまた急激に成長したということ。セメスターの最初に描かれた絵と最近の絵を比べると、どの人の絵もかなり上手くなっていて、ものを見てそれをキャンバスに表現するということが正確にできるようになっている気がします。
やり方はどうであれ、やっぱり実のある授業を出来る教師が本当に実力のある教師だと思う。それに、彼の乗り越えてきた人生の苦境があるからこそ先生の言うことには重みがあるし、説得力もあります。本当は今までは変な人しか思ってかったけど、このあいだそんなことがあって、初めて少し尊敬してしまったのでした。