小学校2年生の頃、近所の西山で、下り道が怖くて挙句に
6年生のお兄さんにおんぶしてもらって下り終え、情けなく
思った記憶がある。
実家が岐阜城のすぐ近くということから、これまた小学校の行事で
(どうして小学校は、遠足=山登りという発想なんだろう?)
丁度岐阜城の瓦替え作業があり、ナップサックに皆の名前を書いた
瓦を入れて、背負って金華山に上った記憶がある。
いずれにしても今となっては懐かしい思い出だが、幼い頃は
山といえば怖いしえらい(しんどい)、楽しさとは無縁のある種
特別な思い出であった。
そんな私が26歳になって初めて、ひょんなきっかけから高尾山へ
登ることになり、30ℓのバックパックと日除けのゴアテックス製帽子
を購入し、6月末に登った。
その2週間後、神奈川県丹沢の大山、鍋割山、塔ノ岳、また数年前
登った富士山へ2度目の登頂、その翌週は大山2回目と、初心者向けの
コースでありながらまさに山に「ハマる」1カ月だった。
最初は普段着にバックパックだったが、次第に身につける装備が
驚くほど重要で、しかも最近は若者向けに種類も豊富で高機能な
ものがたくさん出ていて、揃えるのも楽しいほどだ。
汗をかいても体を冷やさない速乾Tシャツに下着、キュロットとタイツ、
登山家の間で3種の神器のひとつといわれているトレッキングポール、
ニューバランスのスニーカーに中敷き、まだ使ったことないけど雨や
風から体温を守ってくれるウィンドブレーカーなど、身の回りの装備
は着々とそろい始めてきた。
また何といっても、山登りの最大の楽しさは、山上から望む
景観じゃないだろうか。富士山に登れば、遠くのアルプスや湖の上に
雲海が広がり、1時間ごとに姿を変える景色に目を奪われる。
また登山本にも書いてある通り、ルートを決めるにも、スケジュールを
立てるにも、装備を用意するにもすべて自己責任の上での選択、判断に
なるので、シミュレーション的な要素も加わる。
なぜ、山に登るのだろう?
つらい山道をひたすら登っていると、疑問は当然湧いてくる。
決して苦行が好きなわけではないし、それほどMでもないし、
どちらかというと、というか絶対行楽主義。
登った後の温泉とビールが楽しみだから、というのは事実。
昨日、剣岳という映画を見て、おぼろげで正確ではないけど
心に残った言葉があった。それは、剣岳登頂に挑む主人公が
改めて測量士として地図を作る意味を考えたとき、手紙で
同じ測量士の先輩が彼に伝えた言葉である。
「人は皆、生まれ育った場所、生きている場所が、日本の中、
あるいば世界の中でどんな所に位置しているのか、知りたい
と願っているのではないでしょうか それは、自分がなぜ
存在するのかということに繋がるからです」
「何をしたかが重要なのではなく、何のためにそれをしたか
が重要なのです」
これはなぜ地図を作るのか、という問いに対しての回答なの
だけれど、山に登るということそれ自体も繋がっているように感じる。
今は、まだまだビギナーのビの字にも達していないが、
もっとステップアップを目指して、完全に山で衣食住を背負って
歩くことができるようになるのが目下の目標。
山行記録もブログにアップしていきたいと思います!
6年生のお兄さんにおんぶしてもらって下り終え、情けなく
思った記憶がある。
実家が岐阜城のすぐ近くということから、これまた小学校の行事で
(どうして小学校は、遠足=山登りという発想なんだろう?)
丁度岐阜城の瓦替え作業があり、ナップサックに皆の名前を書いた
瓦を入れて、背負って金華山に上った記憶がある。
いずれにしても今となっては懐かしい思い出だが、幼い頃は
山といえば怖いしえらい(しんどい)、楽しさとは無縁のある種
特別な思い出であった。
そんな私が26歳になって初めて、ひょんなきっかけから高尾山へ
登ることになり、30ℓのバックパックと日除けのゴアテックス製帽子
を購入し、6月末に登った。
その2週間後、神奈川県丹沢の大山、鍋割山、塔ノ岳、また数年前
登った富士山へ2度目の登頂、その翌週は大山2回目と、初心者向けの
コースでありながらまさに山に「ハマる」1カ月だった。
最初は普段着にバックパックだったが、次第に身につける装備が
驚くほど重要で、しかも最近は若者向けに種類も豊富で高機能な
ものがたくさん出ていて、揃えるのも楽しいほどだ。
汗をかいても体を冷やさない速乾Tシャツに下着、キュロットとタイツ、
登山家の間で3種の神器のひとつといわれているトレッキングポール、
ニューバランスのスニーカーに中敷き、まだ使ったことないけど雨や
風から体温を守ってくれるウィンドブレーカーなど、身の回りの装備
は着々とそろい始めてきた。
また何といっても、山登りの最大の楽しさは、山上から望む
景観じゃないだろうか。富士山に登れば、遠くのアルプスや湖の上に
雲海が広がり、1時間ごとに姿を変える景色に目を奪われる。
また登山本にも書いてある通り、ルートを決めるにも、スケジュールを
立てるにも、装備を用意するにもすべて自己責任の上での選択、判断に
なるので、シミュレーション的な要素も加わる。
なぜ、山に登るのだろう?
つらい山道をひたすら登っていると、疑問は当然湧いてくる。
決して苦行が好きなわけではないし、それほどMでもないし、
どちらかというと、というか絶対行楽主義。
登った後の温泉とビールが楽しみだから、というのは事実。
昨日、剣岳という映画を見て、おぼろげで正確ではないけど
心に残った言葉があった。それは、剣岳登頂に挑む主人公が
改めて測量士として地図を作る意味を考えたとき、手紙で
同じ測量士の先輩が彼に伝えた言葉である。
「人は皆、生まれ育った場所、生きている場所が、日本の中、
あるいば世界の中でどんな所に位置しているのか、知りたい
と願っているのではないでしょうか それは、自分がなぜ
存在するのかということに繋がるからです」
「何をしたかが重要なのではなく、何のためにそれをしたか
が重要なのです」
これはなぜ地図を作るのか、という問いに対しての回答なの
だけれど、山に登るということそれ自体も繋がっているように感じる。
今は、まだまだビギナーのビの字にも達していないが、
もっとステップアップを目指して、完全に山で衣食住を背負って
歩くことができるようになるのが目下の目標。
山行記録もブログにアップしていきたいと思います!