A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

サムライ日本

2008年08月23日 | その日その日
「北京オリンピック」より「風の盆」
ずいぶん前から、大相撲や野球に興味がなくなっていたが、今夏はオリンピックにも興味がないのに気が付いた。

坪内祐三の新刊の「東京」(太田出版)を読むと、1980年代がもう記載されるべき昔のことになっていて驚く。坪内祐三より、四方田犬彦が好みだが、北島敬三のモノクロ写真が多数あり、つい買ってしまった。巻末の対談はつまらない。

新宿区 花園4

2008年06月16日 | その日その日
三共カメラの銀座三原橋店へ行って、アルコ35を買った。
昔ウチにあったカメラというと、店長が3000円ほど値引きしてくれた。
きっと長く店内に売れ残っていたカメラだったのだろう。
カメラとしてはあまり期待していなかったが、実際に使ってみると、スプリングカメラなのに、コンパクトで、握った感じがぴったり手に馴染み、思った以上に操作しやすいので驚いた。
ファインダーの接眼レンズが、ライカ、コンタックスとは反対側に付いているが、距離計が35cmまで追随するのがスゴイ。
フィルムインジケーターに、ortho pan、colorがあるだけでなく、infraredやempty(!)があるのも珍しい。距離目盛がfeetなので、輸出を主にして作られたカメラだったのだろうか。
レンズはColinar 5.0cm/F2.8。シャープさは欠けるが、軟らかくて、自分としては好きなタイプ。
4年でなくなったカメラ会社のカメラとは思えず、おもしろいカメラだ。

花園神社に赤テントの小屋掛けがされていた。唐十郎の芝居をやるようなので、ちょっと観てみようかと思ったが、聞くと、立ち見になりそうだとのことで、思い直した。

だんじりまつり

2008年05月18日 | その日その日
帰郷し、父の入院している病院へ。
叔母の家族が見舞いに来院。
母は毎日通っているので、JR駅の切符売りの若い女性やタクシーの運転手と顔見知りになり、仲良くなっている。なにかと親切にされるようだ。
今回のことでお世話になった近所の方へお礼の挨拶回り。

町に去年のダイドードリンコの「日本の祭り」のポスターが貼ってあるのに気が付いた。八尾のおわらや西馬内音頭の写真があるなと見ていたら、それらに混じって、なんとわが町の「けんかまつり」もあるではないか。びっくりした。おそれ多い話である。岸和田のだんじり祭りをはるかに小さくしたような祭りなのだが、おわらと一緒に並べられるようなメジャーなまつりでは全くない。
父がこのだんじり祭りで怪我をしたのは三十台の頃だっただろうか。まつりの手伝いをしていて、だんじりに足を轢かれてしまったのだ。父はひとりで家まで帰ってきて、台所の土間で長靴を脱いだらしい。土間が血だらけになっていた。その後病院へ連れて行かれて縫合などの処置を受けた。大事には至らなかったのだが、その血だらけになっていた土間のことがふいに記憶に蘇った。