A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

色、戒4

2008年02月08日 | 35mm
"Lust, Caution"を観る。監督は、「ブローク・バック・マウンテン」のアン・リー。
原作は、アイリーン・チャンの短編小説。最近の作家かとおもっていたら、戦時中の日本占領下に作家デビューした女流作家であった。戦後はアメリカに移住している。小説を読んでみたが、無論、映画とはかなり違っていて、小説の方は、エロ場面は出て来ない。
戦時中の時代を描くというのは、中国人監督には惹かれる題材であるのに違いない。文化大革命時代を正面から扱った映画が、いつ出てくるのだろうと思って見ているのだが、今の所、チアン・ウェン監督の「陽光燦爛的日子(太陽の少年)」があるのみ。これは好きな映画だったなあ。
オークションを時々覗いてみると、最近は16mmシネカメラがかなり安く出ている。ボレックスやスクーピック16MNでも、以前に比べるとビックリするくらい安い。絶滅寸前ということだろうか。映画館用の35mmフィルム映写機が4万円で落札されたのも見た。巨大な大きさらしいのでさすがに手が出せなかった。以前は200万円なんて値がついているものもあった。