京セラ・コンタックスがカメラ部門からの完全撤退を明らかにした。CONTAX G3を見てみたかったのだが、残念である。
プラナー85mm/F1.4で女性を撮影するというたのしみ。もっぱらモノクロフィルムで撮影し、バライタ紙に焼いていた。
開放からF2.0までだと、まともな写真が撮れたためしがなかったが、f2.4~2.8位の絞りで女性をとると、素晴らしかった。ピントのあったところからコントラストを保ちながら、とろける様になだらかにボケてゆく。暗部は銀の刷毛でなぞったごとくで、銀粒子が立ってキラキラしていた。
私の使っていたコンタックスRXは、ピントの山を探すのが難しいカメラであったが、ファインダーの中で女性の表情やしぐさにコリコリとしたピントの芯を探り当てるという作業は、ちょっとエロティックなたのしみでもあった。
コンタックスGシリーズは、G2よりG1のコンパクトさが気に入っていた。ライカのサブカメラとして、G1にプラナー45mm/F2、ビオゴン21mm/F2.8、ホロゴン16mm/F8の中の一本だけを付けて、その日はレンズ交換をしない。そんな贅沢な使い方がたのしかった。
惑星ホロゴンは世界のすべてを写しこむことができる気がした。
CONTAX G1, G Hologon 16mm/F8
プラナー85mm/F1.4で女性を撮影するというたのしみ。もっぱらモノクロフィルムで撮影し、バライタ紙に焼いていた。
開放からF2.0までだと、まともな写真が撮れたためしがなかったが、f2.4~2.8位の絞りで女性をとると、素晴らしかった。ピントのあったところからコントラストを保ちながら、とろける様になだらかにボケてゆく。暗部は銀の刷毛でなぞったごとくで、銀粒子が立ってキラキラしていた。
私の使っていたコンタックスRXは、ピントの山を探すのが難しいカメラであったが、ファインダーの中で女性の表情やしぐさにコリコリとしたピントの芯を探り当てるという作業は、ちょっとエロティックなたのしみでもあった。
コンタックスGシリーズは、G2よりG1のコンパクトさが気に入っていた。ライカのサブカメラとして、G1にプラナー45mm/F2、ビオゴン21mm/F2.8、ホロゴン16mm/F8の中の一本だけを付けて、その日はレンズ交換をしない。そんな贅沢な使い方がたのしかった。
惑星ホロゴンは世界のすべてを写しこむことができる気がした。
CONTAX G1, G Hologon 16mm/F8