奥武蔵に河童(カッパ)がいるの? いるんです。それも、飯能駅のごく近くのお寺に!
観光案内に紹介される機会は少ないようですが、「平壽山 廣渡寺」(へいじゅさん こうとじ)は、飯能駅の北に広がる平坦な市街地の中に、広大な敷地を有する曹洞宗の禅寺。大通りに面しておらず、堂風の山門がないため、遠くから目を引くお寺ではありませんが、一歩足を踏み入れれば、広い境内は、植栽が美しく、まさに別世界の趣き。
歴史的には、市内の能仁寺と同様に、幕末の飯能戦争の舞台となった寺院の一つです。
先日、実家で所用があった帰りに、妻と車で寄りました。参道を進むと、何とユーモラスな2匹の河童が、手水舎で私たちを迎えてくれました。水に河童、なるほど違和感はありません。
子安地蔵尊に娘の安産と子どもたち・孫たち全員の幸せを祈願し、ご本尊の延命地蔵尊に夫婦の長寿を祈願しました。広い境内に、参拝者は私たちだけ。色づき始めた木々に秋を感じながら、ありがたく家路につきました。
(写真上)© 廣渡寺 本堂「延命閣」(合掌)。左奥の木が紅葉し始めています。
(写真上)© 地味目な山門。お地蔵様には「念ずれば花開く」という坂村真民の言葉が刻まれています。
(写真上)© 緑の刈り込みが美しい参道。
(写真上)© 参道は左へ続きます。手前は、御朱印受付の案内。
(写真上)© 庫裏へ続く脇道。
(写真上)© 庫裏前の庭園。
(写真上)© 参道を進みます。この先、右に「六地蔵尊」があります。
(写真上)© 河童が迎えてくれる手水舎。
(写真上)© 河童が水の出る竹筒を支えてくれています。ありがとう!
(写真上)© 蓮の葉の間で青河童が合掌しています。
(写真上)© 子安地蔵尊。合掌。
(写真上)© 書院。御朱印はこちらでいただけます。
(写真上)© おまけ。本堂脇で猫ちゃんも迎えてくれました。
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