護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

08年3月23日 日曜日  姥捨て山

2008年03月23日 17時16分07秒 | 政治・社会
08年3月23日 日曜日  姥捨て山 

 あと一週間程で後期高齢者の医療制度がスタートする。
 永年、日本の医療制度を眺めていると、年金や医療関係はきめ細かな100年先を見据えた政策が必要なのだが、問題が発生する度、その都度付け焼き刃の法律を造ってその場しのぎをする。

 医師不足も一人の医師を育てるのには最低10年の年月は必要だと思うが、厚生労働省は場当たり的対策が医師不足を増大させている感じだ。

 後期高齢者の医療制度もその最たる物で、此の制度に賛成している年寄りは皆無だろう。

 今日の朝日の声の欄にも「後期高齢者医療被保険者資格取得のお知らせ」一緒に後期高齢者保険証が送られて来た。
 こちらが申請もしていないのに勝手に資格取得とはおかしいと書かれていた。

 もう半世紀も前だが、ある医療関係の営業をしている時、当時は現在の様に通信網の発達していない時代。医師会などの情報伝達を依頼され、訃報の知らせを各医院に伝えていたが在る高齢のDrが、
「私の処は、今後訃報だけは知らしてくれなくても」
と言われ、若かった私は、
「何故だろう?」とおもった。
 今、高齢になり「後期高齢者医療被保険者資格取得のお知らせ」などを受け取ると、この高齢のDrの言われた事が良く分か歳になっていた。

 勘ぐると、政府は、
 「貴方達老人は、もう戦後の復興に充分尽くされたのだから、早く此の世を去って、国家の財政の建て直しに人生最後の御奉公をして下さい」
「後期高齢者」の此の五つの文字は、おそらく全国の75歳以上の老人の胸に突き刺さった事でしよう。

 「後期高齢者」の名は誰が考えたのだろうか。高齢者の医療を分離するならば「後期高齢者医療被保険者資格取得のお知らせ」を送る時、
【安楽死できる薬】
を一服同封してほしかったものだ。

 同じ事をするならば「はなまる医療保険」にすれば、医療費を上げられても老人たちも少しは戦後の復興に役にたった御褒美だと勘違いするだろうに。

  多くの方に見てほしいのですが、まだPCの修理が出来てなく旧いマシンでは多くの方にTB出来なく残念です。