10月2日 〔月〕 後
平成17年1月1日より 640日目
歩いた歩数 其の距離
本日 8,415歩 5,891m
総計 9,184,935 歩 6,429,455 m
武漢から九江・景徳鎮・黄山を経て南京を目指す。景徳鎮まで9,696m
長野県老人大学北信学部2年生70名の「京都の2日間」の旅は雨で始まった。早朝6時の集合時間にNさんが遅れた。Nさんは独り者でアパート住まい、寝坊したのではないかと思ったが、手違いで時間変更が本人に伝えられていなかったと判った。心配していた私の隣に座ることになり、彼女は話し好きな人で、お蔭様で私は道中退屈しないで済んだ。
雨でスリップ横転したトラックに出会う
雨は恵那峡辺りで上がったが、途中雨でスリップしたトラック事故に出会い、その恐ろしさと運転手さんの不運に思いを馳せた。私たちは正午、無事京都に到着、昼食をアミタ本店でとった。そこで象嵌作業を見た。細密な作業や技に日本の伝統美術の素晴らしさに魅せられた。
食後直ちに、修学旅行本命の「京都御所」拝観に行く。
京都御所は、築地塀で囲まれた南北450m東西250mの方形で、面積は約11万㎡という。南に白砂敷きの南庭を構えた紫宸殿が高く聳え立ち、その北西に清涼殿・北東に小御所・御学門所が東に面して建っている。
寝殿造り、書院造り、数奇屋風など、歴史上の代表的な建築様式を調和させている京都御所は、日本を代表する文化財だが、外国の国王の住まいと比較するとき、質素で簡素なものと思われた。伝統を重んじた建築様式の中での日常生活には窮屈さと不便さを強いられていたのではないだろうかと感じた。
京都御所拝観のあと、下加茂神社に詣で、亀岡市湯の花温泉の「渓山閣」一泊。わたしは宗教には関心がないので、神官の神社の由緒説明は退屈だったし、お札やおみくじ・お守りなどを買う参詣者は気の毒に思えてならなかった。
懇親会は、旅行委員長から「日ごろ心を開いて話し合いたいと願っている意中の人に語りかけるよい機会となるような有意義な懇親会」となるよう冒頭の挨拶に大いにもりあがった。わたしは「飲み(鑿)一丁の大工」などで、お銚子を持って廻って歩いたが、コーラス部の皆さんの大合唱を聞いて「コーラス部」に入っていればよかったなアと思った。