10月29日 (金)
平成17年1月1日より 2,160日目
歩いた歩数 その距離
本日 16,984歩 11,889m
総計 29,956,139歩 20,969,297m
パキスタン・アフガニスタン・イランを経てトルコのイスタンプールに向かう。後339,262m
久し振りの夕焼け空
育英基金受助学生資金領取票
交通事故の処理が一段落したので、今日は日中友好育英基金の経緯を書き留め、【通信第一号】を作成した。
NPO 日中友好育英基金通信 発行 1号
紅葉の便りも聞かれるころとなって参りましたが、育英基金加入の皆様には益々ご清栄のことと拝察申しあげます。
日中の友好関係は先の尖閣諸島に於ける漁船の衝突事件に端を発し、ややエキサイト気味でありますが、我が育英基金は極めて健全な体制の中に推移して参りました。
過日、承徳市外事弁の肖振嶺氏より育英基金の受給生への支給配分表が送付されましたのでそのコピーと若干の情勢をお知らせすると共に、嘗て福田首相と胡錦濤国家主席が合意した「戦略的互恵関係に関する日中共同声明」の本文を掲載しますので、熟読のうえ改めて日中友好の神髄を会得して頂きたいと存じます。
去る7月26日八十二銀行飯山支店を通じて中国交通銀行口座の承徳市外事弁へ育英基金20万円+2万円(里親2名分)を送金いたしました。この基金が配分された(領取表)が送られて参りました。是に依りますと円高基調から、22万円が17,162.64元と想定以上に換金され、34名の児童生徒に配分されました。皆様方のご好意ある拠金がこのような形で表されたことは慶賀に堪えません。心から感謝と御礼を申しあげます。
一つ難点を指摘すれば、里親分が一人分の支給となり、霍聞一(高主里親分)が一般児童と同じ配分がなされてしまったことです。
さて、日中両国の友好関係を視る中で、尖閣諸島での漁船衝突事件を契機に中国政府の対応と中国人民の国民感情がエキサイトして、政府高官の接触も断絶、幾つかの民間交流も中止され、その上各地に抗日デモまで発生する事態にまで発展して参りました。10月15日北京人民大会堂で開催された日中友好協会60週記念式典も盛り上がりに欠いたとも聞いております。
こうした情勢の中で、我が日中友好育英基金も動きが取れず休眠状態にあるのが現状であります。
この冷え切った体制を憂いて、日本政府は「戦略的互恵関係の推進」をスローガンに友好関係の再構築に意欲を持って呼びかけており、中国政府も神輿を上げつつあるように思われる現状となって参りました。
さて、一体「戦略的互恵関係」とは如何なるものでしょか?何時、何処で、誰がどの様にして作成され、どのような義務があるものでしょうか?どの様な効果が考えられるものでしょうか?この質問に答えられる会員の皆さんが何人おられるでしょうか。
「戦略的」とは“肚ではどう思うともうわべは戦略上・・・」ということではなく、短絡的ではない「永い目で見て・・・」と解釈すべきであると信じます。「互恵関係の推進」が日中両国は勿論、アジアの平和・世界の発展に貢献することは世界の常識であります。「福田康夫首相と胡錦濤国家主席が共同声明に署名」したというとは国際条約よりも更に重要性を持つものだという認識を持たなければなりません。何故ならば、条約は両国の国会の承認を得なければ発効しないが、両国の首脳が合意したものは即座に有効であるからであります。
これを無視したりこれに反する行為は世界の顰蹙を買う結果となり、受け入れられません。この共同声明を尊重して履行してこそ、両国の友好・アジアの平和・世界の発展に寄与すると信じ、管首相が提案している所以であります。
此処に「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」の全文を添付しましたので、会員各位に再度の確認を頂き、日中友好と育英基金の充実発展に寄与されんことを期待するものであります。我が日中友好育英基金も友好関係の推移を見守りつつ、年明けと共に再開を期して参り戦略的互恵関係ますので、よろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申しあげます。
※ この記事ご覧の皆さんには「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」と入力して検索してくださるようお願いします。