Max爺のひとり言

のこり少ない日々の記録
~でもまあ いろんなことをやってきたなあ~

芝生の庭 雑草の功罪

2013年04月21日 | 芝生の庭

一般的に、雑草は良くない物・・・と考えられがちだが、よ~く観察して考察するに、雑草も有益なことがあることが分かった。

数週間放置しておくと、雑草が発芽した冬芝であるところのケンタッキー ブルーグラス サドンインパクトを凌駕して下の写真のごとくに覆ってしまっている。  恐らく、この状態を放置しておくとブルーグラスに陽光が当たらなくなって枯れ死してしまうのかもしれない。

この庭、別荘なので常時人が居るわけではない。 むしろいないときの方が多い。  その間、雨が降らずに乾燥が続くこともあるだろうし、梅雨時のようにほぼ毎日水浸しになることもあるだろう。  ましてや、周囲から飛んでくる雑草の種の量と種類は際限がない。

匍匐根で増えるはまぐく、つくしの胞子や根で増えるスギナ、種を飛ばすカタバミ、外来種のポピー、貧乏蔓、ドクダミ、めひしば、おひしば、などなど・・・まあ、生えてくれるわ。

でもね・・・雑草も生えそろうときれいなのよ。

ここではポピーは雑草扱い

こうした庭を一定の高さに芝刈り機で刈ってみると、下の写真のように、あたかも芝生の庭のように見える。 

芝生の庭?

全部雑草にやられてしまったと思った芝生が雑草の影に隠れて立派に成長していた。  雑草の生えるところって、やや窪んでいて水分が多い。  雑草のおかげで乾燥から逃れられる。  雑草の多いところの方が芝の成長も早い。  一方雑草の無いところは芝も成長が遅い。  乾燥時には水分が極端に少なくなる。  だれも日陰を作ってくれない・・・

雑草を日よけにして成長する芝

芝庭における問題は、雑草が生えることではなくて、雑草と共存できない状態を作ってしまうことと見たり。

つまり、適度に日が当たり、適度に分布し、刈り込んだ時にきれいに見えれば、雑草と芝生が共存しても構わないわけである。  それが自然の状態ではないかいな。

そのためには、常に一定の高さにそろえておくことが必要になる。  日光を遮断されてしまうと芝生といえども枯れてしまうだろう。

でも、芝ってのはすごいね。  言ってみれば芝も元は雑草、牧草から由来するものだ。  畑に芝が生えてきたらまさに雑草と化す。  掘り上げてみると、すでに匍匐(ほふく)根が連なっているし、細根が丈の2~3倍の長さにまで伸びている。  場合によっては他の雑草を凌駕するほどに伸びるのかもしれないが・・・  そうなるまでは定期的に刈り込みを続けることである。

芝生の庭 = 緑の庭 と言い換えて雑草と芝生が共存できれば、雑草雑草と騒ぐ必要もなくなるわけだわ。

芝生の庭プロジェクトの一連の作業は、芝刈り機で刈り込みがしやすいように、地盤を平らに均し、大石を取り除き、庭に傾斜を付けて水はけを良くする、ためのものであった。

でも、一面のケンタッキー ブルーグラスは、とってもきれい。  だから、暇の或る時には、庭にしゃがみ込んでスギナやカタバミを抜いたりすればいい。  決して根絶させるためではなく、日光浴のつもりでね。

 

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