別荘のテラスって屋根がないので夏場は日差しが強い。
グリーンカーテンで覆ってみようということで、ゴーヤを想定して、そのためのネットを自分で編んで見た。
長さは約2間、幅は約1間、結構大きなネットだ。
以前購入した水糸が残っていたので、ランディングネットを編む要領で網目を大きめにして編み進めた。
意外と簡単に編める。 これなら自分で投網でも作れそうだ。 次回投網を編んでみようかな・・・
網の編み方は、本結び(本目ともいう)、蛙股(かえるまた)結び、などと言われているが、実はこれらの編み方は、釣り、網、船でのロープワーク、絹の機織り、などすべて共通する結び方なのだ。 たとえば、
本結びっちうのは、2本のゴムを繋ぐときにみんなやってるし、二本の紐を結ぶときには一般にこの結び方だ。 靴の紐も・・・。 船のロープワークではリーフノット(本結び)と呼ばれている。
蛙股結びあるいは蛙股編みっちうのは、絹織物の世界では”機結び(はたむすび)”と言われる。 コブを小さくできるので経糸を繋ぐのに使われる。 ロープワークの世界では、シートベンド(一重つなぎ)そのものである。
二重にする場合もあり、結節を強くする場合に使われる。 二重本目、二重蛙股(=ダブルシートベンド)などがある。 いろいろな世界を見ておくと共通して使える知識が沢山あるのだ。
釣糸の結び方、船でのロープワーク、ボーイスカウトでのロープワーク、絹糸を編む、梱包時のロープの使い方、等々・・・
ここでグリーンカーテンのネットを編む際のコツを一つ。 綺麗な網をあむには、定規で網目の長さを一定にしつつ編むのが通例だが今回は目分量で網目の長さを決めた。 目分量といっても常に新しい網目はコブを締めこむ前に指で引っ張ってみて隣の網目と長さを合わせている。 ましてや水糸である。 これでも全く均等という訳にはいかないのだ。
そして最後に網の端っこを固定して反対側から引っ張ってみる。 そうするとひっつれる部分とか、緩んでいる部分が必ずでる。 それらを最後に調整するのだが、調整を楽にするために、一つ一つのコブを締める際にゆる~く締めておくと、最後の調整が楽にできる。 調整はひっつれている側に多く糸が行くようにコブを緩めて片側を引っ張れば良いのだ。 調整するときれいな平面の網になる。
これが完成したグリーンカーテンネットだ。
ついでに、2011年まで有効(賞味期限切れ)、と書いてあるゴーヤの種が残っていたので、ポットに蒔いておいた。 冷蔵庫に入っていたので大丈夫じゃ~なかろ~か・・・ ここ数日の雨で発芽すれば良いのだが・・・
今年の我家のグリーンカーテンは、例年と同じで、あばしゴーヤときゅうりにした。 苗を買いに行くと、つい欲しくなるのがトマトの苗。 実ができることを想像しちまうのよね。 トマト(大玉)の苗も2本買ってしまった。
去年はハモグリバエに散々やられたので今年は気を付けて育てよう。 ハエトリ紙が有効らしい・・・