情報氾濫が常態化して久しい。《情報化時代》という言葉なら私が中高生の頃には既にその類のガイドブックが新書版で出ていた。当時は『三丁目の夕日』時代後期で、今と比べたら「どこが情報化だ?!」と言いたくなるようなご時世だったが、それでも以前とは比較にならない程の情報が飛び交い始めた時代だったのだろう。さて今現在飛び交っている情報はどうか。例えば1.NHKのデイトレイダーたちが今回発覚した三人だけだったと断定するのは如何にも無理があるし、会長はお詫び会見をパス(←速報:もはやこれまでと辞任した)。では民放はインサイダー取引とは無縁だったという保証はあるかと言えばどこにもない。パチンコだのギャンブルだの先の見えない「投資(?)」に現を抜かして日々の鬱憤を発散している人たちはまるでアホ扱いである。2.社保庁の裏マニュアルは「窓口で過去の特定に繋がるようなヒントは出すな」と指示していた。「過去のことはきれいさっぱり忘れて国家的窮状救済に協力し我々を無罪放免して欲しい」というのが、この役所の厚かましい基本姿勢である。3.宮崎県そのまんま東国原知事が就任1年で、県民の支持率は全体ではなんと90%を越えているが、官製談合にどっぷり浸かっていた土建屋たちは彼を酷評し、売り上げ上昇に繋がらなかった名産「黒皮カボチャ」の生産農家の評価も厳しい。かつては県内有力観光地だった青島の凋落ぶり・ゴーストタウン化は目を覆うものがあると言うのだが、ではこの1年で誰が彼以上の宮崎トップ・セールスマンたり得たろうか。国民皆兵(?)を主張してみたりと、確かに政治的にはアッパラパーな側面もあるが、県民が彼に文句を言ったりしたらバチが当たる。聞けば九州の高速道路は西回りだけだそうで、談合知事と自民党はいったい何をしていたんだろうかと思ってしまう。そういうわけだから、情報を追いかけているだけでは追いかけるだけでそのまま我々の余命は尽きてしまうかも知れない。「それもいいかもね」って、あっそ♪でもパソコンったって、今や携帯電話の目指すところが「せめてPCの出来ることくらいは全てカバーしたい(!)」という線まで来ているというから、現在のパソコン事情に疎い私などは殆ど、居ながらにして時代から取り残されつつあるような気になる。・・というわけで、今日取り上げるのは、アップルがまた何やら新しいことを始めたというニュースである。 . . . 本文を読む