本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

今日も映画ネタ。

2007-12-19 11:01:09 | 
夜霧よ今夜も有難う(1967) - goo 映画夜霧よ今夜も有難う(1967) - goo 映画

 内容はもう知ってるという人だけ ↓ ネタばれあらすじ(goo 映画より):

外国航路から帰ってきた相良は早速恋人の秋子に電話で求婚した。だが彼女は約束の教会に急ぐ途中、交通事故にあった。夕暮れの教会で相良は秋子をいつまでも待ち続けた--。四年の月日が流れ、相良は今、横浜でナイトクラブ“スカーレット"を営むかたわら“逃がし屋"をやっていた。そうしたある日、探し続けていた秋子がグエンと名のる男と店にやって来た。グエンの祖国では革命が起り、直ぐ帰国しなければならない彼は、相良にシンガポール行きの船を捜してくれと頼みにきたのだ。冷たい目で秋子を見つめる相良、むろん彼は断った。この気配を、本国からの反グエン派の手先の佐伯は逸早く察し、警察も密出国幇助罪で相良を調べ始めた。そんななかで秋子は毎晩スカーレットに通い、夫の密出国を助けてくれとたのむのだった。やがて捜査状況も一段と厳しくなってきた。かたくなになっていた相良も今は、秋子の幸せのためにも“船を捜そう"とグエンに約束した。感激したグエンはここではじめて告白するのだった。四年前秋子をひいたのは自分の車で、そのため秋子は子供を生めない身体になってしまい、相良との夢が破れた秋子はグエンの求婚を受け入れたのだ。--ということをしゃべった。そして今二人の結び付きの固さを見て、秋子への想いを断ちきり、相良は二人の幸せのためにと是が非でもシンガポール行きの船を見つけようと心に誓った。かけずり廻ってやっとつかまえた船の中でグエンの脱国を阻止しようと待ち構えていた佐伯らと、相良は激しい戦いを展開し、ついに佐伯を倒した彼は、無事グエンと秋子を日本から脱出させてやったのだった。その夜、港には深い霧がたちこめていた。

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 これは主題歌もさることながら往年の裕次郎映画の名作の一つで、もう四十年も前の作品だ。裕ちゃんもかなり甘ったるい台詞を吐いているが、それは昔の若者も世の中自体も今より遥かに純情だったということかも知れない。本はご都合主義的なところもあるが一応しっかりしているから、現代的なテイストで味付けし直してリメイクすれば、私は流行ると思うけどね。そう、新しい『椿三十郎』にも興味あるんだな、私は♪

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984) - goo 映画男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984) - goo 映画
(北海道を舞台に寅次郎と理容師の娘とのふれあいを描く同シリーズ第33作。脚本は「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」の山田洋次と同作の朝間義隆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。)

 始めはやけに暗いストーリー展開で、その分終わりがドタバタ調な構成になっている。ところで私はオートバイ・サーカスの乗り手「トニー」(渡瀬恒彦)の人格が不当に攻撃されているという印象を受けた。例の2ちゃんねる脅迫事件で言えば「職業差別」に近い思想がある。風子(マドンナ=中原理恵)に付きまとったこと以外に彼が「公序良俗に反する」行為をした場面など描写されていない。「渡世人」ということだけで彼の身持ちの悪さを決め付け攻撃して、その姿を寅にオーバーラップさせて寅自身の矛盾を突くという手法がとられる。寅さん映画は決してリアリズムに基づいてはいない絵空言の夢物語でありながら、突如としてこういう似非リアリズムを混ぜ込んで来ることがある。この辺に私が長い間このシリーズの映画に馴染めなかった主たる原因がある。満男くんはこの作品でとうとう中学校入学直後に戻ってしまい、タコ社長の娘は結納から結婚に至っている。

ローラーボール(1975) - goo 映画ローラーボール(1975) - goo 映画

↓ ネタばれあらすじ:

西暦2018年、世界は6つの大企業(エネルギー、食糧、住居、輸送、娯楽、通信)に管理コントロールされていた。もはやその時代には飢え、環境汚染、人口増加の危機もなく、戦争、犯罪なども存在しえない。物質的には満足した人類は、しかしその精神的虚脱感と闘争心のはけ口をローラーボールという残酷なゲームに向けていた。ジョナサン・E(ジェームズ・カーン)は、エネルギー部門ヒューストン・チームを代表する天下無敵のスーパー・ヒーローだった。全世界中継のマルチビジョンに今年のローラーボール・チャンピオンシップをめぐる準準決勝戦、ヒューストン対マドリッドのゲームがうつし出されていた。ゲームは鉄フックのついたグローブで重装備した各々10名のプレイヤーで争われる。全長535フィールの円形トラックに向けて大砲から重さ10キロの鋼球が発射されると、そのボールを拾って自チームのマグネット・ゴールにシュートしたとき得点となる。その間、選手はキック、ボディ・ブロー、空手などあらゆるラフな手を用いて敵選手を妨害する。肉が裂けた死傷者がトラックに横たわるのはしばしばという残酷な競技がローラーボールだった。ジョナサンは豪華な屋敷をさずけられ最高の待遇を得ていたが、かつて企業の命令によって、妻エラ(モード・アダムス)と離婚させられていた。彼はエネルギー部門の管理者バーソロミュー(ジョン・ハウスマン)にすべてが管理されていることの疑問をぶつけた。前々から彼の人気の凄まじさにある危惧を感じていたバーソロミューを始めとする各パートの管理者たちは、決定的な恐怖を感じる。ジョナサンのようなアイドルがもし人類を支配するようになったら世界は再び20世紀の暗黒に戻ってしまう。ジョナサン抹殺の命令が下った。準決勝のヒューストン・チーム対東京チームの試合が、日本で始まった。元ローラーボール・プレイヤーでジョナサンの友人クレータス(モーゼス・ガン)の忠告通り、試合は凄惨をきわめた。管理者たちは競技の中で合法的にジョナサンを消そうとしたからだ。彼の無二の親友ムーンパイ(ジョン・ベック)が空手の猛攻に倒れ、二度と意識の戻らぬ植物人間と化したが、所詮東京チームもジョナサンの敵ではなかった。ヒューストン対ニューヨークの決勝戦はまさに殺人ゲームだった。無制限でお互い死ぬまで戦わなければならない。敵側全員がハイエナさながらジョナサンに襲いかかる。死闘数十分。生き残ったのはジョナサンただ一人だった。しかし、この生き残ったヒーローに対し、観客の拍手と歓呼が徐々にドームを揺るがせていった。

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 私が遥か昔京都の映画館のロードショーで見たというのは ↑ こっちの旧作の方である。日本や韓国のチームもあって、日本チームは「相撲レスラー」の軍団だったのでは?という微かな記憶がある。
 これは某喫茶店の主任(?)に奢って貰ってオールナイトで見たのである。「奢った」と言っても彼は直前身内だけの麻雀で一人勝ちして、その金を自分で使ってしまうことなど最初から考えていなかったから、そこへ街角で偶然見掛けた私たちまで誘ってオールナイトへ繰り出したというわけである。私は麻雀は点数を数えられないトーシローだったし、彼の喫茶店の常連というわけでもなかったから、なぜ映画に連れて行って貰えたのか、今考えると謎である。

ローラーボール(2002) - goo 映画ローラーボール(2002) - goo 映画

 先日見たこっちのリメイク版には特に付言することなし。w

cf.ネタばれ『ローラーボール』←ここはもう見たから(あるいは見る気はないから)内容がわかってしまっても一向に構わないという人だけが行って下さい。のっけからかなり詳しく解題されている。しかも酷評である。


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