本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

頭痛ナシ。

2015-04-24 05:15:48 | 
 これは私の地方の方言だったろうか『頭痛ナシ』という言葉があった。別に健康な状態を褒め称えている訳ではない。逆である。「そんなに何でもかんでも深い考えもなしに自分のペースで物事をやり過ごして行けたら、人生楽でいい。さぞかし何の悩みもないだろうから頭痛がすることもないだろう」とその対象者を卑下したりからかったりするときに使われる言葉だった。今も使われているかどうかは私は知らない。
 似たような意味合いで『ノー天気』という侮蔑的な表現もある。これも天候のことを評して言っている言葉ではない。「雨が降ろうが槍が降ろうがノーテンキなあいつには関係ないだろう」と、その対象者を腐しているのである。この言葉が今もよく使われているのか否か、これも私は知らない。

 逆に《米軍払い下げ(?)》とでも言いたくなるような励ましの言葉もあった。「どんマイ、ドンマイ♪」(即ち『Don't Mind.Don't Mind.』)⇨⇨「どうってこたあ無いよ。気にするな、気にするな♪」というわけである。

 近代史、現代史を今の学校では教えていないのだと、先日テレビだかラジオだかで言っていた。入試に出ないからパスするのだそうだ。日本がアメリカと戦争したことを知らない子供が増えているらしい。太平洋戦争を知っている子供でも、それを教師や親たちから聞き及び学んだわけではなく、劇画・漫画やアニメで知っただけだという。この私だって『戦後っ子』であるから、戦前・戦中のことなど知らないわけだが、でも日米が『太平洋戦争』(⇦敗戦までは日本では《大東亜戦争》と呼んでいた)をしたことは子供の頃から知っているし、日本からの《宣戦布告なき》真珠湾攻撃で始まり広島・長崎への原爆投下で降伏したことくらいは知っている。ナチスにも使わなかった原爆を、アメリカは日本には2発も落とした。戦争で被曝した国は我が日本国しかない。東洋人だからモルモットにされたのであろうと私も思う。

 今ドイツにはネオナチが、日本には在特会が台頭しているが、いずれにせよ歴史を知らない子供たちが何を考え何をするかは興味深いものがある。

 ☆今になって思い出したが北山修二らが唄ってヒットした『戦争を知らない子供たち』をもじって《10.21、三里塚~~~戦争しか知らない子供たちさ♪》と唄ったマイナーだが過激なロックバンドもあって一部には大受けしていた。

 ☆$¥119.47。


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