主張が右寄りなのがネックだが、維新に期待するしかないのかも知れないと私は考えている。
例えば《大阪都構想》だが、《二重行政の無駄》は確かにあるのだ。しかしながら自民党も民主党も共産党も、全部が全部自らの支持基盤に直結する話だから、彼ら既成政党のことごとくは、自分の首を絞める《行政のスリム化》などには大反対なのだ。無論屁理屈は幾らでもこねられる。余った役人を整理すれば失業率が跳ね上がるに決まっているが、行政は余剰人員を抱え込む救済機関などでは毛頭ない。だいたいが自分中心にしか物事を考えられない《役人根性》程食えない思想はない。彼らにあっては住民サービスだとか何だとかは二の次の話なのだ。《住民》などは彼らにとっては《飯の種》でしかないと言って差し支えない。高齢化社会に邁進している我々には一片の余裕もないのだから《無駄》は排除するのが当然だ。