
橋下知事ら首長連合、民主支持を表明 2009年8月11日18時49分 asahi.com
大阪府の橋下徹知事と横浜市の中田宏市長は11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として総選挙で民主党を支持することを表明した。自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を比較した結果、民主には「(地方分権に必要な)政治的リーダーシップが発揮される政権運営の仕組みが盛り込まれている」(橋下知事)と評価した。
全国知事会は8日に自民、民主、公明3党のマニフェストで、地方分権にかかわる政策の採点結果を公表。自民が60.6点、民主は58.3点、公明は66.2点で、民主の評価が低かった。橋下知事は、首長連合が知事会とは異なる政党支持を表明する可能性を示していた。
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何度でもいう 今回の選挙は政権交代が争点だ 『日刊ゲンダイ』8/11
この国には政権交代をジャマしたい層が多い。特に大マスコミは「公正」を装いながら、マニフェストを比較して民主党の政策にケチをつけ、有権者を惑わそうとしている。何度でもいうが、今回の選挙の争点はマニフェストのよしあしではない。争点はひとつ、政権交代がいいかどうかだ。60余年も政権を独占して政財官の税金山分け政治を続けて、国民生活を貧困に陥れた自民党を選ぶか、旧態依然の政治を壊し、国民生活第一の民主党を中心とする政権を誕生させるか、だ。
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2009年08月11日 『日刊ゲンダイ』掲載
森元首相の尻に火がついたゾ
「姫の鮫退治」として注目されている石川2区が過熱してきた。選挙区は盤石であるはずの森元首相の応援に舛添厚労相、公明党の漆原国対委員長が現地入り。さらにタレントのユンソナまで駆けつけた。元首相の苦しさは世論調査にも表れている。民主党の田中美絵子候補が猛追し、ついに横一線に並んだ。この状況に、イラつく森は報道関係者にもブチ切れて八つ当たりした。
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【うわさの真偽】2009年8月6日 『日刊ゲンダイ』掲載
総選挙前は11勝1敗!
5日で途切れたが、TOPIXの13連騰が話題だ。6月には第2部指数の20連騰もあって、どこまで記録を伸ばすか注目されたが、過去4回あった7位タイで終わった。
〈景気回復期で物色人気のスソ野拡大の表れ〉と解説されてきたが、実は〈衆院選前に株価は下がらない〉とのジンクスが生きているとも。
過去12回の衆院選の解散日から投票日までの日経平均は11勝(上げ)1敗(下げ)と、圧倒的な株価上昇ぶり。政治家の「口先介入」に踊らされているのだが、特に今回は政権交代劇の可能性が高いだけに……。
●早くも船出を占う
史上3位タイの5カ月連続「陽線」となった7月の取引は、月初から9連敗(下落)し、14日からは逆に9連騰という離れワザだった。前者の値動きは、今度の衆院選を最後に終焉する自民党政権への「別れのきしみ」。後者は民主党新政権への「期待」にも取れる。民主300議席獲得を早々と掲げる調査筋もあるなど、市場は政権党にくみしない特異な選挙ムード。
さて、8月は過去に1度だけある6カ月連続陽線が試される。投開票日2日前に、この稀有な現象が表れるかどうかが、ハッキリする。鳩山新政権誕生の船出を占う結果となるか。
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2009年8月11日 20時55分 毎日jp
<衆院選>民主が政権公約を修正…日米FTAなど5項目
民主党は11日、先月27日に発表した衆院選マニフェスト(政権公約)のうち、米国との自由貿易協定(FTA)の表現など5項目の修正・補強を発表した。全国10カ所で開催したマニフェスト説明会で受けた意見などを反映させた。既に表明していた「国と地方の協議の場を設置」を正式に盛り込んだほか、成長戦略、不妊治療の支援拡充、年金税制の詳細説明――の3点を新たに追加した。
米国とのFTAは「締結する」から「交渉を促進」に表現を後退させた上、「国内農業・農村の振興などを損なうことを行わない」と追加。アジア・太平洋諸国との経済連携協定(EPA)とFTAについても「締結を積極的に推進」から「交渉を積極的に推進」に改めた。
また、子育て・教育で「出産の経済的負担を軽減する」の項目に「不妊治療には医療保険の適用を検討し、支援を拡充する」と新たに追加した。マニフェストの土台となる各分野の政策の詳細を網羅的に掲載した「09年政策集」に記載したところ、問い合わせが多かったため、明記することにした。
子ども手当創設では、配偶者控除が廃止されるため「年金受給者の負担が増えるのでは」との指摘もあった。このため「年金税制について公的年金等控除拡大、老年者控除復活を実施するので、年金受給者の税負担は軽減される」と丁寧に表記することにした。
成長戦略の項を新設したのは、自民党や経済界から言及がないと批判を受けたことへの配慮。「子ども手当、高速道路無料化などの政策で家計の可処分所得を増やし、日本経済を内需主導型へ転換し、安定した経済成長を実現する」などとした。【小山由宇】
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自公府議ら「裏切りだ」…首長連合・民主支持で
与野党をてんびんにかけながら、地方分権を迫ってきた「首長連合」が11日、衆院選での民主党支持を打ち出した。
メンバーの大阪府の橋下徹知事は大阪府庁での記者会見で、「民主党の応援マイクは握れない」と自民、公明両党への気遣いを見せたが、「民主党は本気で霞が関と対峙(たいじ)する可能性がある」と政権交代に期待を寄せた。知事選で橋下知事を支援した自民、公明両党の府議らは「裏切りだ」と反発。一方で、民主党の前衆院議員らは「人気知事の評価は心強い」と歓迎した。
「戦後60年、霞が関と一緒にやってきた自民党が霞が関を解体できるかといえば、無理」。橋下知事は、横浜市の中田宏市長とともに記者会見に臨み、民主党支持を決めた理由をこう説明した。
府議会与党である自民、公明に反旗を翻すことになる判断。「(知事選で)受けた恩は返していない」「投票してくれた人は納得しないと思う」。ふだんの強気の発言は影を潜め、幾度も苦渋の表情を浮かべた。
衆院選での対応については「自公の応援をしないのが精いっぱいの判断。(政策評価は)民主党が上だが、民主党の応援はしない」と、自民、公明両党に配慮して与野党双方の応援を見送る考えを示した。
自民党のベテラン府議は「知事与党として協力してきたのに、まさに裏切りだ」と非難。知事が9月議会に再挑戦する大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転についても、「再び議会の存在感を示すだけだ」と、反対に回ることをほのめかした。公明党府議団の光沢忍・副幹事長も「知事選で応援した支援者の理解は得られない」と切り捨てた。
一方、知事野党の民主党側は納得の様子。同党府連代表の平野博文・前衆院議員は「自公を応援しないだけでも、選挙にはプラスになる」と喜んだ。
(2009年8月12日02時00分 読売新聞)
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昔「黒テント」佐藤信の戯曲に「今や裏からこそこそ離反する《裏切り》の時代ではなく、正面から造反してばっさりと斬りつける《表切り》の時代だ」といった台詞があったが、この橋下知事の場合も「裏切り」などではなく悩んだ末の立派な「表斬り」である。自民党・総務省のラインこそが、これまで全国47都道府県を国政の名の下に隷属させて来た元凶であるから、卑しくも《地方分権》を口にする者なら早晩彼ら《中央》との非和解的対決に至るのは必然の理なのである。
尤も私はかつて羽仁五郎『都市の論理』の愛読者だった関係から(はあ?)《地方分権》という言葉はそれ自体自家撞着ではないかと疑っている。《地方》とは《中央》と一対の概念で、結局のところ《中央》あっての《地方》であり、中央集権がなければ地方分権もないからである。
ちなみに羽に五郎大先生は「地方」だとか「地域」だとかいった「中央」と対を為す蒙昧主義的言辞ではなく「都市自治体」という概念を使えと推奨している。w
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鳩山代表、靖国に代わる国立追悼施設検討を言明
2009年8月12日23時57分 asahi.com
民主党の鳩山代表は12日、記者団に対し、靖国神社に代わる戦没者のための新たな国立追悼施設について、「特定の宗教によらない、どなたもわだかまりがなく戦没者の追悼ができるような国立追悼施設の取り組みを進めたい」と述べ、建設に向けて検討を始める考えを明らかにした。
また、鳩山氏は「天皇陛下も靖国神社には参拝されない。大変つらい思いでおられるんじゃないか。陛下が心安らかにお参りに行かれるような施設が好ましいと思うのも理由の一つだ」と述べ、天皇が支障なく参拝できるような施設を新たに作るべきだと強調した。
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2009年8月12日 20時52分 ( 2009年8月12日 23時38分更新 )
<党首討論>麻生首相と鳩山代表、財源めぐり激しく議論 毎日jp
麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の鳩山由紀夫代表は12日、東京都内のホテルで開かれた「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)主催の討論会に出席した。首相は民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当などの政策について「毎年続けるのは不可能。財源なきバラマキは無責任だ」と批判。一方、鳩山氏は「全く財源の心配はしてない。優先度の低い事業をやめ、行政の無駄をなくすことでまかなえる」と押し返し、財源問題を中心に激しい議論が展開された。
この日は首相が仕掛ける場面が目立ち、「攻める首相、守る鳩山氏」という印象を残した。
冒頭、首相は「一番の違いは責任力だ。公約には実現可能性と一貫性が必要」と政権担当能力を強調し、鳩山氏は「今回初めて政権を国民が選べる選挙になる。無駄の多い国は官僚任せの政治では打破できない」と政権交代の意義を訴えた。
財源問題で首相は「(民主党は)子ども手当に5兆円、高速道路無料化に2兆円、農家戸別補償に1兆円と言う。子ども手当の財源として配偶者控除、扶養控除の廃止などを挙げているが、全部削っても1.4兆円」などと批判した。
鳩山氏は「天下り先への予算を大幅に削ることなどで9.1兆円を約束をしている」などと反論。65歳未満の子どものいない専業主婦家庭で増税になることについては「子どもは社会全体で養うという考え方にしなければ、少子化対策は打ち出せない」と説明した。
消費税増税については、鳩山氏は「政権を担う4年の間、する必要はない。経済的にもその必要は感じない」と重ねて否定。首相は「まず基本は景気回復。仮に名目(成長率)で2%になるのであれば、(消費税増税を)遅滞なくできる状況になったと判断していい」と述べ、姿勢の違いが鮮明になった。
安全保障問題では、首相はインド洋での給油活動などでの民主党の変化を批判。鳩山氏は「テロとの戦いのなかで本当に大事な支援を考えていくべき時だ」と主張した。【高塚保】
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衆院選:幸福実現党が全面撤退方針 14日に発表 毎日jp
衆院選(18日公示、30日投票)の300小選挙区と比例代表11ブロックすべてに候補者を立てる準備をしていた幸福実現党(大川隆法総裁)が12日、全面撤退する方針を固め、立候補予定者らへの連絡を始めた。同党関係者によると、14日に記者会見し、発表するという。同党は宗教法人幸福の科学を母体に5月に結成された。
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一人当たり300万円とか600万円とかの供託金を没収されては適わないから撤退はいずれする予定だったんだろうけど、「敗北前提」ということで言えば麻生だけではなくここもそうだったわけである。
それにしても「消費税ゼロ」だとか国防だとか、我々部外者には唐突そのものだったこの間の言行はいったい何だったんだろうね?単なる売名・お騒がせだったのか?それとも組織防衛とか何かお家の事情・深謀遠慮があったんだろうか・・などと言っていたらやっぱり出るんだとかまた言を翻しているけど勝手にしたら?
どうせこいつらは自公擁護の別働隊以外ではない。
激動の時代は(いや閉塞の時代かな?)こういう「新興宗教みたいな」わけわからない有象無象を遍く輩出するものなのである。
ちなみに「幸福? そんなものはありゃしない」とかつて埴谷雄高は『文藝』誌のインタヴューに答えていた。
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福島県、矢祭町に住基ネット参加要求 町長は拒否 NIKKEI NET
福島県は12日、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)への参加を拒否している矢祭町の古張允町長に対し、参加を要求した。同日、古張町長は「接続しない方針は変わらない」と話し、今後も拒否する考えを示した。県はこれまで同町に住基ネットへの参加を求める「勧告」を2回出している。今回は国の指示を受けた「要求」で是正が義務付けられるが、罰則はない。
県は12日、県庁に古張町長を呼び住基ネットへの参加を要求する文書を渡した。古張町長は参加しない理由について「町民のプライバシーという一言に尽きる」と話した。矢祭町の住基ネット不参加については総務省が11日、福島県の佐藤雄平知事に対し是正要求を出すように指示していた。
全国で住基ネットに不参加の自治体は同町と東京都国立市。総務省は2月にも東京都を通じて国立市に是正要求を出したが、同市は不参加の方針を変えていない。(12日 12:44)
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大阪府の橋下徹知事と横浜市の中田宏市長は11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として総選挙で民主党を支持することを表明した。自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を比較した結果、民主には「(地方分権に必要な)政治的リーダーシップが発揮される政権運営の仕組みが盛り込まれている」(橋下知事)と評価した。
全国知事会は8日に自民、民主、公明3党のマニフェストで、地方分権にかかわる政策の採点結果を公表。自民が60.6点、民主は58.3点、公明は66.2点で、民主の評価が低かった。橋下知事は、首長連合が知事会とは異なる政党支持を表明する可能性を示していた。
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何度でもいう 今回の選挙は政権交代が争点だ 『日刊ゲンダイ』8/11
この国には政権交代をジャマしたい層が多い。特に大マスコミは「公正」を装いながら、マニフェストを比較して民主党の政策にケチをつけ、有権者を惑わそうとしている。何度でもいうが、今回の選挙の争点はマニフェストのよしあしではない。争点はひとつ、政権交代がいいかどうかだ。60余年も政権を独占して政財官の税金山分け政治を続けて、国民生活を貧困に陥れた自民党を選ぶか、旧態依然の政治を壊し、国民生活第一の民主党を中心とする政権を誕生させるか、だ。
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2009年08月11日 『日刊ゲンダイ』掲載
森元首相の尻に火がついたゾ
「姫の鮫退治」として注目されている石川2区が過熱してきた。選挙区は盤石であるはずの森元首相の応援に舛添厚労相、公明党の漆原国対委員長が現地入り。さらにタレントのユンソナまで駆けつけた。元首相の苦しさは世論調査にも表れている。民主党の田中美絵子候補が猛追し、ついに横一線に並んだ。この状況に、イラつく森は報道関係者にもブチ切れて八つ当たりした。
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【うわさの真偽】2009年8月6日 『日刊ゲンダイ』掲載
総選挙前は11勝1敗!
5日で途切れたが、TOPIXの13連騰が話題だ。6月には第2部指数の20連騰もあって、どこまで記録を伸ばすか注目されたが、過去4回あった7位タイで終わった。
〈景気回復期で物色人気のスソ野拡大の表れ〉と解説されてきたが、実は〈衆院選前に株価は下がらない〉とのジンクスが生きているとも。
過去12回の衆院選の解散日から投票日までの日経平均は11勝(上げ)1敗(下げ)と、圧倒的な株価上昇ぶり。政治家の「口先介入」に踊らされているのだが、特に今回は政権交代劇の可能性が高いだけに……。
●早くも船出を占う
史上3位タイの5カ月連続「陽線」となった7月の取引は、月初から9連敗(下落)し、14日からは逆に9連騰という離れワザだった。前者の値動きは、今度の衆院選を最後に終焉する自民党政権への「別れのきしみ」。後者は民主党新政権への「期待」にも取れる。民主300議席獲得を早々と掲げる調査筋もあるなど、市場は政権党にくみしない特異な選挙ムード。
さて、8月は過去に1度だけある6カ月連続陽線が試される。投開票日2日前に、この稀有な現象が表れるかどうかが、ハッキリする。鳩山新政権誕生の船出を占う結果となるか。
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2009年8月11日 20時55分 毎日jp
<衆院選>民主が政権公約を修正…日米FTAなど5項目
民主党は11日、先月27日に発表した衆院選マニフェスト(政権公約)のうち、米国との自由貿易協定(FTA)の表現など5項目の修正・補強を発表した。全国10カ所で開催したマニフェスト説明会で受けた意見などを反映させた。既に表明していた「国と地方の協議の場を設置」を正式に盛り込んだほか、成長戦略、不妊治療の支援拡充、年金税制の詳細説明――の3点を新たに追加した。
米国とのFTAは「締結する」から「交渉を促進」に表現を後退させた上、「国内農業・農村の振興などを損なうことを行わない」と追加。アジア・太平洋諸国との経済連携協定(EPA)とFTAについても「締結を積極的に推進」から「交渉を積極的に推進」に改めた。
また、子育て・教育で「出産の経済的負担を軽減する」の項目に「不妊治療には医療保険の適用を検討し、支援を拡充する」と新たに追加した。マニフェストの土台となる各分野の政策の詳細を網羅的に掲載した「09年政策集」に記載したところ、問い合わせが多かったため、明記することにした。
子ども手当創設では、配偶者控除が廃止されるため「年金受給者の負担が増えるのでは」との指摘もあった。このため「年金税制について公的年金等控除拡大、老年者控除復活を実施するので、年金受給者の税負担は軽減される」と丁寧に表記することにした。
成長戦略の項を新設したのは、自民党や経済界から言及がないと批判を受けたことへの配慮。「子ども手当、高速道路無料化などの政策で家計の可処分所得を増やし、日本経済を内需主導型へ転換し、安定した経済成長を実現する」などとした。【小山由宇】
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自公府議ら「裏切りだ」…首長連合・民主支持で
与野党をてんびんにかけながら、地方分権を迫ってきた「首長連合」が11日、衆院選での民主党支持を打ち出した。
メンバーの大阪府の橋下徹知事は大阪府庁での記者会見で、「民主党の応援マイクは握れない」と自民、公明両党への気遣いを見せたが、「民主党は本気で霞が関と対峙(たいじ)する可能性がある」と政権交代に期待を寄せた。知事選で橋下知事を支援した自民、公明両党の府議らは「裏切りだ」と反発。一方で、民主党の前衆院議員らは「人気知事の評価は心強い」と歓迎した。
「戦後60年、霞が関と一緒にやってきた自民党が霞が関を解体できるかといえば、無理」。橋下知事は、横浜市の中田宏市長とともに記者会見に臨み、民主党支持を決めた理由をこう説明した。
府議会与党である自民、公明に反旗を翻すことになる判断。「(知事選で)受けた恩は返していない」「投票してくれた人は納得しないと思う」。ふだんの強気の発言は影を潜め、幾度も苦渋の表情を浮かべた。
衆院選での対応については「自公の応援をしないのが精いっぱいの判断。(政策評価は)民主党が上だが、民主党の応援はしない」と、自民、公明両党に配慮して与野党双方の応援を見送る考えを示した。
自民党のベテラン府議は「知事与党として協力してきたのに、まさに裏切りだ」と非難。知事が9月議会に再挑戦する大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転についても、「再び議会の存在感を示すだけだ」と、反対に回ることをほのめかした。公明党府議団の光沢忍・副幹事長も「知事選で応援した支援者の理解は得られない」と切り捨てた。
一方、知事野党の民主党側は納得の様子。同党府連代表の平野博文・前衆院議員は「自公を応援しないだけでも、選挙にはプラスになる」と喜んだ。
(2009年8月12日02時00分 読売新聞)
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昔「黒テント」佐藤信の戯曲に「今や裏からこそこそ離反する《裏切り》の時代ではなく、正面から造反してばっさりと斬りつける《表切り》の時代だ」といった台詞があったが、この橋下知事の場合も「裏切り」などではなく悩んだ末の立派な「表斬り」である。自民党・総務省のラインこそが、これまで全国47都道府県を国政の名の下に隷属させて来た元凶であるから、卑しくも《地方分権》を口にする者なら早晩彼ら《中央》との非和解的対決に至るのは必然の理なのである。
尤も私はかつて羽仁五郎『都市の論理』の愛読者だった関係から(はあ?)《地方分権》という言葉はそれ自体自家撞着ではないかと疑っている。《地方》とは《中央》と一対の概念で、結局のところ《中央》あっての《地方》であり、中央集権がなければ地方分権もないからである。
ちなみに羽に五郎大先生は「地方」だとか「地域」だとかいった「中央」と対を為す蒙昧主義的言辞ではなく「都市自治体」という概念を使えと推奨している。w
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鳩山代表、靖国に代わる国立追悼施設検討を言明
2009年8月12日23時57分 asahi.com
民主党の鳩山代表は12日、記者団に対し、靖国神社に代わる戦没者のための新たな国立追悼施設について、「特定の宗教によらない、どなたもわだかまりがなく戦没者の追悼ができるような国立追悼施設の取り組みを進めたい」と述べ、建設に向けて検討を始める考えを明らかにした。
また、鳩山氏は「天皇陛下も靖国神社には参拝されない。大変つらい思いでおられるんじゃないか。陛下が心安らかにお参りに行かれるような施設が好ましいと思うのも理由の一つだ」と述べ、天皇が支障なく参拝できるような施設を新たに作るべきだと強調した。
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2009年8月12日 20時52分 ( 2009年8月12日 23時38分更新 )
<党首討論>麻生首相と鳩山代表、財源めぐり激しく議論 毎日jp
麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の鳩山由紀夫代表は12日、東京都内のホテルで開かれた「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)主催の討論会に出席した。首相は民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当などの政策について「毎年続けるのは不可能。財源なきバラマキは無責任だ」と批判。一方、鳩山氏は「全く財源の心配はしてない。優先度の低い事業をやめ、行政の無駄をなくすことでまかなえる」と押し返し、財源問題を中心に激しい議論が展開された。
この日は首相が仕掛ける場面が目立ち、「攻める首相、守る鳩山氏」という印象を残した。
冒頭、首相は「一番の違いは責任力だ。公約には実現可能性と一貫性が必要」と政権担当能力を強調し、鳩山氏は「今回初めて政権を国民が選べる選挙になる。無駄の多い国は官僚任せの政治では打破できない」と政権交代の意義を訴えた。
財源問題で首相は「(民主党は)子ども手当に5兆円、高速道路無料化に2兆円、農家戸別補償に1兆円と言う。子ども手当の財源として配偶者控除、扶養控除の廃止などを挙げているが、全部削っても1.4兆円」などと批判した。
鳩山氏は「天下り先への予算を大幅に削ることなどで9.1兆円を約束をしている」などと反論。65歳未満の子どものいない専業主婦家庭で増税になることについては「子どもは社会全体で養うという考え方にしなければ、少子化対策は打ち出せない」と説明した。
消費税増税については、鳩山氏は「政権を担う4年の間、する必要はない。経済的にもその必要は感じない」と重ねて否定。首相は「まず基本は景気回復。仮に名目(成長率)で2%になるのであれば、(消費税増税を)遅滞なくできる状況になったと判断していい」と述べ、姿勢の違いが鮮明になった。
安全保障問題では、首相はインド洋での給油活動などでの民主党の変化を批判。鳩山氏は「テロとの戦いのなかで本当に大事な支援を考えていくべき時だ」と主張した。【高塚保】
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衆院選:幸福実現党が全面撤退方針 14日に発表 毎日jp
衆院選(18日公示、30日投票)の300小選挙区と比例代表11ブロックすべてに候補者を立てる準備をしていた幸福実現党(大川隆法総裁)が12日、全面撤退する方針を固め、立候補予定者らへの連絡を始めた。同党関係者によると、14日に記者会見し、発表するという。同党は宗教法人幸福の科学を母体に5月に結成された。
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一人当たり300万円とか600万円とかの供託金を没収されては適わないから撤退はいずれする予定だったんだろうけど、「敗北前提」ということで言えば麻生だけではなくここもそうだったわけである。
それにしても「消費税ゼロ」だとか国防だとか、我々部外者には唐突そのものだったこの間の言行はいったい何だったんだろうね?単なる売名・お騒がせだったのか?それとも組織防衛とか何かお家の事情・深謀遠慮があったんだろうか・・などと言っていたらやっぱり出るんだとかまた言を翻しているけど勝手にしたら?
どうせこいつらは自公擁護の別働隊以外ではない。
激動の時代は(いや閉塞の時代かな?)こういう「新興宗教みたいな」わけわからない有象無象を遍く輩出するものなのである。
ちなみに「幸福? そんなものはありゃしない」とかつて埴谷雄高は『文藝』誌のインタヴューに答えていた。
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福島県、矢祭町に住基ネット参加要求 町長は拒否 NIKKEI NET
福島県は12日、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)への参加を拒否している矢祭町の古張允町長に対し、参加を要求した。同日、古張町長は「接続しない方針は変わらない」と話し、今後も拒否する考えを示した。県はこれまで同町に住基ネットへの参加を求める「勧告」を2回出している。今回は国の指示を受けた「要求」で是正が義務付けられるが、罰則はない。
県は12日、県庁に古張町長を呼び住基ネットへの参加を要求する文書を渡した。古張町長は参加しない理由について「町民のプライバシーという一言に尽きる」と話した。矢祭町の住基ネット不参加については総務省が11日、福島県の佐藤雄平知事に対し是正要求を出すように指示していた。
全国で住基ネットに不参加の自治体は同町と東京都国立市。総務省は2月にも東京都を通じて国立市に是正要求を出したが、同市は不参加の方針を変えていない。(12日 12:44)
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