
1.ジャッカル
これは特にクレジットでの断わりはないが、1973年に公開された「ジャッカルの日」のリメイク版ということである。前作がドゴール仏大統領狙撃計画を題材にしたベストセラー小説の映画化だったのに対して、こちらはシチュエーションを一応「米大統領夫人暗殺計画」に変えて、それをB・ウイルスとリチャード・ギアの2大スター競演(あとシドニー・ポアチエも!)という企画で提供されている。goo映画の採点は47点という異様に低い評価だったが、何を偉そうにそんな採点をするのだろうか、何様のつもりだ?!
思うに、これは評者の過大な思い入れに拠る偏見であろうと、私は独断的に推測するものである。ぁそ。どこの誰かは知りようがないが、この評者が高く採点する映画を一度見てみたいものである。笑。
私はいつも「採点」などというおこがましいことは拒否しているが、少なくとも今回見た3本の中では一番面白く、これぞアメリカン・ムービーという出色の出来映えだった。
以下goo映画によると: ↓
キャスト(役名)
* Bruce Willis ブルース・ウィリス (The Jackal)
* Richard Gere リチャード・ギア (Declan Mulqueen)
* Sidney Poitier シドニー・ポワチエ (Cater Preston)
* Diane Venora ダイアン・ヴェノーラ (Valentina Koslova)
* Mathilda May マチルダ・メイ (Isabella)
* J.K.Simmons ジェイ・ケイ・シモンズ (Witherspoon)
* Stephen Spinella スティーヴン・スピネラ (Douglas)
* Richard Lineback (McMurphy)
* Tess Harper テス・ハーパー (The First Lady)
スタッフ
監督
* Michael Caton Jones マイケル・ケイトン・ジョーンズ
製作
* James Jacks ジェームズ・ジャックス
* Sean Daniel ショーン・ダニエル
* Michael Caton Jones マイケル・ケイトン・ジョーンズ
* Kevin Jarre ケヴィン・ジャール
原案
* Chuck Pfarrer チャック・ファーラー
脚本
* Chuck Pfarrer チャック・ファーラー
撮影
* Karl Walter Lindenlaub カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽
* Carter Burwell カーター・バーウェル
美術
* Michael White マイケル・ホワイト
編集
* Jim Clark ジム・クラーク
衣装(デザイン)
* Albert Wolsky アルバート・ウォルスキー
エグゼクティブ・プロデューサー
* Terence Clegg テレンス・クレッグ
* Hal Lieberman ハル・リーバーマン
* Gary Levinsohn ゲイリー・レヴィンソン
* Mark Gordon マーク・ゴードン
字幕
* 戸田奈津子 トダナツコ
その他
* Simon Taylor TOMATO サイモン・テイラー・トマト
あらすじ(毎度のことながら、ネタバレ注意である)
正体不明の超大物暗殺者ジャッカル(ブルース・ウィリス)は、チェチェン・マフィアの首領テレク(デイヴィッド・ハイマン)から彼の弟を殺した米国の情報機関の要人暗殺を依頼される。ジャッカルにとっても相手が巨大なだけに最後の仕事となるため、報酬は7千万ドル。この情報をつかんだ、テレクの組織壊滅を図るFBI副長官プレストン(シドニー・ポワチエ)とMVD[ロシア情報局]のコスロヴァ少佐(ダイアン・ヴェノーラ) 以下のチームはジャッカルの足取りを追うが、相手は神出鬼没。チームは彼の行動を予測し、狩り出せる数少ない人間として、元IRA幹部で超一流のテロリスト、デクラン・マルクィーン(リチャード・ギア)を起用。彼は仮釈放とジャッカルの素顔を知る元バスク祖国と自由の闘士イザベラ・ザンコーナ(マチルダ・メイ)を協力者にすることを条件に捜査に加わる。実はかつてイザベラと恋仲だったデクランは、武器売買のトラブルからふたりの間の子供をジャッカルに殺されたという因縁があった。さて、ジャッカルは、遠隔操作が可能な超強力な究極兵器を手中にカナダ経由で米国へ潜入。デクランはジャッカルに迫るが、FBI の内部情報まで把握するジャッカルはコスロヴァらを殺し、デクランに「お前は女を守れない男だ」と謎のメッセージを残す。その言葉からジャッカルの標的が大統領夫人(テス・ハーパー)であると知ったデクランは、先回りして遊説先の会場でジャッカルを待ち受ける。はたしてジャッカルの究極兵器が演壇を襲うが、夫人は間一髪で無事。かくしてデクランはジャッカルを追い詰め、苦闘の末彼を倒すのだった。
・・ということである。
ジャッカル(1997) - goo 映画
ジャッカルの日(1973) - goo 映画
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2,ゾンビ・ストリッパーズ
goo映画によると: ↓
そう遠くない未来。第4期目のブッシュ政権は世界各地で戦闘活動を継続していたが、慢性的な兵力不足に悩まされていた。この問題を解決するため、軍とW産業は死人を蘇らせるウィルスを共同開発する。しかし研究所でウィルスが蔓延。感染力の強さからそれは次々と感染者を増やし、掃討作戦でやってきた兵士にも感染してしまう。感染により自らの抹殺を恐れた兵士は場末のストリップクラブへと逃げ込み……。
そのタイトルの通り、ゾンビ+ストリッパーの夢の(?)競演が実現したホラー・コメディ。研究所から漏れたウィルスに感染しゾンビ化したストリッパーたちが、セクシーかつインパクトの強いポールダンスを繰り広げる。人気ストリッパーのキャットを演じるのは、かつてポルノ界の女王と呼ばれたジェナ・ジェイムスン。そのセクシーさには男女問わず目をひきつけられるはず。またポールダンスだけでなく、見事なタップダンスも披露している。『エルム街の悪夢』でフレディ役を演じたロバート・イングランドも出演。ストリップクラブの主として存在感を放っている。
・・ということである。「ブッシュが『4期目』になって兵隊が足りなくなったから・・」というのは勿論万感の思いを込めた痛烈な皮肉である。が、我々が知っている現実は、大統領が民主党のオバマにチェンジしても、国防長官はブッシュ政権下の長官が横滑りしてしまったわけである。
私が見た映画は1時間程に編集された短編(?)だったが、もっと長いのがあるということだろうか?・・まあしかし、こういう強烈過ぎるエログロナンセンスは私の好みとは程遠いからもう充分飽食して気分が悪いくらいだ。w
ゾンビ・ストリッパーズ - goo 映画
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3.アイ・カム・ウイズ・ザ・レイン
この映画もまあ、何なんだろうね?!(笑)
テーマが散漫で、私には冗長な駄作・失敗作だったという印象が強いんだけど、私の後ろの列の席にいたどこかの爺さんも上映中「わからん。意味がわからん。外国映画は・・」とうるさくぼやき続けていた。気持ちはわかるが、こちらはあんたの感想など上映中に聞きたくないのである。あっそ。
シタオ(キムタク)という世界的大製薬会社の御曹司が、フィリッピン・ミンダナオ島で救貧のボランティア活動をしていて行方不明になる。彼には他人の肉体的(?)苦痛を自分が代わりに背負ってしまうという霊媒師のような特技がある。彼がその「施術」の過程で知り合った女性は香港マフィアのボスも追っていた。父親からの依頼でシタオを探す米人探偵(J・ハートネット)が彼らと絡むという展開であるが、確かに描写が一部病的でわかり難くなっている。w
シタオの受難はイエス・キリストの受難とオーバーラップするように明白な意図をもって撮られているが、見ているこちらとしては「何でそうなるの?」「だからどうしたの?」と言いたくなるのである。この監督はクリスチャンなのだろうか?・・まあよくわからない映画だった。あとキムタクの英語の発音には如何にも日本人ぽい訛りがあったが、あれは演技で訛っていたのか、それとも地で訛っていたのか、私には判断出来なかった。チョナンカン(クサナギくん)にせよ工藤由貴にせよ、外国語が半端でなく上手な役者さんも今は多いのだから、我らがキムタクにも頑張って欲しいと私は思う。w
goo映画では: ↓
ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけ。彼の名はシタオ。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという不思議な力を持つ。彼の父の依頼により、元刑事の探偵クラインは、シタオ捜索の旅に出る。シタオの足跡を辿り、LAからフィリピン、そして香港へと辿り着くクライン。そこで刑事時代の仲間メン・ジーと共に突き止めたのは、シタオがリリという女性と一緒にいるということ。そして、リリを溺愛し、追い求め続ける香港マフィアのボス、ス・ドンボもまた、シタオを探しているということだった…。香港マフィアと警察の抗争、壮絶な逃走劇に巻き込まれながら捜索を続けるクラインは、遂にシタオとの対面を果たす。だが、その時彼の目に映ったシタオの姿とは…。(作品資料より)
監督・脚本
* トラン・アン・ユン
出演
* ジョシュ・ハートネット
* 木村拓哉
* イ・ビョンホン
* トラン・ヌー・イェン・ケー
* ショーン・ユー
* イライアス・コティーズ
・・となっている。
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン - goo 映画
cf.ジョシュ・ハートネットへの単独インタヴュー
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これは特にクレジットでの断わりはないが、1973年に公開された「ジャッカルの日」のリメイク版ということである。前作がドゴール仏大統領狙撃計画を題材にしたベストセラー小説の映画化だったのに対して、こちらはシチュエーションを一応「米大統領夫人暗殺計画」に変えて、それをB・ウイルスとリチャード・ギアの2大スター競演(あとシドニー・ポアチエも!)という企画で提供されている。goo映画の採点は47点という異様に低い評価だったが、何を偉そうにそんな採点をするのだろうか、何様のつもりだ?!
思うに、これは評者の過大な思い入れに拠る偏見であろうと、私は独断的に推測するものである。ぁそ。どこの誰かは知りようがないが、この評者が高く採点する映画を一度見てみたいものである。笑。
私はいつも「採点」などというおこがましいことは拒否しているが、少なくとも今回見た3本の中では一番面白く、これぞアメリカン・ムービーという出色の出来映えだった。
以下goo映画によると: ↓
キャスト(役名)
* Bruce Willis ブルース・ウィリス (The Jackal)
* Richard Gere リチャード・ギア (Declan Mulqueen)
* Sidney Poitier シドニー・ポワチエ (Cater Preston)
* Diane Venora ダイアン・ヴェノーラ (Valentina Koslova)
* Mathilda May マチルダ・メイ (Isabella)
* J.K.Simmons ジェイ・ケイ・シモンズ (Witherspoon)
* Stephen Spinella スティーヴン・スピネラ (Douglas)
* Richard Lineback (McMurphy)
* Tess Harper テス・ハーパー (The First Lady)
スタッフ
監督
* Michael Caton Jones マイケル・ケイトン・ジョーンズ
製作
* James Jacks ジェームズ・ジャックス
* Sean Daniel ショーン・ダニエル
* Michael Caton Jones マイケル・ケイトン・ジョーンズ
* Kevin Jarre ケヴィン・ジャール
原案
* Chuck Pfarrer チャック・ファーラー
脚本
* Chuck Pfarrer チャック・ファーラー
撮影
* Karl Walter Lindenlaub カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽
* Carter Burwell カーター・バーウェル
美術
* Michael White マイケル・ホワイト
編集
* Jim Clark ジム・クラーク
衣装(デザイン)
* Albert Wolsky アルバート・ウォルスキー
エグゼクティブ・プロデューサー
* Terence Clegg テレンス・クレッグ
* Hal Lieberman ハル・リーバーマン
* Gary Levinsohn ゲイリー・レヴィンソン
* Mark Gordon マーク・ゴードン
字幕
* 戸田奈津子 トダナツコ
その他
* Simon Taylor TOMATO サイモン・テイラー・トマト
あらすじ(毎度のことながら、ネタバレ注意である)
正体不明の超大物暗殺者ジャッカル(ブルース・ウィリス)は、チェチェン・マフィアの首領テレク(デイヴィッド・ハイマン)から彼の弟を殺した米国の情報機関の要人暗殺を依頼される。ジャッカルにとっても相手が巨大なだけに最後の仕事となるため、報酬は7千万ドル。この情報をつかんだ、テレクの組織壊滅を図るFBI副長官プレストン(シドニー・ポワチエ)とMVD[ロシア情報局]のコスロヴァ少佐(ダイアン・ヴェノーラ) 以下のチームはジャッカルの足取りを追うが、相手は神出鬼没。チームは彼の行動を予測し、狩り出せる数少ない人間として、元IRA幹部で超一流のテロリスト、デクラン・マルクィーン(リチャード・ギア)を起用。彼は仮釈放とジャッカルの素顔を知る元バスク祖国と自由の闘士イザベラ・ザンコーナ(マチルダ・メイ)を協力者にすることを条件に捜査に加わる。実はかつてイザベラと恋仲だったデクランは、武器売買のトラブルからふたりの間の子供をジャッカルに殺されたという因縁があった。さて、ジャッカルは、遠隔操作が可能な超強力な究極兵器を手中にカナダ経由で米国へ潜入。デクランはジャッカルに迫るが、FBI の内部情報まで把握するジャッカルはコスロヴァらを殺し、デクランに「お前は女を守れない男だ」と謎のメッセージを残す。その言葉からジャッカルの標的が大統領夫人(テス・ハーパー)であると知ったデクランは、先回りして遊説先の会場でジャッカルを待ち受ける。はたしてジャッカルの究極兵器が演壇を襲うが、夫人は間一髪で無事。かくしてデクランはジャッカルを追い詰め、苦闘の末彼を倒すのだった。
・・ということである。


============
2,ゾンビ・ストリッパーズ
goo映画によると: ↓
そう遠くない未来。第4期目のブッシュ政権は世界各地で戦闘活動を継続していたが、慢性的な兵力不足に悩まされていた。この問題を解決するため、軍とW産業は死人を蘇らせるウィルスを共同開発する。しかし研究所でウィルスが蔓延。感染力の強さからそれは次々と感染者を増やし、掃討作戦でやってきた兵士にも感染してしまう。感染により自らの抹殺を恐れた兵士は場末のストリップクラブへと逃げ込み……。
そのタイトルの通り、ゾンビ+ストリッパーの夢の(?)競演が実現したホラー・コメディ。研究所から漏れたウィルスに感染しゾンビ化したストリッパーたちが、セクシーかつインパクトの強いポールダンスを繰り広げる。人気ストリッパーのキャットを演じるのは、かつてポルノ界の女王と呼ばれたジェナ・ジェイムスン。そのセクシーさには男女問わず目をひきつけられるはず。またポールダンスだけでなく、見事なタップダンスも披露している。『エルム街の悪夢』でフレディ役を演じたロバート・イングランドも出演。ストリップクラブの主として存在感を放っている。
・・ということである。「ブッシュが『4期目』になって兵隊が足りなくなったから・・」というのは勿論万感の思いを込めた痛烈な皮肉である。が、我々が知っている現実は、大統領が民主党のオバマにチェンジしても、国防長官はブッシュ政権下の長官が横滑りしてしまったわけである。
私が見た映画は1時間程に編集された短編(?)だったが、もっと長いのがあるということだろうか?・・まあしかし、こういう強烈過ぎるエログロナンセンスは私の好みとは程遠いからもう充分飽食して気分が悪いくらいだ。w

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3.アイ・カム・ウイズ・ザ・レイン
この映画もまあ、何なんだろうね?!(笑)
テーマが散漫で、私には冗長な駄作・失敗作だったという印象が強いんだけど、私の後ろの列の席にいたどこかの爺さんも上映中「わからん。意味がわからん。外国映画は・・」とうるさくぼやき続けていた。気持ちはわかるが、こちらはあんたの感想など上映中に聞きたくないのである。あっそ。
シタオ(キムタク)という世界的大製薬会社の御曹司が、フィリッピン・ミンダナオ島で救貧のボランティア活動をしていて行方不明になる。彼には他人の肉体的(?)苦痛を自分が代わりに背負ってしまうという霊媒師のような特技がある。彼がその「施術」の過程で知り合った女性は香港マフィアのボスも追っていた。父親からの依頼でシタオを探す米人探偵(J・ハートネット)が彼らと絡むという展開であるが、確かに描写が一部病的でわかり難くなっている。w
シタオの受難はイエス・キリストの受難とオーバーラップするように明白な意図をもって撮られているが、見ているこちらとしては「何でそうなるの?」「だからどうしたの?」と言いたくなるのである。この監督はクリスチャンなのだろうか?・・まあよくわからない映画だった。あとキムタクの英語の発音には如何にも日本人ぽい訛りがあったが、あれは演技で訛っていたのか、それとも地で訛っていたのか、私には判断出来なかった。チョナンカン(クサナギくん)にせよ工藤由貴にせよ、外国語が半端でなく上手な役者さんも今は多いのだから、我らがキムタクにも頑張って欲しいと私は思う。w
goo映画では: ↓
ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけ。彼の名はシタオ。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという不思議な力を持つ。彼の父の依頼により、元刑事の探偵クラインは、シタオ捜索の旅に出る。シタオの足跡を辿り、LAからフィリピン、そして香港へと辿り着くクライン。そこで刑事時代の仲間メン・ジーと共に突き止めたのは、シタオがリリという女性と一緒にいるということ。そして、リリを溺愛し、追い求め続ける香港マフィアのボス、ス・ドンボもまた、シタオを探しているということだった…。香港マフィアと警察の抗争、壮絶な逃走劇に巻き込まれながら捜索を続けるクラインは、遂にシタオとの対面を果たす。だが、その時彼の目に映ったシタオの姿とは…。(作品資料より)
監督・脚本
* トラン・アン・ユン
出演
* ジョシュ・ハートネット
* 木村拓哉
* イ・ビョンホン
* トラン・ヌー・イェン・ケー
* ショーン・ユー
* イライアス・コティーズ
・・となっている。

cf.ジョシュ・ハートネットへの単独インタヴュー
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