1.『男はつらいよ。真実一路』。シリーズ第34作で、マドンナ役は人妻=大原麗子。寅は人妻に恋慕してしまうのだ。あっそ。
最近で言うと37作目くらいから1作ずつ遡って毎回見ている。出演者には既に鬼籍に入られた方も多く寂しい思いもするが、反面、当然ながら満男くん(吉岡秀隆)がどんどん子供に戻って行くのがわかって面白い。数ヶ月前には成人した満男くんとゴクミの絡むシリーズを見た記憶があるから、最終48作目から一つずつ前に戻って行くというのがこの『飛田東映』という映画館の最近の趣向なのかも知れない。再来週は『夜霧に咽ぶ寅次郎』でマドンナは中原理恵である。女寅次郎という触れ込みだ。
2.『極道はクリスチャン。修羅の抗争』
* 哀川翔 アイカワショウ (木村竜二)
* 石橋保 イシバシタモツ (滝口鉄夫)
* 川本淳市 カワモトジュンイチ (寺西修平)
* 今井恵理 イマイエリ (寺西典子)
* 川地民夫 カワチタミオ (白岩伸二)
これはキャストが良かったね。それで良いモンが死なないところが良かった。はあ?ヤクザ映画って、良いモンがみんな悪いモンに殺されちゃうもんね。プロレスの藤原組長が悪の頭目になる。
3.『座頭市兇状旅』
これは1963年の映画だというから、もう40年以上前になるんだね。勝新も若い。
ただストーリーとしてはやや散漫な感じを受けた。昔はこういうテンポで充分だったんだろうか?
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男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984) - goo 映画
極道はクリスチャン 修羅の抗争(2000) - goo 映画
座頭市兇状旅(1963) - goo 映画
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2007年12月05日 『日刊ゲンダイ』掲載
流行語大賞 舛添大臣に批判噴出
今年の流行語大賞に「消えた年金」がトップ10に入った。その表彰式に出てきたのが、舛添厚労大臣だったから、誰もがア然だ。この言葉を生み出した“ミスター年金”こと民主党の長妻昭議員なら納得だが、口先だけで何もできない厚労大臣は「消した年金じゃないのか」との皮肉な声も続出。「大体、大臣がそんなものに呼ばれてノコノコ出かけるヒマがあるのか」なんてブーイングが上がっている。
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問題は対米従属外交と守屋汚職の相関
『日刊ゲンダイ』12/05
防衛省汚職を守屋前次官と宮崎元専務の贈収賄事件に矮小化していいのか。全体の構図をあぶり出し、その背後でうごめく巨悪にもメスを入れなければ意味がない。宮崎らとの宴席同席疑惑が持たれている額賀大臣は防衛庁長官時代に沖縄の米軍再編事業の当事者だった。やはりもう一度証人喚問に引きずり出して、そのあたりを追及する必要がある。さらに山田洋行からのパー券やお車代で疑惑まみれの久間元防衛相や、守屋を後押しし4年以上も防衛省のドンとして君臨させた小泉元首相や飯島秘書官も喚問すべきだ。守屋汚職と対米従属外交の相関を調べ、日米安保を隠れミノにやりたい放題の国防族の正体を暴くことこそ重要だ。
最近で言うと37作目くらいから1作ずつ遡って毎回見ている。出演者には既に鬼籍に入られた方も多く寂しい思いもするが、反面、当然ながら満男くん(吉岡秀隆)がどんどん子供に戻って行くのがわかって面白い。数ヶ月前には成人した満男くんとゴクミの絡むシリーズを見た記憶があるから、最終48作目から一つずつ前に戻って行くというのがこの『飛田東映』という映画館の最近の趣向なのかも知れない。再来週は『夜霧に咽ぶ寅次郎』でマドンナは中原理恵である。女寅次郎という触れ込みだ。
2.『極道はクリスチャン。修羅の抗争』
* 哀川翔 アイカワショウ (木村竜二)
* 石橋保 イシバシタモツ (滝口鉄夫)
* 川本淳市 カワモトジュンイチ (寺西修平)
* 今井恵理 イマイエリ (寺西典子)
* 川地民夫 カワチタミオ (白岩伸二)
これはキャストが良かったね。それで良いモンが死なないところが良かった。はあ?ヤクザ映画って、良いモンがみんな悪いモンに殺されちゃうもんね。プロレスの藤原組長が悪の頭目になる。
3.『座頭市兇状旅』
これは1963年の映画だというから、もう40年以上前になるんだね。勝新も若い。
ただストーリーとしてはやや散漫な感じを受けた。昔はこういうテンポで充分だったんだろうか?
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男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984) - goo 映画
極道はクリスチャン 修羅の抗争(2000) - goo 映画
座頭市兇状旅(1963) - goo 映画
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2007年12月05日 『日刊ゲンダイ』掲載
流行語大賞 舛添大臣に批判噴出
今年の流行語大賞に「消えた年金」がトップ10に入った。その表彰式に出てきたのが、舛添厚労大臣だったから、誰もがア然だ。この言葉を生み出した“ミスター年金”こと民主党の長妻昭議員なら納得だが、口先だけで何もできない厚労大臣は「消した年金じゃないのか」との皮肉な声も続出。「大体、大臣がそんなものに呼ばれてノコノコ出かけるヒマがあるのか」なんてブーイングが上がっている。
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問題は対米従属外交と守屋汚職の相関
『日刊ゲンダイ』12/05
防衛省汚職を守屋前次官と宮崎元専務の贈収賄事件に矮小化していいのか。全体の構図をあぶり出し、その背後でうごめく巨悪にもメスを入れなければ意味がない。宮崎らとの宴席同席疑惑が持たれている額賀大臣は防衛庁長官時代に沖縄の米軍再編事業の当事者だった。やはりもう一度証人喚問に引きずり出して、そのあたりを追及する必要がある。さらに山田洋行からのパー券やお車代で疑惑まみれの久間元防衛相や、守屋を後押しし4年以上も防衛省のドンとして君臨させた小泉元首相や飯島秘書官も喚問すべきだ。守屋汚職と対米従属外交の相関を調べ、日米安保を隠れミノにやりたい放題の国防族の正体を暴くことこそ重要だ。