1.格差問題。格差の対立、不均衡。老若男女間の個々の対立。切れる若者、切れる老人。
『どらえもん』に出て来るような横丁の頑固親父がいなくなった。
他人の迷惑など一顧だにしない無分別で無軌道な若者たち(←ばかものどもだ!)が目立つが、彼らに誰も注意しない。彼らを諫めるのは我々の世代の務めかも知れないが、上の世代からはいじめられ続けて来たせいか、我々もそういうことは苦手である。
2.スマートフォンの市場占有率はまだようやく50%を超えたところにあるそうで、町で見掛ける人たちの中にはいまだ従来型の携帯に嵌っている人たちが半分はいるわけである。従来型だろうが4Sだろうが、それが今の『ローン社会』に必須のアイテムであることに相違はない。
3.自称先進諸国民はみな多重債務者揃いで日本とて例外ではない、という話から一千兆円の債務をチャラにしたかったら革命でも起こすしかないでしょう?という話になって、ならば我が平成維新は明治維新の基本的術策から『天皇機関説』を学んで(?)再度天皇制利用の革命をやるのが手っ取り早いのではないかという議論を、私は前回記事に書いたが、無論そんな革命が起こり得るなどと信じているわけでは毛頭ない。薩長が担ぎ出す以前の天皇制は各種免状発行の総元締のような存在に過ぎなかったのである。
私自身は天皇制にも象徴天皇制にも反対の立場であるが、メディアにいいように操られている我が国民は現行の象徴天皇制が好きなのだと思い込まされているから、もし今この国で革命が起こるとしたら『また再びの道』=天皇家と制度を道具として使っての革命にならざるを得ないだろうと考えただけの話である。脱米も革命も今の日本では容易に起こり得ない。
考えてもみるがいい。あの『天下の朝日』には「天皇制批判だけは絶対いけない」という『菊のタブー』があるのである。これでは毎日街宣車に乗って騒ぎ立てているその辺の右翼・民族派たちと同レベルではないか。メディアなどというものは、皇族をすべて「さま」付けで呼ぶなどという言語破壊を一年中繰り返している醜く愚劣な集団なのである。
君が代の歌詞などは帝(みかど)におべっかを使っているだけの醜悪な内容なので、私はあんなものを国歌と規定している人たちの見識を疑うものである。歌いたい人たちは歌えばいいが私は歌わない。w
4.1%vs99%・・このタイトルで文章を起こすことも私は密かに企んでいた。
日本では全然盛り上がらないこの運動だが、斜陽の欧米ではまだまだ盛んな様子である。
私は先の見えた欧米などを相手にするよりは、中国、インド、ブラジル、インドネシア・・etc.を仲間にしたブロック経済構築(?)を企んだ方が遥かに将来に対して希望が持てるという考えである。「円高株安」などは欧米が日本に対して仕掛けた一種「飼い殺し作戦」なのである。輸出輸出と猫も杓子も騒ぎ立てているが、円高なんだから逆に世界中のいいものを買いまくった方が賢い。そんなことは小学生でもわかる理屈である。「日本企業の輸出は迷惑だ」と欧米は言っているのであるから、こっちは「あっそ♪」と笑ってやればいいのである。事実大企業はいつでも日本脱出を敢行出来る態勢を整えているし、半ば日本と日本の国民を見捨ててもいるのである。
人類の歴史は1%の人たちの歴史だった。残り99%の人たちは1%の者たちのために汗水流して身を粉にして働き、無名のまま死んでいった。その歴史の大勢が、その辺でちょっと騒いだくらいで覆るとは到底思われない。
関東実業界の大ボス=東電は勿論「1%」の大代表である。霞が関は東電は手厚く守り保護するが、被災者には必要最小限の手当てしかしない。彼らは「99%」の代表だからである。
租税も年金も取り易いところから取るだけ取って、それを「単年度主義」の官僚らが「使わなきゃ損だ。来年度の予算が減額される!」とばかりに先を争って蕩尽し尽くした結果が1千兆円の国債残である。これが小泉らの所謂「百年安心プラン」の正体である。官僚たちが立てた何の根拠もない「見通し」は全て敗れた。
どこの誰の賃金が上がったか!?
「運用利回り」など、どこの世界の話だ!?
5.先日の朝生は本論の方はつまらなかったが、「報道の組織は官僚組織と同じで、終身雇用を望み、上司の顔色ばかりを窺う出世主義者しか生き残れない体制だ」というサブテーマの方は面白かった。
曰く、世論調査という名の世論操作であり、一列横並びの排他主義集団=記者クラブである。
私も田原の爺さん同様、先の総選挙では「民主党に期待しそして見事に裏切られた」口であるが、ではあの政変など起きない方が良かったかと言えば全然そんなことはなくて、自公の腐れ切った政権はやはり朽ち果てて然るべきだったのである。民主党政権になって今までより以上に悪くなった部分もあるが、自民党を官邸から追い出さなければ明るみに出なかった部分も多くある。
歴史的必然というものは、起こる筈のないことは起こさないものなのである。
6.大阪も同じである。橋下・維新の会が府と市を総取りすればその先にはバラ色の未来が待ち受けているなどとは誰も信じていない。
逆に維新の会は府でも市でも現状「比較第一党」の域を超えるものではなく、橋下も必要だと言い既成政党も攻撃するような「独裁」などはどこにも起こっていない。維新の会のパンフレットには既成政党の反対によって否決された条例案が列挙されている。笑。
大阪市長の退職金は現行4,450万円と全政令指定都市中最高額であるが、平松はこれをちょこっと4,000万円にまで減額すると言っている。橋下案は「大阪府知事同様2,000万円で充分じゃないか」と半額以下への減額を提唱している。平松が大幅減額に踏み切れないのは市職員幹部らが「そんなことされたら自分たちの取り分まで減らされてしまう!」と猛反発するからである。どこまでも意地汚い奴らであるが、橋下は市職員を30%削減するとぶち上げているからこれまで通りの「既得権益を守る」ためには絶対避けたい候補者なのである。
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大阪ダブル選 橋下徹それでも「圧勝」の異常選挙
【政治・経済】
2011年11月14日 『日刊ゲンダイ』掲載
「父親が暴力団?結構毛だらけ」と開き直り
<民主、自民の完全な戦略ミス>
橋下徹(42)VS.平松邦夫(62)の一騎打ちになった27日投票の大阪市長選。当初は「大接戦」が予想されたが、早くも「橋下圧勝」の見方が強まっている。ダブルスコアの声まであがる始末だ。
基礎票では、現職の平松市長が圧倒している。大阪市の有権者は213万人。投票率を40%とすると当選ラインは43万票。「民、自、共」の3党から支持を受けた平松陣営の基礎票は、民主25万、自民20万、共産11万――と56万票ある。ところが、平松陣営は完全に戦略を見誤ったという。
「さすがに大阪市民も、橋下徹の強引な手法には不安を覚えている。だから平松サイドは、余計なことをせず独裁者の橋下を市長にしたら市政はメチャクチャにされると訴えればよかった。橋下府政の2年半、たいした成果もなかったから、攻めやすかったはず。ところが、自民から共産までが“反橋下”で手を組んだため、既成政党が束になって橋下個人を潰している構図になってしまった。橋下徹も『オール守旧派と新しい大阪をつくる勢力の戦いだ』と、改革派VS.既得権益の構図に持ち込んでいる。いつの間にか、平松陣営こそ横暴という構図になりつつあります」(大阪市政関係者)
しかも、民主も自民も、内心は「反橋下」で戦うことに腰が引けている。
「大阪選出の国会議員は、次の選挙を考えたら、人気のある橋下が率いる『大阪維新の会』を敵に回したくないのがホンネです。たとえば、自民党の谷川秀善参院議員は、次の衆院選で息子を大阪19区から出馬させる予定ですが、19区の地元議員は維新の会ばかり。息子の当選を考えたらケンカできない。民主や公明も、総選挙の時は維新の会に選挙協力して欲しい。とても本気で市長選を戦う雰囲気ではありません」(政界事情通)
週刊誌が一斉に報じた「橋下の父親はヤクザ」「従兄弟は人殺し」といったバッシングも、むしろ「本人の責任じゃない」と同情を集めている。橋下本人も「権力構造を変えるにはお坊ちゃんじゃできませんよ。実の父親が暴力団? 結構毛だらけだ」と開き直っている。
もともと、横山ノックを知事に選ぶような大阪は、理屈は関係ない。平松陣営からは「投票率が30%を切れば勝てる」と弱気な発言が出るありさまだ。このままでは、とんでもない独裁者が誕生してしまう。
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『どらえもん』に出て来るような横丁の頑固親父がいなくなった。
他人の迷惑など一顧だにしない無分別で無軌道な若者たち(←ばかものどもだ!)が目立つが、彼らに誰も注意しない。彼らを諫めるのは我々の世代の務めかも知れないが、上の世代からはいじめられ続けて来たせいか、我々もそういうことは苦手である。
2.スマートフォンの市場占有率はまだようやく50%を超えたところにあるそうで、町で見掛ける人たちの中にはいまだ従来型の携帯に嵌っている人たちが半分はいるわけである。従来型だろうが4Sだろうが、それが今の『ローン社会』に必須のアイテムであることに相違はない。
3.自称先進諸国民はみな多重債務者揃いで日本とて例外ではない、という話から一千兆円の債務をチャラにしたかったら革命でも起こすしかないでしょう?という話になって、ならば我が平成維新は明治維新の基本的術策から『天皇機関説』を学んで(?)再度天皇制利用の革命をやるのが手っ取り早いのではないかという議論を、私は前回記事に書いたが、無論そんな革命が起こり得るなどと信じているわけでは毛頭ない。薩長が担ぎ出す以前の天皇制は各種免状発行の総元締のような存在に過ぎなかったのである。
私自身は天皇制にも象徴天皇制にも反対の立場であるが、メディアにいいように操られている我が国民は現行の象徴天皇制が好きなのだと思い込まされているから、もし今この国で革命が起こるとしたら『また再びの道』=天皇家と制度を道具として使っての革命にならざるを得ないだろうと考えただけの話である。脱米も革命も今の日本では容易に起こり得ない。
考えてもみるがいい。あの『天下の朝日』には「天皇制批判だけは絶対いけない」という『菊のタブー』があるのである。これでは毎日街宣車に乗って騒ぎ立てているその辺の右翼・民族派たちと同レベルではないか。メディアなどというものは、皇族をすべて「さま」付けで呼ぶなどという言語破壊を一年中繰り返している醜く愚劣な集団なのである。
君が代の歌詞などは帝(みかど)におべっかを使っているだけの醜悪な内容なので、私はあんなものを国歌と規定している人たちの見識を疑うものである。歌いたい人たちは歌えばいいが私は歌わない。w
4.1%vs99%・・このタイトルで文章を起こすことも私は密かに企んでいた。
日本では全然盛り上がらないこの運動だが、斜陽の欧米ではまだまだ盛んな様子である。
私は先の見えた欧米などを相手にするよりは、中国、インド、ブラジル、インドネシア・・etc.を仲間にしたブロック経済構築(?)を企んだ方が遥かに将来に対して希望が持てるという考えである。「円高株安」などは欧米が日本に対して仕掛けた一種「飼い殺し作戦」なのである。輸出輸出と猫も杓子も騒ぎ立てているが、円高なんだから逆に世界中のいいものを買いまくった方が賢い。そんなことは小学生でもわかる理屈である。「日本企業の輸出は迷惑だ」と欧米は言っているのであるから、こっちは「あっそ♪」と笑ってやればいいのである。事実大企業はいつでも日本脱出を敢行出来る態勢を整えているし、半ば日本と日本の国民を見捨ててもいるのである。
人類の歴史は1%の人たちの歴史だった。残り99%の人たちは1%の者たちのために汗水流して身を粉にして働き、無名のまま死んでいった。その歴史の大勢が、その辺でちょっと騒いだくらいで覆るとは到底思われない。
関東実業界の大ボス=東電は勿論「1%」の大代表である。霞が関は東電は手厚く守り保護するが、被災者には必要最小限の手当てしかしない。彼らは「99%」の代表だからである。
租税も年金も取り易いところから取るだけ取って、それを「単年度主義」の官僚らが「使わなきゃ損だ。来年度の予算が減額される!」とばかりに先を争って蕩尽し尽くした結果が1千兆円の国債残である。これが小泉らの所謂「百年安心プラン」の正体である。官僚たちが立てた何の根拠もない「見通し」は全て敗れた。
どこの誰の賃金が上がったか!?
「運用利回り」など、どこの世界の話だ!?
5.先日の朝生は本論の方はつまらなかったが、「報道の組織は官僚組織と同じで、終身雇用を望み、上司の顔色ばかりを窺う出世主義者しか生き残れない体制だ」というサブテーマの方は面白かった。
曰く、世論調査という名の世論操作であり、一列横並びの排他主義集団=記者クラブである。
私も田原の爺さん同様、先の総選挙では「民主党に期待しそして見事に裏切られた」口であるが、ではあの政変など起きない方が良かったかと言えば全然そんなことはなくて、自公の腐れ切った政権はやはり朽ち果てて然るべきだったのである。民主党政権になって今までより以上に悪くなった部分もあるが、自民党を官邸から追い出さなければ明るみに出なかった部分も多くある。
歴史的必然というものは、起こる筈のないことは起こさないものなのである。
6.大阪も同じである。橋下・維新の会が府と市を総取りすればその先にはバラ色の未来が待ち受けているなどとは誰も信じていない。
逆に維新の会は府でも市でも現状「比較第一党」の域を超えるものではなく、橋下も必要だと言い既成政党も攻撃するような「独裁」などはどこにも起こっていない。維新の会のパンフレットには既成政党の反対によって否決された条例案が列挙されている。笑。
大阪市長の退職金は現行4,450万円と全政令指定都市中最高額であるが、平松はこれをちょこっと4,000万円にまで減額すると言っている。橋下案は「大阪府知事同様2,000万円で充分じゃないか」と半額以下への減額を提唱している。平松が大幅減額に踏み切れないのは市職員幹部らが「そんなことされたら自分たちの取り分まで減らされてしまう!」と猛反発するからである。どこまでも意地汚い奴らであるが、橋下は市職員を30%削減するとぶち上げているからこれまで通りの「既得権益を守る」ためには絶対避けたい候補者なのである。
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大阪ダブル選 橋下徹それでも「圧勝」の異常選挙
【政治・経済】
2011年11月14日 『日刊ゲンダイ』掲載
「父親が暴力団?結構毛だらけ」と開き直り
<民主、自民の完全な戦略ミス>
橋下徹(42)VS.平松邦夫(62)の一騎打ちになった27日投票の大阪市長選。当初は「大接戦」が予想されたが、早くも「橋下圧勝」の見方が強まっている。ダブルスコアの声まであがる始末だ。
基礎票では、現職の平松市長が圧倒している。大阪市の有権者は213万人。投票率を40%とすると当選ラインは43万票。「民、自、共」の3党から支持を受けた平松陣営の基礎票は、民主25万、自民20万、共産11万――と56万票ある。ところが、平松陣営は完全に戦略を見誤ったという。
「さすがに大阪市民も、橋下徹の強引な手法には不安を覚えている。だから平松サイドは、余計なことをせず独裁者の橋下を市長にしたら市政はメチャクチャにされると訴えればよかった。橋下府政の2年半、たいした成果もなかったから、攻めやすかったはず。ところが、自民から共産までが“反橋下”で手を組んだため、既成政党が束になって橋下個人を潰している構図になってしまった。橋下徹も『オール守旧派と新しい大阪をつくる勢力の戦いだ』と、改革派VS.既得権益の構図に持ち込んでいる。いつの間にか、平松陣営こそ横暴という構図になりつつあります」(大阪市政関係者)
しかも、民主も自民も、内心は「反橋下」で戦うことに腰が引けている。
「大阪選出の国会議員は、次の選挙を考えたら、人気のある橋下が率いる『大阪維新の会』を敵に回したくないのがホンネです。たとえば、自民党の谷川秀善参院議員は、次の衆院選で息子を大阪19区から出馬させる予定ですが、19区の地元議員は維新の会ばかり。息子の当選を考えたらケンカできない。民主や公明も、総選挙の時は維新の会に選挙協力して欲しい。とても本気で市長選を戦う雰囲気ではありません」(政界事情通)
週刊誌が一斉に報じた「橋下の父親はヤクザ」「従兄弟は人殺し」といったバッシングも、むしろ「本人の責任じゃない」と同情を集めている。橋下本人も「権力構造を変えるにはお坊ちゃんじゃできませんよ。実の父親が暴力団? 結構毛だらけだ」と開き直っている。
もともと、横山ノックを知事に選ぶような大阪は、理屈は関係ない。平松陣営からは「投票率が30%を切れば勝てる」と弱気な発言が出るありさまだ。このままでは、とんでもない独裁者が誕生してしまう。
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