
2009年7月21日 22時11分 毎日jp
<衆院選>立候補予定1241人…前回を上回る
第45回衆院選が8月18日公示、30日投開票の日程で行われることが決まった。毎日新聞のまとめでは21日現在、少なくとも小選挙区1112人、比例代表129人(重複立候補を除く)の計1241人が立候補を予定。前回の05年衆院選に立候補した1131人を100人以上、上回っている。
政党別では、小選挙区と比例代表を合わせて自民党313人(複数候補が立候補を希望し調整が難航しているケースを含む)▽民主党271人▽公明党35人▽共産党169人▽社民党37人▽国民新党14人などとなっている。【石川貴教】
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劣勢を伝えられる自民党が乱立気味で、逆に民主党は先の郵政解散時の自民党のように比例区の名簿数が不足する事態を想定して至急増員を図っているとのことである。選挙区事情から、国民新党から民主党へトレード(?)された候補者もいれば、一方共産党はなんでもかんでも候補者を立てて党全体としての得票率を上げればいいというこれまでの基本戦略は捨てて、小選挙区では自主投票を大幅に増やすということである。ここもとりあえずは政権交代優先である。
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山内氏自民離党県連、後任探し急ぐ
前議員の山内康一氏(35)が自民党を離党したことを受け、同党の竹内英明・県連幹事長は「寝耳に水。公示直前まで新たな人を探したい」と述べ、山内氏を公認候補とする予定だった衆院神奈川9区(川崎市多摩区、麻生区)に、別の候補者を擁立する方針を明らかにした。
一方、山内氏は同区から出馬する意向で、同日の記者会見で「自民党の公務員制度改革や行財政改革の速度が落ちている印象を持った。公務員制度改革で考えが近い渡辺喜美・元行政改革相との連携を模索する」と述べた。離党届は21日朝に書き、午後1時の解散直後に提出したという。
同区では、民主党県連代表の前議員笠浩史氏(44)、共産党新人の利根川武矩氏(65)、諸派新人の小口裕嗣氏(32)が立候補を予定している。
一方、自民党は21日、処遇が定まっていなかった前議員の江崎洋一郎氏について、前回衆院選と同様、比例選南関東ブロックの単独立候補と決めた。江崎氏は12区(藤沢市、寒川町)での出馬を予定していたが、同党はコスタリカ方式を解消し、12区の公認候補を前議員の桜井郁三氏としていた。(2009年7月22日 読売新聞)
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首相の謝罪後、自民内「反麻生色」一転も
地方選挙の連敗などで「反麻生色」を強めていた自民党のベテランや「小泉チルドレン」も、この日の首相の「おわび」後は一転、「団結」を唱える姿が目立った。
首相の盟友とされながら、日本郵政の社長人事問題で6月に更迭された鳩山邦夫前総務相(福岡6区)。
21日朝は、「情けない政権運営だった」と自宅前で麻生批判に語気を強めたが、両院議員懇談会後は「首相が率直におわびと反省をされたことは十分に評価できる」とトーンを変えた。「自民党の変わった姿を見せないと、風が変わらない」と顔を紅潮させた。
地元の後援会幹部も「懇談会で首相との関係もリセットされたと思う」と、親友同士の“復縁”に期待を寄せた。
首相を「徳がない」などと評した武部勤元幹事長(北海道12区)もこの日は批判を封印。報道陣に「麻生批判はやめたのか」と問われると、「いつまでもそんなことは言っていられない」。「ここまで苦しく、厳しい選挙は経験したことがない」というだけに、22日には地元に入る予定だ。
「私は反麻生でもなく、『麻生降ろし』をしていたわけでもありません」。2005年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」の一人、佐藤ゆかり氏は懇談会後、報道陣にこう強調した。
小泉旋風で追い風を受けた4年前は岐阜1区からの立候補だったが、今回は東京5区に国替えする。地元都議らの応援は不可欠だが、都議選で大敗した自民党都議団が、「麻生降ろし」に加担する候補は応援しない、との姿勢を打ち出した。
佐藤氏は21日、地元都議、区議らと会い、両院議員総会の開催を党に求めたのは都議選の総括などのため、といった説明に追われた。
(2009年7月22日05時26分 読売新聞)
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《09知事選》 長塚氏浮上 民主県連対応を模索
橋本・小幡氏 影響を注視
8月30日投開票の見通しとなっている知事選で、競輪アテネ五輪銀メダリストの長塚智広氏(30)の名前が急浮上し、独自候補を擁立していない民主党県連は対応を決めかねている。一方、橋本昌知事(63)や自民党推薦の小幡政人氏(64)の陣営は、影響を測りかね、支援者の引き締めに力を傾注している。
長塚氏は読売新聞の取材に対し、「出馬は検討中だが、茨城がいい県になってほしいという気持ちはある」と話している。
民主党は衆院選3区(取手、龍ヶ崎など)の総支部が20日、常任幹事会を開いた。長塚氏が取手市出身とあって、出席者からは長塚氏支援の意見も出たが、出馬表明した段階で改めて協議することを確認した。衆院選候補予定者の小泉俊明氏は「普通の若い人とは異なり、中央に人脈がある。有為な人材を育てなければならない」と話した。
ただ、連合茨城が橋本知事を推薦しており、他の候補予定者は及び腰だ。県連幹部は「県連や候補者の対応が分裂するのは好ましくない」と頭を抱えている。
橋本知事は20日、水戸市内に県内28の首長を集め、市町村長による「支援の会」を立ち上げた。会長に会田真一守谷市長、副会長に野高貴雄河内町長が就き、小幡氏の出身地である県南部を強く意識した布陣を敷いた。21日には稲敷市で集会を開いた。橋本知事は長塚氏について「相当票を取るのではないか」と周辺に漏らしている。
小幡氏は20日、土浦市内で講演会を開き、約1800人を集めた。つくば、土浦、牛久の3市長も駆けつけ、気勢を上げた。会場に配った政策提言では「チェンジ茨城」「本気の改革は2期8年で」をキャッチフレーズに掲げた。小幡氏が当て込む多選批判票が長塚氏に流れる可能性があるが、陣営には「橋本知事に流れる民主系の票を長塚氏が食うのではないか」との期待感もある。
知事選には、共産党推薦の間宮孝子氏(57)、元会社社長森川勝行氏(58)も立候補を表明している。 (2009年7月22日 読売新聞)
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’09衆院選:衆院が解散 「歓迎」と「覚悟」激突 /北海道
◇早速、マイク握り街頭へ
衆院が解散された21日、道内でも各党の小選挙区立候補予定者が早速街頭に立ち、事実上の選挙戦に突入した。麻生太郎首相が就任した昨秋から解散が取りざたされただけに、民主など野党の陣営は「いよいよだ」「歴史的な選挙」と歓迎した。8月30日の投開票までの期間は40日と戦後最長に及ぶ。厳しい選挙を覚悟する自民の陣営からは「少しでも多くの人に政策を訴えたい」との声も上がった。【衆院選取材班】
解散前の正午過ぎ、道1区の共産新人、松井秀明氏は早々と札幌・大通公園で街頭演説。手応えについて「『自公政治を変えたい』という有権者の思いを感じる」と語った。道8区の民主前職、逢坂誠二氏は解散直後の午後1時過ぎ、道議ら約20人が集まった函館市の選挙事務所に電話を入れ「忙しくなりますが、よろしくお願いします」とあいさつ。陣営幹部は「気合が入った」と意気込んだ。
JR新札幌駅前でマイクを握った道5区の民主元職、小林千代美氏は「40日間の熱い戦いが始まった。どうか勝たせてください。民主党に一度(政権を)任せてください」。午後2時、小雨が降る大通公園。道2区の社民新人、本田由美氏は街宣車の上から「総選挙がいよいよ始まる。政治を変えましょう」と声を張り上げた。
この日は、衆院本会議に出席した議員や公認証を受け取る新人など「上京組」も多かった。道9区の自民新人、川畑悟氏は東京都千代田区の国会議員会館で道内選出議員の事務所を回り、「殺気だった雰囲気に包まれている。いよいよという感じだ」と語った。道3区の自民前職、石崎岳氏は「厳しい選挙になるのは間違いないが、日本を守る政党はどこか、一人でも多くの人に訴えたい」と決意を示し、夕方の飛行機で道内に戻った。
道6区の民主前職、佐々木隆博氏は旭川市に戻り街頭に立ち、「この国を変える歴史的な選挙になる」。
◇
道選管(永井利幸委員長)は21日、衆院選実施本部を設置した。
◆各党が談話
◇最後は一枚岩で--自民党道連・竹内英順(ひでのぶ)幹事長
自民には最後は一枚岩になる良き伝統がある。党内の混乱で有権者に心配をかけたが、解散を機に一枚岩になる態勢を整えたい。道内でも小泉改革の影響が医療や福祉の現場に出ている。中小企業や弱者のための政治という原点に返り選挙に臨みたい。
◇政権交代実現する--民主党北海道・鉢呂吉雄代表
自公政権の下、格差が広がり国民生活と地域の荒廃が進んでいる。堂々と政策論争を挑んで政権交代を実現し、「国民の生活が第一」の政治を始める。この選挙で政権交代が実現しなければ、明日の雇用と生活はない。日本と北海道を変える歴史的使命を持って戦う。
◇実績と政策訴える--公明党道本部・佐藤英道幹事長
自公連立政権に対する逆風は厳しいが、麻生政権は景気対策を続け、公明としても定額給付金や妊婦健診の負担軽減などを実現させてきた。野党が仕掛ける政権交代ムードに流されず、有権者に公明の実績と政策が理解されるよう、全力で訴える。
◇比例に全力あげる--共産党道委員会・青山慶二書記長
支持拡大運動を飛躍させ、比例議席獲得に全力をあげる。長く続いた自公政治を退場に追い込み、歴史的な審判を下そうと呼び掛けたい。新政権に対して建設的野党として、消費税増税や改憲など危険な政策の具体化を許さない防波堤となる。
◇民主単独は危うい--社民党道連・山内恵子代表
自公政権は地方を切り捨て、国民生活を破壊した。政権交代を勝ち取らねばならないが、「2大政党しかないかのような選択」ではいけない。民主の単独政権では危うく、憲法を生かす社民がなくてはならない。憲法あってこその政権交代を目指したい。
◇北海道から首相を--新党大地・鈴木宗男代表
民主との選挙協力により政権交代を実現させ、北海道から初の首相を誕生させる。勝ち組・負け組と格差を広げた政治にNOを突きつけ、お年寄り、障害者をはじめ、弱い立場の人々に優しい政治を取り戻したい。
◇金田・丸谷両氏、今期限りで引退
衆院解散に伴い、道内選出の議員は民主党の金田誠一(61)=道8区=と公明党の丸谷佳織(44)=比例道ブロック=の2氏が引退した。
金田氏は渡島管内木古内町出身。函館市議を4期務め、中選挙区制最後の93年に旧社会党から立候補し初当選。2、3期目は民主から比例で、03年からは道8区で2期連続当選した。
医療、福祉分野で精力的に活動し、97年の臓器移植法制定をめぐっては、脳死を人の死としない「金田案」を提出。衆院では否決されたものの、与野党含めて憲政史上初めて党議拘束のない採決を実現し、参院での法案修正に影響を与えた。
06年1月に脳梗塞(こうそく)で倒れたが、最後まで車いすで登院。事務所を通じ「政治とは弱者に光を与えること。弱い人の立場に身を置き、誰もが安心して暮らせる社会保障制度を充実させた国づくりを進めてほしい」とのコメントを出した。
◇立候補予定者は12選挙区計43人 ブロック単独11人
道内12小選挙区には計43人(現職17人、元職2人、新人24人)が立候補を予定している。政党別内訳は▽自民12人▽民主12人▽共産5人▽ 社民1人▽諸派12人▽無所属1人。比例道ブロック(定数8)の単独立候補予定者は計11人。内訳は▽民主4人▽公明1人▽共産1人▽社民1人▽大地2人 ▽諸派2人。
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《選挙区割り》
◇1区=札幌市中央・南・西区
◇2区=札幌市北・東区
◇3区=札幌市白石・豊平・清田区
◇4区=札幌市手稲区、小樽市など
◇5区=札幌市厚別区、千歳市など
◇6区=旭川、士別、名寄市など
◇7区=釧路、根室市など
◇8区=函館市など
◇9区=室蘭、苫小牧市など
◇10区=岩見沢、滝川、留萌市など
◇11区=帯広市、十勝支庁
◇12区=北見、網走、稚内市など
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《立候補が予想される顔ぶれ》
●小選挙区
◇1区
長谷川岳 38 [元]会社役員 自新
横路孝弘 68 [元]副議長 (9)民前
松井秀明 40 党道委員 共新
高元和枝 59 幸福道代表 諸新
◇2区
吉川貴盛 58 副経産相 (3)自前
三井辨雄 66 党国対副委長 (3)民前
岡千陽 46 党道委員 共新
本田由美 31 [元]契約社員 社新
山本志美 42 幸福道副代表 諸新
◇3区
石崎岳 54 副総務相 (3)自前
荒井聰 63 [元]党役員室長(4)民元
森山佳則 42 幸福道副代表 諸新
◇4区
宮本融 43 [元]北大准教授 自新
鉢呂吉雄 61 党道代表 (6)民前
鶴見俊蔵 54 幸福道副代表 諸新
◇5区
町村信孝 64 [元]官房長官 (8)自前
小林千代美 40 [元]党道副代表 (1)民元
畑野泰紀 42 幸福道副代表 諸新
◇6区
今津寛 62 党道会長 (4)自前
佐々木隆博 60 [元]党道幹事長(1)民前
荻生和敏 59 党道委員 共新
武田慎一 42 幸福道副代表 諸新
◇7区
伊東良孝 60 [元]釧路市長 自新
仲野博子 50 [元]党局次長(2)民前
金成幸子 50 幸福道副代表 諸新
◇8区
福島啓史郎 63 [元]参院議員 自新
逢坂誠二 50 [元]ニセコ町長(1)民前
西野晃 32 幸福道副代表 諸新
佐藤健治 51 [元]NTT社員 無新
◇9区
川畑悟 38 [元]任天堂社員 自新
鳩山由紀夫 62 党代表 (7)民前
佐藤昭子 66 党地区役員 共新
里村英一 48 幸福党役員 諸新
◇10区
飯島夕雁 45 [元]村教育長(1)自前
小平忠正 67 党代議士会長 (6)民前
大林誠 36 幸福道副代表 諸新
◇11区
中川昭一 56 [元]財務相(8)自前
石川知裕 36 党青年局次長(1)民前
渡辺紫 60 党地区委員 共新
吉田美智子 62 幸福道副代表 諸新
◇12区
武部勤 68 [元]党幹事長(7)自前
松木謙公 50 党常任幹事 (2)民前
笠松長麿 56 幸福道副代表 諸新
●比例代表(定数8)
◇民主◇
山崎摩耶 62 大学教授 新
関藤政則 59 社保労務士 新
工藤仁美 54 労組事務局長 新
山岡達丸 29 [元]NHK記者 新
◇公明◇
稲津久 51 党道代表 新
◇共産◇
宮内聡 46 党道常任委員 新
◇社民◇
山口たか 59 党道副代表 新
◇大地◇
鈴木宗男 61 [元]官房副長官(7)前
八代英太 72 [元]郵政相 (3)元
◇幸福◇
佐藤直史 51 党総務会役員 新
小林智雄 44 党道副代表 新
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《名鑑の見方》
立候補者予定者名の右は満年齢(21日現在)、職業・肩書、衆院選での当選回数、政党名(自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、諸=諸派、無=無所属)、現職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。比例代表の立候補予定者は小選挙区との重複立候補予定者を除いた。
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北海道は激震かな。
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「平沼グループ」15人を発表 衆院選、城内実氏や小泉龍司氏 NIKKEI NET
無所属の平沼赳夫前衆院議員は22日、都内で記者会見し、保守系無所属の元職・新人らとつくる「平沼グループ」の衆院選の候補予定者を発表した。平沼氏のほか、郵政民営化法に反対し自民党の公認が得られず落選した城内実、小泉龍司両氏ら計15人がメンバーで、いずれも小選挙区から出馬する。今後も増える見通しだ。
平沼氏は「自民党の良い人たち、民主党の同じ考え方の人たちを糾合したい」と強調。自民、民主両党に対抗する「第三極」をめざし、「政界再編を視野に入れて努力する」と述べた。新党結成に関しては「選挙後に考える」と話し、検討する意向を改めて示した。(19:30)
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2009年7月22日 21時34分 毎日jp
<渡辺喜美氏>新党結成「今月あるいは8月上旬に」と述べる
自民党を離党した渡辺喜美前衆院議員(元行政改革担当相)は22日、富山県高岡市内で開かれた衆院選への立候補予定者の総決起集会に出席した後、記者団に対し、新党結成の時期について「準備の都合もあるので、おのずとタイムリミットは限られている。今月あるいは8月上旬には作りたい」と語った。
渡辺氏は、新党の参加者数について「2けたは集まっている」と、これまで通りの発言を繰り返した。【葛西大博】
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「救命ボートに来ない」=自民議員に不満-渡辺元行革相
7月22日22時38分配信 時事通信
渡辺喜美元行政改革担当相は22日夜、富山県高岡市で講演し、自民党の現状について「もう終わりだ。タイタニック号に乗っている自民党の国会議員のために救命ボートを回しているが、なかなか降りてこない。やっぱりしがらみがある」と述べ、渡辺氏らが結成する新党への自民党からの参加者が想定を下回っていることを認めた。
この後、記者会見した渡辺氏は「覚悟を持って(自民党を)出てくる方々はウエルカムだ」と強調。新党旗揚げの時期については「今月中か来月上旬には作りたい」と語った。
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政権交代先取り?市場は“民主銘柄”を物色
読売新聞2009年7月22日(水)20:03
「政権選択」が最大の焦点となる衆院選に向けた各政党の動きが本格化する中、株式市場では政権交代の可能性をにらんで民主党が主張する新政策を意識した個別銘柄の動きが活発になっている。
注目を集めているのが子育て関連株だ。民主党は月2万6000円の「子ども手当」の支給を打ち出しており、22日には個別指導塾を展開するリソー教育と玩具大手のタカラトミーが今年の最高値を更新。育児用品大手のピジョン株も堅調だ。農家への戸別所得補償をめぐっては農機メーカー大手の井関農機やクボタが値を上げている。
一方、高速道路の無料化を巡っては、自動車用品販売大手のイエローハットが22日に今年の最高値を更新した一方、利用客減少の可能性がある鉄道や航空会社などの株は伸び悩むなど、明暗が分かれている。
当面は、各党の政策や選挙の情勢分析などを材料とした取引が続くと見られるが、「政策の内容や実現性は慎重に見極める必要がある」(三菱UFJ証券の藤戸則弘氏)との指摘も聞かれる。
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<衆院選>立候補予定1241人…前回を上回る
第45回衆院選が8月18日公示、30日投開票の日程で行われることが決まった。毎日新聞のまとめでは21日現在、少なくとも小選挙区1112人、比例代表129人(重複立候補を除く)の計1241人が立候補を予定。前回の05年衆院選に立候補した1131人を100人以上、上回っている。
政党別では、小選挙区と比例代表を合わせて自民党313人(複数候補が立候補を希望し調整が難航しているケースを含む)▽民主党271人▽公明党35人▽共産党169人▽社民党37人▽国民新党14人などとなっている。【石川貴教】
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劣勢を伝えられる自民党が乱立気味で、逆に民主党は先の郵政解散時の自民党のように比例区の名簿数が不足する事態を想定して至急増員を図っているとのことである。選挙区事情から、国民新党から民主党へトレード(?)された候補者もいれば、一方共産党はなんでもかんでも候補者を立てて党全体としての得票率を上げればいいというこれまでの基本戦略は捨てて、小選挙区では自主投票を大幅に増やすということである。ここもとりあえずは政権交代優先である。
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山内氏自民離党県連、後任探し急ぐ
前議員の山内康一氏(35)が自民党を離党したことを受け、同党の竹内英明・県連幹事長は「寝耳に水。公示直前まで新たな人を探したい」と述べ、山内氏を公認候補とする予定だった衆院神奈川9区(川崎市多摩区、麻生区)に、別の候補者を擁立する方針を明らかにした。
一方、山内氏は同区から出馬する意向で、同日の記者会見で「自民党の公務員制度改革や行財政改革の速度が落ちている印象を持った。公務員制度改革で考えが近い渡辺喜美・元行政改革相との連携を模索する」と述べた。離党届は21日朝に書き、午後1時の解散直後に提出したという。
同区では、民主党県連代表の前議員笠浩史氏(44)、共産党新人の利根川武矩氏(65)、諸派新人の小口裕嗣氏(32)が立候補を予定している。
一方、自民党は21日、処遇が定まっていなかった前議員の江崎洋一郎氏について、前回衆院選と同様、比例選南関東ブロックの単独立候補と決めた。江崎氏は12区(藤沢市、寒川町)での出馬を予定していたが、同党はコスタリカ方式を解消し、12区の公認候補を前議員の桜井郁三氏としていた。(2009年7月22日 読売新聞)
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首相の謝罪後、自民内「反麻生色」一転も
地方選挙の連敗などで「反麻生色」を強めていた自民党のベテランや「小泉チルドレン」も、この日の首相の「おわび」後は一転、「団結」を唱える姿が目立った。
首相の盟友とされながら、日本郵政の社長人事問題で6月に更迭された鳩山邦夫前総務相(福岡6区)。
21日朝は、「情けない政権運営だった」と自宅前で麻生批判に語気を強めたが、両院議員懇談会後は「首相が率直におわびと反省をされたことは十分に評価できる」とトーンを変えた。「自民党の変わった姿を見せないと、風が変わらない」と顔を紅潮させた。
地元の後援会幹部も「懇談会で首相との関係もリセットされたと思う」と、親友同士の“復縁”に期待を寄せた。
首相を「徳がない」などと評した武部勤元幹事長(北海道12区)もこの日は批判を封印。報道陣に「麻生批判はやめたのか」と問われると、「いつまでもそんなことは言っていられない」。「ここまで苦しく、厳しい選挙は経験したことがない」というだけに、22日には地元に入る予定だ。
「私は反麻生でもなく、『麻生降ろし』をしていたわけでもありません」。2005年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」の一人、佐藤ゆかり氏は懇談会後、報道陣にこう強調した。
小泉旋風で追い風を受けた4年前は岐阜1区からの立候補だったが、今回は東京5区に国替えする。地元都議らの応援は不可欠だが、都議選で大敗した自民党都議団が、「麻生降ろし」に加担する候補は応援しない、との姿勢を打ち出した。
佐藤氏は21日、地元都議、区議らと会い、両院議員総会の開催を党に求めたのは都議選の総括などのため、といった説明に追われた。
(2009年7月22日05時26分 読売新聞)
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《09知事選》 長塚氏浮上 民主県連対応を模索
橋本・小幡氏 影響を注視
8月30日投開票の見通しとなっている知事選で、競輪アテネ五輪銀メダリストの長塚智広氏(30)の名前が急浮上し、独自候補を擁立していない民主党県連は対応を決めかねている。一方、橋本昌知事(63)や自民党推薦の小幡政人氏(64)の陣営は、影響を測りかね、支援者の引き締めに力を傾注している。
長塚氏は読売新聞の取材に対し、「出馬は検討中だが、茨城がいい県になってほしいという気持ちはある」と話している。
民主党は衆院選3区(取手、龍ヶ崎など)の総支部が20日、常任幹事会を開いた。長塚氏が取手市出身とあって、出席者からは長塚氏支援の意見も出たが、出馬表明した段階で改めて協議することを確認した。衆院選候補予定者の小泉俊明氏は「普通の若い人とは異なり、中央に人脈がある。有為な人材を育てなければならない」と話した。
ただ、連合茨城が橋本知事を推薦しており、他の候補予定者は及び腰だ。県連幹部は「県連や候補者の対応が分裂するのは好ましくない」と頭を抱えている。
橋本知事は20日、水戸市内に県内28の首長を集め、市町村長による「支援の会」を立ち上げた。会長に会田真一守谷市長、副会長に野高貴雄河内町長が就き、小幡氏の出身地である県南部を強く意識した布陣を敷いた。21日には稲敷市で集会を開いた。橋本知事は長塚氏について「相当票を取るのではないか」と周辺に漏らしている。
小幡氏は20日、土浦市内で講演会を開き、約1800人を集めた。つくば、土浦、牛久の3市長も駆けつけ、気勢を上げた。会場に配った政策提言では「チェンジ茨城」「本気の改革は2期8年で」をキャッチフレーズに掲げた。小幡氏が当て込む多選批判票が長塚氏に流れる可能性があるが、陣営には「橋本知事に流れる民主系の票を長塚氏が食うのではないか」との期待感もある。
知事選には、共産党推薦の間宮孝子氏(57)、元会社社長森川勝行氏(58)も立候補を表明している。 (2009年7月22日 読売新聞)
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’09衆院選:衆院が解散 「歓迎」と「覚悟」激突 /北海道
◇早速、マイク握り街頭へ
衆院が解散された21日、道内でも各党の小選挙区立候補予定者が早速街頭に立ち、事実上の選挙戦に突入した。麻生太郎首相が就任した昨秋から解散が取りざたされただけに、民主など野党の陣営は「いよいよだ」「歴史的な選挙」と歓迎した。8月30日の投開票までの期間は40日と戦後最長に及ぶ。厳しい選挙を覚悟する自民の陣営からは「少しでも多くの人に政策を訴えたい」との声も上がった。【衆院選取材班】
解散前の正午過ぎ、道1区の共産新人、松井秀明氏は早々と札幌・大通公園で街頭演説。手応えについて「『自公政治を変えたい』という有権者の思いを感じる」と語った。道8区の民主前職、逢坂誠二氏は解散直後の午後1時過ぎ、道議ら約20人が集まった函館市の選挙事務所に電話を入れ「忙しくなりますが、よろしくお願いします」とあいさつ。陣営幹部は「気合が入った」と意気込んだ。
JR新札幌駅前でマイクを握った道5区の民主元職、小林千代美氏は「40日間の熱い戦いが始まった。どうか勝たせてください。民主党に一度(政権を)任せてください」。午後2時、小雨が降る大通公園。道2区の社民新人、本田由美氏は街宣車の上から「総選挙がいよいよ始まる。政治を変えましょう」と声を張り上げた。
この日は、衆院本会議に出席した議員や公認証を受け取る新人など「上京組」も多かった。道9区の自民新人、川畑悟氏は東京都千代田区の国会議員会館で道内選出議員の事務所を回り、「殺気だった雰囲気に包まれている。いよいよという感じだ」と語った。道3区の自民前職、石崎岳氏は「厳しい選挙になるのは間違いないが、日本を守る政党はどこか、一人でも多くの人に訴えたい」と決意を示し、夕方の飛行機で道内に戻った。
道6区の民主前職、佐々木隆博氏は旭川市に戻り街頭に立ち、「この国を変える歴史的な選挙になる」。
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道選管(永井利幸委員長)は21日、衆院選実施本部を設置した。
◆各党が談話
◇最後は一枚岩で--自民党道連・竹内英順(ひでのぶ)幹事長
自民には最後は一枚岩になる良き伝統がある。党内の混乱で有権者に心配をかけたが、解散を機に一枚岩になる態勢を整えたい。道内でも小泉改革の影響が医療や福祉の現場に出ている。中小企業や弱者のための政治という原点に返り選挙に臨みたい。
◇政権交代実現する--民主党北海道・鉢呂吉雄代表
自公政権の下、格差が広がり国民生活と地域の荒廃が進んでいる。堂々と政策論争を挑んで政権交代を実現し、「国民の生活が第一」の政治を始める。この選挙で政権交代が実現しなければ、明日の雇用と生活はない。日本と北海道を変える歴史的使命を持って戦う。
◇実績と政策訴える--公明党道本部・佐藤英道幹事長
自公連立政権に対する逆風は厳しいが、麻生政権は景気対策を続け、公明としても定額給付金や妊婦健診の負担軽減などを実現させてきた。野党が仕掛ける政権交代ムードに流されず、有権者に公明の実績と政策が理解されるよう、全力で訴える。
◇比例に全力あげる--共産党道委員会・青山慶二書記長
支持拡大運動を飛躍させ、比例議席獲得に全力をあげる。長く続いた自公政治を退場に追い込み、歴史的な審判を下そうと呼び掛けたい。新政権に対して建設的野党として、消費税増税や改憲など危険な政策の具体化を許さない防波堤となる。
◇民主単独は危うい--社民党道連・山内恵子代表
自公政権は地方を切り捨て、国民生活を破壊した。政権交代を勝ち取らねばならないが、「2大政党しかないかのような選択」ではいけない。民主の単独政権では危うく、憲法を生かす社民がなくてはならない。憲法あってこその政権交代を目指したい。
◇北海道から首相を--新党大地・鈴木宗男代表
民主との選挙協力により政権交代を実現させ、北海道から初の首相を誕生させる。勝ち組・負け組と格差を広げた政治にNOを突きつけ、お年寄り、障害者をはじめ、弱い立場の人々に優しい政治を取り戻したい。
◇金田・丸谷両氏、今期限りで引退
衆院解散に伴い、道内選出の議員は民主党の金田誠一(61)=道8区=と公明党の丸谷佳織(44)=比例道ブロック=の2氏が引退した。
金田氏は渡島管内木古内町出身。函館市議を4期務め、中選挙区制最後の93年に旧社会党から立候補し初当選。2、3期目は民主から比例で、03年からは道8区で2期連続当選した。
医療、福祉分野で精力的に活動し、97年の臓器移植法制定をめぐっては、脳死を人の死としない「金田案」を提出。衆院では否決されたものの、与野党含めて憲政史上初めて党議拘束のない採決を実現し、参院での法案修正に影響を与えた。
06年1月に脳梗塞(こうそく)で倒れたが、最後まで車いすで登院。事務所を通じ「政治とは弱者に光を与えること。弱い人の立場に身を置き、誰もが安心して暮らせる社会保障制度を充実させた国づくりを進めてほしい」とのコメントを出した。
◇立候補予定者は12選挙区計43人 ブロック単独11人
道内12小選挙区には計43人(現職17人、元職2人、新人24人)が立候補を予定している。政党別内訳は▽自民12人▽民主12人▽共産5人▽ 社民1人▽諸派12人▽無所属1人。比例道ブロック(定数8)の単独立候補予定者は計11人。内訳は▽民主4人▽公明1人▽共産1人▽社民1人▽大地2人 ▽諸派2人。
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《選挙区割り》
◇1区=札幌市中央・南・西区
◇2区=札幌市北・東区
◇3区=札幌市白石・豊平・清田区
◇4区=札幌市手稲区、小樽市など
◇5区=札幌市厚別区、千歳市など
◇6区=旭川、士別、名寄市など
◇7区=釧路、根室市など
◇8区=函館市など
◇9区=室蘭、苫小牧市など
◇10区=岩見沢、滝川、留萌市など
◇11区=帯広市、十勝支庁
◇12区=北見、網走、稚内市など
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《立候補が予想される顔ぶれ》
●小選挙区
◇1区
長谷川岳 38 [元]会社役員 自新
横路孝弘 68 [元]副議長 (9)民前
松井秀明 40 党道委員 共新
高元和枝 59 幸福道代表 諸新
◇2区
吉川貴盛 58 副経産相 (3)自前
三井辨雄 66 党国対副委長 (3)民前
岡千陽 46 党道委員 共新
本田由美 31 [元]契約社員 社新
山本志美 42 幸福道副代表 諸新
◇3区
石崎岳 54 副総務相 (3)自前
荒井聰 63 [元]党役員室長(4)民元
森山佳則 42 幸福道副代表 諸新
◇4区
宮本融 43 [元]北大准教授 自新
鉢呂吉雄 61 党道代表 (6)民前
鶴見俊蔵 54 幸福道副代表 諸新
◇5区
町村信孝 64 [元]官房長官 (8)自前
小林千代美 40 [元]党道副代表 (1)民元
畑野泰紀 42 幸福道副代表 諸新
◇6区
今津寛 62 党道会長 (4)自前
佐々木隆博 60 [元]党道幹事長(1)民前
荻生和敏 59 党道委員 共新
武田慎一 42 幸福道副代表 諸新
◇7区
伊東良孝 60 [元]釧路市長 自新
仲野博子 50 [元]党局次長(2)民前
金成幸子 50 幸福道副代表 諸新
◇8区
福島啓史郎 63 [元]参院議員 自新
逢坂誠二 50 [元]ニセコ町長(1)民前
西野晃 32 幸福道副代表 諸新
佐藤健治 51 [元]NTT社員 無新
◇9区
川畑悟 38 [元]任天堂社員 自新
鳩山由紀夫 62 党代表 (7)民前
佐藤昭子 66 党地区役員 共新
里村英一 48 幸福党役員 諸新
◇10区
飯島夕雁 45 [元]村教育長(1)自前
小平忠正 67 党代議士会長 (6)民前
大林誠 36 幸福道副代表 諸新
◇11区
中川昭一 56 [元]財務相(8)自前
石川知裕 36 党青年局次長(1)民前
渡辺紫 60 党地区委員 共新
吉田美智子 62 幸福道副代表 諸新
◇12区
武部勤 68 [元]党幹事長(7)自前
松木謙公 50 党常任幹事 (2)民前
笠松長麿 56 幸福道副代表 諸新
●比例代表(定数8)
◇民主◇
山崎摩耶 62 大学教授 新
関藤政則 59 社保労務士 新
工藤仁美 54 労組事務局長 新
山岡達丸 29 [元]NHK記者 新
◇公明◇
稲津久 51 党道代表 新
◇共産◇
宮内聡 46 党道常任委員 新
◇社民◇
山口たか 59 党道副代表 新
◇大地◇
鈴木宗男 61 [元]官房副長官(7)前
八代英太 72 [元]郵政相 (3)元
◇幸福◇
佐藤直史 51 党総務会役員 新
小林智雄 44 党道副代表 新
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《名鑑の見方》
立候補者予定者名の右は満年齢(21日現在)、職業・肩書、衆院選での当選回数、政党名(自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、諸=諸派、無=無所属)、現職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。比例代表の立候補予定者は小選挙区との重複立候補予定者を除いた。
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北海道は激震かな。
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「平沼グループ」15人を発表 衆院選、城内実氏や小泉龍司氏 NIKKEI NET
無所属の平沼赳夫前衆院議員は22日、都内で記者会見し、保守系無所属の元職・新人らとつくる「平沼グループ」の衆院選の候補予定者を発表した。平沼氏のほか、郵政民営化法に反対し自民党の公認が得られず落選した城内実、小泉龍司両氏ら計15人がメンバーで、いずれも小選挙区から出馬する。今後も増える見通しだ。
平沼氏は「自民党の良い人たち、民主党の同じ考え方の人たちを糾合したい」と強調。自民、民主両党に対抗する「第三極」をめざし、「政界再編を視野に入れて努力する」と述べた。新党結成に関しては「選挙後に考える」と話し、検討する意向を改めて示した。(19:30)
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2009年7月22日 21時34分 毎日jp
<渡辺喜美氏>新党結成「今月あるいは8月上旬に」と述べる
自民党を離党した渡辺喜美前衆院議員(元行政改革担当相)は22日、富山県高岡市内で開かれた衆院選への立候補予定者の総決起集会に出席した後、記者団に対し、新党結成の時期について「準備の都合もあるので、おのずとタイムリミットは限られている。今月あるいは8月上旬には作りたい」と語った。
渡辺氏は、新党の参加者数について「2けたは集まっている」と、これまで通りの発言を繰り返した。【葛西大博】
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「救命ボートに来ない」=自民議員に不満-渡辺元行革相
7月22日22時38分配信 時事通信
渡辺喜美元行政改革担当相は22日夜、富山県高岡市で講演し、自民党の現状について「もう終わりだ。タイタニック号に乗っている自民党の国会議員のために救命ボートを回しているが、なかなか降りてこない。やっぱりしがらみがある」と述べ、渡辺氏らが結成する新党への自民党からの参加者が想定を下回っていることを認めた。
この後、記者会見した渡辺氏は「覚悟を持って(自民党を)出てくる方々はウエルカムだ」と強調。新党旗揚げの時期については「今月中か来月上旬には作りたい」と語った。
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政権交代先取り?市場は“民主銘柄”を物色
読売新聞2009年7月22日(水)20:03
「政権選択」が最大の焦点となる衆院選に向けた各政党の動きが本格化する中、株式市場では政権交代の可能性をにらんで民主党が主張する新政策を意識した個別銘柄の動きが活発になっている。
注目を集めているのが子育て関連株だ。民主党は月2万6000円の「子ども手当」の支給を打ち出しており、22日には個別指導塾を展開するリソー教育と玩具大手のタカラトミーが今年の最高値を更新。育児用品大手のピジョン株も堅調だ。農家への戸別所得補償をめぐっては農機メーカー大手の井関農機やクボタが値を上げている。
一方、高速道路の無料化を巡っては、自動車用品販売大手のイエローハットが22日に今年の最高値を更新した一方、利用客減少の可能性がある鉄道や航空会社などの株は伸び悩むなど、明暗が分かれている。
当面は、各党の政策や選挙の情勢分析などを材料とした取引が続くと見られるが、「政策の内容や実現性は慎重に見極める必要がある」(三菱UFJ証券の藤戸則弘氏)との指摘も聞かれる。
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