稲盛和夫の実学
著者 稲盛和夫
【序章】
どんな些細なことでも、原理原則に則って物事の本質を追究して、人間として何が正しいかで判断する
○值決めは経営。経営の死命を決する問題。
売り手にも買い手にも満足できる値でなければならない。
【第一章 キャッシュベースで経営する】
会計の原点に戻るなら、本来もっとも重要なキャッシュをベースにして正しい経営判断を行うべき
○会計上の利益から出発してキャッシュフローを考えるのではなく、いかにして経営そのものを「キャッシュベース」としていく
松下幸之助のダム式経営。土俵の真ん中で相撲をとるような経営。
○何かを成そうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込まなければならない。「わかってはいるけれど、現実にはそんなことは不可能だ」と少しでも思ってしまったら、どんなことも実現することはできない。