ヨシムラさん
→「ケンタローサン!
スープパスタ、スープがあまりないですけど!」
私
→「ヨシムラさん、パスタにスープ染み込んでますから!何とかうまくお客様に言ってください!」
ヨシムラさん
→「それはちょっとー無理があると思いますけどーーーーやってみます(>_<)」

ホールで苦笑いしながらお客様と話をしているヨシムラさん。
今考えるととんでもないことばかりでしたが、
そういう細かいことはその時の僕には全く気にならないことでした。
ワンミスが命取りのギリギリの精神状態。
オフィス街の限られたランチタイムは戦場。
待たせすぎると帰ってしまう。
あたりまえ
久しぶりに水道橋のヨシムラさんのお店に行って食べたランチのハッシュドビーフを食べた瞬間に
色んな事をを思い出しました。

この味はオープンして一番最初に作ったメニューの味。
友達の奥さんにきてもらい一緒に作って継ぎ足しながらしばらく作り続けた味。
あの時は
開店したてのお店なのにメニューもなく、人もなく、なんならお金もほとんどない。
今月の売り上げで家賃、借金、給料等を払わないとプロジェクトは即終了。
しかし無理やり
ここでやらなければ自分の望む未来はないと、
人生の間違いない岐路を感じていたので
どうあがいても厳しいのはわかってたのですが、
沢山の問題はありましたが、
突き進むことに迷いはありませんでした。
あのタイミングで都内で勝負できたから、今末広がりに展開していけてます。
そんな状況を見かねて無料で半年位助けてくれたスーパーマンの一人。
ヨシムラさんのおかげで
ギズモカフェは無事その後アルバイトを雇うことができ、(激安でやってくれたみんなありがとう(>_<))
いわゆるお店になっていきました。
当たり前というのは
すごいことなんです。
何でもそうだと思いますけど
ゼロから何かを産み出した人しかわからないと思います。
こういう感覚は私の一生の宝物です。
ヨシムラさんありがとうございました!
(他にも大勢のスーパーマン、スーパーウーマンがいて何とか成り立ってました。それはまたいつか触れさせていただきたいです。)