聖なる書物を読んで

現役JW29年目

12月ブロードキャスティング

2018-12-15 | エホバの証人
今回は、145回ギレアデの卒業式の第1部でした。

昔、ものみの塔誌にギレアデ卒業式の記事が載ってた頃は、毎回楽しみで読んでたなぁ。話が教訓的で興味深かったから。(インタビューとか経験とかはどうでもよかったけど)

今回も、話自体は悪くなかったかなと思います。

●「自分に賞賛を求めず、いつもエホバを賛美しましょう」
うん、これはもう、クリスチャンなら当然だよね。
ギレアデ卒業生だからこそ必要な話なんだろうけど・・・そう思う時点でもう、ギレアデダメじゃん。

●「干ばつの年にあなたはどうしますか」
①エホバが選んで任命した、忠実で思慮深い奴隷を信頼する。
「奴隷はエホバが選んで任命した」・・・・ってホントかいな。さらっと2回も(3回?)言ってたけど、刷り込みだよなぁ。
「エホバの証人の否定的な報道」とか「奴隷への根拠なきうわさ、ゆがめられた情報」は、疑いを抱かせるためだとかなんだとか言ってたなぁ。言い訳にしか聞こえなくなっちゃったなぁ。ほんとよく言えるよなぁ・・・神を畏れてたら言えないだろうに・・・。

②聖書の原則を信頼する。当てはめて得られた良い経験を忘れないようにする。
うん。これはその通りだと思う。

ここは①と②が逆だよね。無意識に、聖書より奴隷(の指示、規則)が上だと印象操作される感じがある。

●「別人のようになりましたか」
サウル(悪い)とサウロ(良い)の例。「いい意味で変化できたらそのままで(司会者ジャクソン氏のまとめ)」。

話の内容は良かった。でもね、ギレアデ(パタソン)に来る前と後では別人になってる・・・・ってホントかいな。そういうこと(ギレアデ最高!)にしておかないと困るから、そう言ってるだけでしょ。開拓者学校もそう。こういうのが人を差別するって分からないのかな。だいたい初期クリスチャンには、学校なんてなかったよ。

●「エホバから徐々に与えられる祝福を喜びましょう」(ケニス・クックJr)
①天使と創造の業。エホバはいっぺんに創造することもできたが、物質宇宙、地球、生物、人間と、徐々に創造することで天使たちに喜びと感嘆を与えられた。だから天使たちは、人間たちがどうなっていくのかを見てる。

自分、なんで天使たちはこんなに人間のことに興味津々なのか不思議に思っていたので、なるほどぉと思いました。これはもしかしてエホバ神からの答えかしらん、なんて。(とっさにこう思うってことは、まだ洗脳が解けてないw。疑問の答えは、組織からだけじゃなく、いたるところにあるのにね)。

②復活と完全性。内面は不完全なまま復活してくる(って断定してるけど、ホントかいな)。徐々にエホバを知り進歩してエホバに近づいていく喜び(って断定してるけど、全部推論・・というか夢物語だよね)。わたしたちも、今、完璧である必要はない(完璧さ、求められてる気がする)。

「予期せぬことを徐々に予期する(司会者ジャクソン氏のまとめ)」

●「肩を並べて」
①他の人を支え強める、②試練は互いを励ますチャンス、③分裂を許さない(根に持たず許し合う)。

ナチの時の「死の行進」になぞらえて、視覚に訴える映像つきの話。以前だったら感動したのかもしれないけど・・・・なんだか気味が悪かった。組織人間として洗脳するのが目的なんだろうなと思って。上手く言えないけど、こんな映像を作ってみんなに見せて何がしたいんだろう・・・ホント気味が悪かった。

●「生きる指針とすべき一言」
イエスが言われた「わたしが父を愛していることを世が知るように(ヨハネ4:31)」。父のご性格を知り、それを生き方に反映する。「父を愛している」ことが行動基準になるように(規則ではなく原則で)。

うん。これはその通りだと思う。ただ、強調された点が「人をカテゴリー分けしない」「人を許す」、というのがなんだかなぁ。イエスがいちいち「み父だったらどうするか」なんて考えたかなぁ。何気にイエスをディスってるよなぁ。

以上です。普段のブロードキャスティングよりは良かったと思いました。