昔、12年くらい前・・・・・
とても貧乏だった頃、神戸屋レストランでホール(ウェイトレス)をしていた。
一人で6卓くらいを受け持って、大きなお皿を左手と腕に2枚は持ってサーブする。
その間にオーダーをシェフに届け、水を配り、デザートを作る。
「只今、パンが焼きたてでございますがいかがでしょうか?」
と言いながら、卓の間を回って配るという仕事もある。
そのパンだが、朝早くから店の中のパン焼きコーナーで常に焼かれている。
ホールの卓に配って歩くのは、
ミルクパン、麦芽パン、丸パン、いちじくパン、レーズンパンetc.
その中でも大きないちじくパンなどは、端を配られた人が不平を言わないように、
用意するバスケットに入れる前に、端だけは切り落として捨てているのだ。
初めはその行為が信じられなかった。
もちろん客としてきた場合、その切れ端を配られたら、
真ん中の大きな1枚を配られた人と差があると思ってしまうことはあるだろう。
しかし、パンは食べ放題なのだから、端が好きな人もいるのではと思うし、
端を配られたら何度もお代わりを要求すればいいだけのことだ。
でも、バスケットに入る前にその両端はゴミ箱に捨てられる。
かといって従業員である我々アルバイトが持って帰ることも許されないのだ。
神戸屋のパンは本当に美味しい。
その場で切ってサーブするパンは焼きたてなのでもちろんもっと美味しい。
その端を誰も喜ばないからと言って捨てているというのは、
いろんな意味で心が苦しかった。
端っこが大好きなちゃだ、世界中で食べられない子供たち。
この切れはしを捨てる行為は12年経った今もたぶん行われていると思う。
誰もおかしいと思わないことが恐怖だ。
くぅ
今日は雨だったけど、がんばって確定申告に行った。
朝早くに行ったつもりだったけど、車がずらっと駐車待ちをしていて、
かなりの時間がかかってしまった。
中でも椅子に座って順番を待っていたら、
譲渡所得の人はなんだか面倒な話が多いらしく、
一人の人に時間が大幅にかかっていて、対応する職員も少ない。
ビックリしたのはその相談の机がとても足が長くて、
申告に来た人も相談員もその机を挟んで立って話をするのだ。
ややこしい話が多い人もいるのに、座らせてくれてもいいようなものだけど・・・。
昔々、私が自営で確定申告に行っていたときとは大きく様変わりしていた。
椅子に並んで座っていたら、となりのおばさんが話しかけてきて、
「インターネットで申告できるとか言われてもね~私なんか分からないから」
「便利なんだか不便なんだか分からない時代よね~」
と、同意を求められた(苦笑)
ま、私はHPであらかじめ作成した書類を持って行って、
間違っていないかの確認だけしてもらったんだけどね。
それにしても、お役所はしんどい。
これだけの税金を取るのに、Netバンキングからの振込とか出来ないんだよ!
窓口での振込か、口座引落のどちらかになるらしい。
振込は3/14日まで。引落は4/22決済。
引落にして1ヶ月くらい定期で小遣い稼ぎしようかなぁ・・・・。
くぅ
今日は全くダメダメの日。
朝っぱらから不機嫌になり、礼拝も守れなかった。
ずっと唇は口角を下げたまま、文句ばっかりのもったいない一日。
日曜日なのに、昨日のショックから抜け出せない。
くぅ
今朝から早起きをしてバスに揺られて梅田へ行った。
東京近視クリニックというところで、
レーシックの手術をしてもらうはずだった。
その為に今週初めからコンタクトを外して不自由なめがね生活をおくっていた。
でも、適性検査で私はNGだった。
角膜の厚みが薄すぎるという検査の結果、
レーシックもラゼックも角膜強化法もどれもできないとのこと。
ちゃだはレーシックの検査にパスしていたので、
私は一人でものすごく落ち込んだ。
もう、ちゃだの手術時間の15時まで付き合って、
梅田のオアシス書店なんかに行く気分も全くなくて、
歩くのさえおぼつかなくて、なぜ出来ないんだろう・・そればかりぐるぐる考えていた。
座るところを見つけてしばらく座っていると、
ちゃだが自分もレーシックを止めると言いだした。
なんでよ?
ちゃだはコンタクトを外して裸眼の美しさを手に入れられるのに。
でも、ちゃだは「なんでも一緒がいいんだ」「自分だけするのはイヤだ」と言ってくれた。
自分だけが良くなってもそれは全然嬉しくないんだって。
そう言ってくれたので、眼科にキャンセルの電話を入れて、
その場所でもうめがねを外してコンタクトレンズを入れた。
私はどうやって帰ろうかとフラフラの足取りで呆然とした感じだった。
それほど、自分のドライアイでのコンタクトの不快感、
乾いてかさかさになってくる右目の辛さに辟易としていたから、
このレーシックにとても期待していたからだ。
でも、ちゃだが一緒に帰ってくれると言ってくれたので、
やっと気持ちを立て直して帰ってくることができた。
何十万円も用意してこのために積み立てていたけど、
その使い道が全くなくなった。
少しばかり、自分を許して気持ちを豊かにする何かを二人で買おうかな。
これで、一生レーシックとは縁のない生活。
強度の近視とひどくなっていく老眼に付き合っていくしかないんだな・・・。
ちょっと残念だけど、もう割り切ろう。
私と一緒になってくれたちゃだの気持ちも充分に受け取って。
くぅ
長野オリンピック、開会式のブルーインパルスの展示飛行。
映像があった。
この番組は見たけれど、本当に感動した。
開会式で小澤征爾指揮の第九が終わりを告げると共に、
5機のブルーインパルスが低空飛行をして会場の真上に姿を現し、
「レベル・オープナー」「ブレイク・ナウ!」という命令によって、
翼を広げてオリンピック5色のスモークをはきながら通過していく。
その絶妙のタイミング。
どこかの五輪の花火がCGだったのとはわけが違う。
日本の航空自衛隊の精鋭たちの確かな操縦技術。
訓練された一糸乱れぬ組織力。
任務遂行に全力をかけた隊員たちの心意気。
素晴らしい瞬間だった。
https://www.youtube.com/watch?v=qGj_6qJdsSw
感動を・・・ありがとう!
くぅ