「韻を踏む」というのは漢詩などでよく用いられた手法。
例えば七言絶句というものでは、
天門中断楚江開(k-ai)
碧水東流至北廻(k-ai)
両岸青山相対出
孤帆一片日辺来(r-ai)
と言うように3行目以外は初句から韻を踏んでいる。
漢詩はもともと中国から来たのでこれはものすごく歴史のある文章。
それを今の最先端の若者が「ラップ」という曲に使っているのが面白い。
DJ CELORY a.k.a. Mr.BEATS
「大人の責任 feat. CRAZY KEN, 宇多丸, Kダブシャイン」の
Kダブシャインのヴァース
・・・・ってコピーしてきたんだけど、
この文章がもう理解できず、どこかがグループ名でどこかが曲名だろうな・・・
しかしそんなこの曲が見事に韻を踏んでいる。
このあと歴史が判断下す(handankudasu)
食い散らかした残飯食わす(zanpankuwasu)
規制緩和してる基準だって(kijundatte)
てめえらに都合よく自分勝手(jibunkatte)
取るべき責任いつもおろそか(orosoka)
腹切んないならオレらが殺そか(korosoka)
見本見せてくれ「国家の品格」(kokkanohinkaku)
でもそうなるまでコッタも韻書く(kottamoinkaku)
これは凄いとしか言いようがない!!
ラップって古典からものすごく発展した形式だよね。
これを作れる若者の頭の中も素晴らしい!!
くぅ