2021年10月、福島県浪江町の海岸沿いの請戸地区(津波で大集落ごと壊滅)にあった小学校が、「震災遺構 浪江町立請戸小学校」として一般公開が始まりました。
公式サイトはこちらです・・・Googleで「震災遺構浪江町立請戸小学校」とか「震災遺構請戸小学校」で検索してもここにはたどり着けません
https://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/12/29757
ただ、問題はアクセス手段ですね。
上記サイトには、公共交通を利用する場合
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JR常磐線「浪江駅」からタクシーで約15分
※駅前にタクシーは常駐していませんので、各自手配してください。
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とあります。請戸漁港こそ復活したもの周辺は人が住めないエリアとなっており、ニーズがないためコミュニティバスの運行はありません。浪江駅から6km以上離れており徒歩というのも無茶です。
しかし、実は「隣町の原発事故関連施設」を経由して辿り着くことが可能なんですね・・・
請戸小学校から南に2kmあまりの双葉町内に、「東日本大震災・原子力災害伝承館」があります。
この施設は双葉町の復興拠点である複合施設「双葉町産業交流センター」に隣接しており、この施設のニーズに合わせJR常磐線双葉駅から路線バスが運行されています。
https://www.fipo.or.jp/lore/access
平日・土休日を問わず1日10往復以上の便数があり、所要時間6分、運賃200円です。
上記アクセスのページには以下の文言があり、
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当館と震災遺構浪江町立請戸小学校(https://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/12/29194.html)を結ぶ県道254号線も徒歩で通行できますが、工事車両や野生動物に十分お気を付けください。
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同施設側も「車以外で両者を同時に訪問するニーズ」を認識しているわけですね・・・ 但し、上記の請戸小学校のURLは古いままです。