中部運輸局管内のタクシーの営業区域一覧が記載されている資料はこちら
中部運輸局の管轄範囲は「愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・福井県」です。福井県に続き、静岡県のタクシーの営業区域を東部から順に解説していきます。
静岡県内の大半はいずれかの交通圏に含まれており、市郡単位の営業区域なのはほんの僅かです。
東部・伊豆地方については以下の通りです。
富士・富士宮交通圏
富士宮市、富士市
沼津・三島交通圏
沼津市(ただし、平成17年4月1日に編入された旧田方郡戸田村の区域を除く。)、三島市、伊豆の国市(ただし、平成17年4月1日に合併された旧田方郡伊豆長岡町、韮山町の区域に限る。)、田方郡(函南町)、駿東郡(清水町、長泉町)
御殿場交通圏
御殿場市、裾野市、駿東郡(小山町)
伊豆交通圏
沼津市(ただし、平成17年4月1日に編入された旧田方郡戸田村の区域に限る。)熱海市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市(ただし、平成17年4月1日に合併された旧田方郡大仁町の区域に限る。)、賀茂郡
つまり、富士川より東側については、全ての区域がいずれかの交通圏に属しているわけです。特に伊豆半島はほぼ全域が1つの交通圏を形成しており、タクシーによる広域移動が十分あり得る観光客のニーズに即しています。ただ、伊豆の国市のうち旧田方郡伊豆長岡町・韮山町の区域は、沼津市や三島市とのつながりがより強いため、沼津・三島交通圏に含まれています。
なお、富士市域のうち、平成の大合併で富士市に加わった旧富士川町域は富士川の西側に位置し、現在は静岡市の一部となった旧蒲原町や旧由比町と同じく庵原郡に属していました。