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2.迂回ルート上の様子
迂回ルートとなる町道は全線2車線で、特にバス同士のすれ違いに難渋する個所はありません。2か所あるトンネルも大断面で歩道付きです(ストリートビューの例)。
麓からの車でのメインルートである国道480号との合流点の手前の様子。
高野山上の西側にある大門・金堂前・金剛峯寺といったバス停は通常より本数が大きく増えており(バス専用道経由の奥の院前方面のバスは通らないため)、こちらが第一目的地の場合は利便性が向上しています。
金剛峯寺の門前にて。高野山駅前行のバスは、通常<バス専用道経由の場合>と反対側のバス停から発車します。観光シーズンは臨時便を次々発車させており、渋滞による遅延と合わせバス停の時刻表が当てにならないのは通常と同じです。
3.バスが来なくなった区間の様子
一方、女人堂~高野警察前間のバス停はこの迂回運行によりバスが来なくなりました。
高野警察前バス停の標柱<本来は高野山駅前方面側>。時刻表の上から「ここからのバスが運行されていない」旨の貼り紙が貼られています。バックのクラシックな木造建築が警察の幹部交番です。
ただ、正確には1日1往復のみバスが発着しています。京都と高野山を結ぶ高速バスがそれで、以前は奥の院前止まりでしたが、金剛峯寺方面への利便性を図りここまで延長されています。京都行の便は、上記の向かい側のバス停から発車します。
こちらは、正真正銘バスが来なくなった女人堂バス停。50m先からバス専用道が始まります。
バス専用道はここから始まります。手前は極楽橋駅方面に通じる不動坂で、ハイカーで賑わっています。
バス専用道の前には柵が設置されています。以前は詰め所に人員が配置され、一般車が入ってくるのを拒絶していました。
さて、この柵が撤去されバス専用道の通行が再開できるのはいつになるでしょう? 通行止めの原因である「道路構造物の健全度調査」の進捗が気になります。