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茨木市内のバスは、京阪バスの一部のみ他社より安くなりました <9/3追記あり>

大阪府茨木市内のバスは、阪急バス・近鉄バス・京阪バスが運行しています。

うち阪急バスと近鉄バスは2023/9/1から運賃値上げを行い、阪急バスは初乗りが10円アップの230円、近鉄バスが230円均一となりましたが、京阪バスは値上げを行っていません。

京阪バスの大阪府内路線の運賃は「1区=230円・2区=260円・3区=290円」となっていますが、守口市以北の淀川左岸(京阪電車の沿線)では京阪バスがほぼ独占的に運行しているのに対し、淀川右岸(茨木市域・高槻市域など)は他社も運行していることから多くが別体系となっています。

高槻営業所の運賃表を見ると、

https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_takatsuki20230401.pdf

「南茨木駅~JR茨木~阪急茨木~鮎川」(茨木市内)が特区扱いの220円、「JR高槻~阪急高槻~辻子(ずし)」(高槻市内)が辻子特区扱いの220円となっています。前者については同じエリアでより本数の多い阪急バスや近鉄バス、後者については高槻市バスに運賃を合わせた形ですが、現時点では京阪バスの一般路線は値上げ申請をしておらず、10円安い状態はしばらく続きそうです。

ちなみに、同じ茨木市内や高槻市内でも、鮎川バス停・辻子バス停より淀川に近い側はほぼ京阪バスオンリーなため、左岸同等に京阪バス標準の「1区=230円」の運賃が適用されています。高槻営業所もこのエリア内に含まれます。

また、寝屋川営業所の運賃表を見ると、

https://www.keihanbus.jp/local/pdf/fare_neyagawa20230401.pdf

寝屋川茨木線(JR茨木東口~摂南大学~寝屋川市駅)のうち茨木市内に相当するJR茨木東口~阪急茨木南口~目垣間が特区扱いの220円となっているほか、守口上新庄線(JR吹田~京阪守口市駅~摂南大学)のうち吹田市内に相当するJR吹田~御旅町間が特区扱いの220円、大阪市内に相当する御旅町~土居間が210円均一となっています。吹田市内は阪急バスに、大阪市内は大阪シティバス(もと大阪市バス)に合わせた運賃設定ですが、吹田市内も茨木市内同様京阪バスのみ10円安くなった形です。

 

<9/3追記>

高槻市内の淀川に近いエリアですが、京阪バスのほかに高槻市バス(この地区では運賃220円均一のまま)の路線もあります。

https://www.citybus.city.takatsuki.osaka.jp/rosen/

但し、高槻市バスの路線が高槻市中心部を指向しているのに対し、京阪バスの路線は必ずしもそうでないことから、運賃は敢えて統一していないようですね。

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