ブログ記事「神戸空港サブターミナル工事の状況(2024/9/23時点)」の続報です。
神戸空港で整備が進められていたサブターミナルビルですが、正式名称が「神戸空港第2ターミナルビル」に決まり、オープン日も「2025/4/18」と決まりました。
https://www.city.kobe.lg.jp/a11380/314176000557.html
上記ブログ記事で書いた通り搭乗待合室は国際線用・国内線用の2か所設けられる予定ですが、このブログ記事を書いている時点では国際線チャーター便の利用のみが発表されており、一部報道では「国際線に特化した旅客ターミナル」となっています。
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_28702.html
確かに、現在国内線に就航している各社とも自前のカウンターを確保できており、よほどの増便予定でもない限り敢えて「ポートライナーの駅から離れかつランプバス利用が必須となる第2ターミナルへの移転」はしないものと考えられます。今後新規参入を表明する国内航空会社の有無に注目です。
こちらでは、2024/12/7時点の第2ターミナルビルおよび周囲の工事の様子を報告します。
第1ターミナルビル前のバス発着場の西端から、第2ターミナルビルを望む。建物そのもののデザインも色合いもシンプルです。東側壁面の南半分には窓がありません。
これまでは歩行者に限り第2ターミナルビル南側の道路を通行できましたが、2024/11/1からランプバス通路相当部分が通行不可となり、北側の道路に迂回する形となっています。手前の管制塔入口のあたりまでは通行可能なようですが、警備員の目があり気が引けるので近づいてはいません。
第2ターミナルビル工事に伴い全面通行止めのうえ再整備されていた第2ターミナルビル北側の道路ですが、歩行者のみ通行できるようになっています。
第2ターミナルビルの車寄せの様子。国際チャーター便のみであれば、通常の空港連絡バスは乗り入れないことでしょう。
北側道路から見た2か所のエントランスの様子。
道路を挟んだ北側では緑地整備が行われているようですが、第2ターミナルビルオープン時点で暫定開放にまでこぎつけられるでしょうか?
第2ターミナルビルの建物の西側は、1階についてはランプバス発着場および旅客の手荷物などの取り扱い場所になります。2階はどうなるのでしょう?
その西側では、平面駐車場の工事中です。
この北側道路ですが、計画では4車線のところ、第2ターミナルビル北側部分以外は暫定2車線で整備され、本来東行車線となる部分は当面はただの空き地になります。確かに、この先にあるのは「エアバスヘリコプターの拠点」「遊覧飛行と操縦訓練の拠点」「兵庫県・神戸市の航空機による消防の拠点」「結婚式場<グランピング施設併設>」「神戸空港島西緑地」が全てなので、4車線を必要とする交通量はまず見込めませんが。2枚目の写真に写っているバスは、「結婚式場<グランピング施設併設>」と神戸空港第1ターミナルビルを結ぶ無料送迎バスです。
2024/10/31までは、歩行者に限りここから第2ターミナルビル南側の道路を通って神戸空港第1ターミナルビル方面に行けました。今は工事用車両以外は通れず、さらに半分が掘り返されています。この先がランプバスの通路と交差する以上、工事完了後は道路として活用される目はないでしょう。
その先の望遠写真。