関連ブログ・・・2021/7/15付「那覇~粟国の航空便、7/21に再開(片道14000円)」
この航路が再開後1年を経た節目(天候不順などで実際の再開初便は2021/7/28でした)で、地元紙「沖縄タイムス」が記事にしました。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/998420 ※多良間・波照間航路に関する記載もありますが、こちらは別ブログ記事で触れます
現在はあくまでもチャーター便扱いであり、地元粟国村や沖縄県は定期便化を望むものの、搭乗率が平均4割(19人乗りの機材なので、1便あたり8人に届かない)にとどまります。
確かに粟国島には「ここにしかない目玉的な観光スポット」があるわけではなく、島民・島外からを問わず用務が乗客の中心となりますが、島民からするといくら所要時間が短くて運賃5000円(島民割引)でも、本島に日帰りできるわけではなく<ちなみに所要時間2時間のフェリーも1日1往復でやはり日帰りできない>、さらに2015年の事故の記憶もまだ生々しい(沖縄タイムスの別記事参照)だけに、なかなか利用拡大は難しいのでしょうね。
見出しには「常に満席でも赤字」とありますが、よほどの特別な例を除いて、人口数千人未満の離島の交通手段で黒字というのはまずないでしょうね。粟国村公式サイトによれば、人口は2022年6月30日時点で680人にすぎません。