関連ブログ・・・2021/11/4付「2022年1月までの日曜祝日は、高知市内の路面電車やバスは運賃無料」
高知市では、公共交通の利用者を何とか増やして事業者の赤字を軽減しようと、あの手この手の策を打ち出しています。
9月1日からは、高知市とその周辺を走る路面電車、そして県内の大半のバスで利用可能なICカード「ですか」2万枚を市民対象に無料で配布中です。
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/589337
http://www.desuca.co.jp/desuca_present_campaign2022/
https://www.tosaden.co.jp/info/dtl.php?ID=1896
事業主体はバス・路面電車を運行する「とさでん交通」(株主は高知県と県内市町村で100%)ですが、高知市がこの2万枚の発行費の半額700万円を補助します。無料配布するICカードには100円があらかじめチャージされており、本来必要なデポジット500円は不要です。
ちなみに、この「ですか」は高知県内以外の交通事業者、およびJR四国では使えません。
http://www.desuca.co.jp/area.php
SuicaやPASMOなどとはそもそもICカードの規格が異なるため、香川県ローカルのICカード「IruCa」と異なり片乗り入れ対応(SuicaやPASMOでも利用可能にすること)は完全不可能です。
そして、運賃支払い時にICカードが残額不足になった際に不足分を現金で支払うことはできず、最低単位1000円のチャージを行うか、さもなくば全額を現金で支払わねばなりません・・・ 県外からの客にとっては使い勝手が悪いことは確かです。
<11/11追記>
この無料配布ですが、11月7日にようやく?予定数の2万枚に達したため、終了となりました。