全国交通ニュースブログ

阪神バスの一般路線で2023/9以降運賃値上げ <5/31追記あり>

関連ブログ・・・2023/4/1付「阪急バスの大阪・阪神エリアで2023/9以降運賃値上げ

阪神間中心に路線バスを運行する阪神バスは、同じ阪急阪神東宝グループでバスカード「hanica」を共同で発行する阪急バスと同じく、2023/9頃に運賃を値上げします。

https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/unchinkaitei20230331.pdf

但し、阪急バスと異なり国土交通省への値上げ申請はまだ行っておらず、2023/5に道路運送法施行規則の一部が改正されて阪神バスの規模の事業者について国土交通省本省ではなく地方運輸局の権限で許認可が可能になるのを待って、近畿運輸局に申請するとのこと。確かにバス事業者からすればその方が何かと手間がかからなくていいですからね・・・

阪神バスの路線は都市部にしては距離が長いものが多い(阪神杭瀬駅北~宝塚、阪神甲子園~宝塚など10kmを超えるものもあり)で、以前は特殊区間制を採用していましたが、2002年に原則全線均一運賃に切り替えました。これにより長く乗車する分には値下げとなり、現時点でも割安感がありますが、今回の値上げでは運賃制度自体は変えず、その均一運賃を値上げするだけにとどまっています。

現在の均一運賃は原則220円で、尼崎市内については上記関連ブログに書いた通り旧尼崎市バスから引き継いだ路線も含め210円均一(尼崎特区)、そして神戸市内区間のうち甲南本通以西(神戸特区=神戸市バスに同調)と大阪市内区間(大阪特区=大阪シティバスに同調)も210円均一となっていますが、今回は尼崎特区を廃止して他区間と同じく230円均一に統一します。神戸特区と大阪特区は据え置きです。

ちなみに、大阪特区についてはいずれの路線も現時点で土曜休日に1便ずつ走っているだけの有名無実な存在になっています=2002年の全線均一運賃化の時点ではそこそこの本数があったのですが そして、阪神バスの伊丹市内区間<イオンモール伊丹昆陽最寄りの池尻バス停とその前後>は伊丹市バスの210円よりも割高な220円となっており、阪急バスと異なり同調はしていません。

 

<5/31追記>

道路運送法施行規則の一部改正を受けて、阪神バスは2023/5/31付で近畿運輸局に値上げを申請しました。

https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/unchinkaitei20230531.pdf

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「路線バス<運賃関係>」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事